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ハワイの神様が
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HULA & LOMILOMI
in Yokohama

(PB71) コロンビア「ダンスの力」

2010-12-23 00:32:23 | 旅の出来事(海外編)

コロンビアと言って思い浮かぶのは、コロンビアコーヒー、ハリウッドの映画会社、レコード会社、アウトドアアパレルメーカー?・・・他にはすぐに思いつかない・・・。なんと乏しい私の知識。

中南米諸国では治安があまり良くないのでフリーではなく、なるべくツアーに入って行動したほうがいいといわれていたのでここでは「貧困に打ち勝つダンスの力」というタイトルのツアーに参加した。

ここコロンビアの国は貧困の差が激しい国でもあるらしい。バスで街中を通ったが、はっきり言って街全体がすごく汚い。ちょっと不衛生な感じ。港から20分くらいバスで走った所にその建物はあった。「コレヒオ・デル・クエルポ」「体の学校」というらしい。

           

ラテンアメリカ屈指のダンスカンパニーだそうだ。貧困や身分の格差など、子供たちを取り巻く問題を子供たち自身が乗り越えられるよう、ダンスや芸術を教えている場所。またダンスだけでなく生きていくにおいて必要なことや調和を周りの人々から学んで行くのです。これはハワイにおけるフラ・ハーラウと同じ意味合いを持ってるね。

体を使って何か表現できる。肉体のできる限りを使う。ダンスに集中させることで貧しい生活を送っている子供たちをさまざまな非行から救うのだ。この中からは世界的なダンサーが育って行っているらしい。素晴らしいことだ。まずはビデオを見る。そのあと彼らのダンスをたっぷり見させていただいた。

           

体のバネがすごい!しなやかで強いのだ!・・・あ~~、あの子にカヒコ踊ってもらいたいな~~。という子もいた。みんな素晴らしいダンサーだ。しかし、より目を引く子は体全体のバランスの使い方を本能的に知っているんだと思う。派手さはないけれども、とても美しい。体を使いまくって動かしゃあいいってもんでもない。大振りに激しく動く者に皆目を奪われがちだが、私のダンスの好みはそうではない。これは好き嫌いだからしょうがない。

          

さて、その後は私たちのワークショップだ。まずは横になって体を伸ばしたり、縮めたリ。その次は瞬時に作るグループごとの全体的な塊としての美しさを表す。・・・なんだかこっぱずかしい。その次は個人個人の表現としてダンスを次の人に繋げていくのだ。全員の前でひとりずつ数秒間だけれども創作ダンスをしなくてはならないのだ・・・。やめてくれよー、そんなこと!まじ、はずかしい。フラ以外の創作ダンスなんて考えられない。タコ踊りにでもなりそうだ・・・。だいいち陸酔いしていてずっと体が船に揺られているようにユーラユ~~ラしていて足がまともに地についていないんだから・・・。

でも、確実に私の順番は回ってきた。なにをどんなふうに踊ったかはもう忘れてしまったが(というか忘れてしまいたい!)私はお好みのダンサー繋げられたことで大満足だったのでした。

ダンス・・・踊るということは無心になれる。悪さを考えている時間はない。みんなどんなダンスでも踊れば心奪われる。心から踊る。ソウルが、魂が感じる。空気の中にそのエネルギーが融合する。肉体の極限はどこまで続くのだろう。人は踊る。踊らずにはいられないのだ。ここでも国境や言語の境目はなかった。みんなが一つになってそのエネルギーの中に存在するのだ。



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