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in Yokohama

(PB71) 大西洋と太平洋をつなぐパナマ運河通過

2010-12-23 01:01:21 | 旅の出来事(海外編)

先日17日にカリブ海のパナマを出て太平洋へと続くパナマ運河を通過した。この運河は1914年に開通したそうです。

全長80キロ。この運河ができるまではグル~~っと回って太平洋に出なければなりませんでした。今ではそのころに比べると半分くらいの距離を短縮できているそうです。燃料も時間も節約できますね。

皆さん知ってましたか?大西洋と太平洋では海面の高さが違うそうです。私は知りませんでした。だからそのまま単純にスエズ運河のように地を掘ってつなげるわけにはいかなかったそう・・・。

26mもの高さの山越えをしないとならないのです。そのために船のエレベーターの役目をするものが必要だったのです。「閘門・こうもん」と言って3段階に水位を分けてそれらの水を上下させながら徐々に船体を上げていくのです。

パナマのガトゥン湖にはこれがあります。これを通過するとパナマ運河に入ります。これは船旅でないと絶対に味わえない貴重な体験です。しかし門には大きさがありどの船も通過できるわけではありません。長さ295m、幅33mまでに限られるそうです。

しかし、このサイズでは限界があり不便だということで只今拡張工事が行われているそうです。完成は2014年もうすぐですね。皆さんも船でパナマ運河を通過してみてはいかがですか?

通過の日はまだ具合も今一つで、明け方4時ころから目が覚めていた。シャワーに入って体を温めたり、部屋でなんだかんだゴロゴロしていた。まだ太陽の出てくる時間ではない。するといきなり朝っぱらからピンポンパンポン~。と船内放送。何~~?こんな朝早くから?!まだ6時前だよ!「ただ今パナマを出航してガトゥン湖を通過します」とのアナウンス。ガトゥン湖はパナマ運河のために作られた人口湖です。そっか、この時間がパナマ運河通過だったんだ。起きててラッキー!支度をしてデッキに上がる。

           

そういえば最上階のデッキも明け方からオープンするって書いてあったな。デッキにはもうすでに何人かの人がカメラをかまえて閘門到着を心待ちにしていた。しばらくすると最上階への扉がオープンした。みんなもちろん見晴らしのいい一番前を陣取りたい。私も運よく見晴らしのいいところを何とかおさえられた。

まだ真っ暗。遠くに明かりが見える。あれが太平洋へと続く門なんだな。ゆっくり、ゆっくり近づいていく。だんだん人が周りに集まってくる。シャッターを切る音やフラッシュが周りで多くなってくる。夜も白み始めてきた

         

ゆっくり時間をかけて船はその光のほうへと近づいて行った。すでに門の中に先客の船があった。あー、上がってる。あーやって水の高さを合わせていくんだなー。隣にいたおばさんは前日ガトゥン閘門のツアーに参加していたらしく、彼女の友人にしきりに仕組みなどを説明している。私は横で耳を傾けていた。私はツアーに何も参加せず、街を一人でブラブラウィンドウショッピングをしていました。

           

さてさて、前の船も最終段階を終了したのでいよいよ私たちの第1閘門が開きます。お~~!門が開くとゆっくり船体が中に入っていく。門が開くクライマックスの一瞬をカメラに収めようと皆さん必死です。

                       

ふと横を見ると隣の門にも違う船が入ってきました閘門は二つあります。このオセアニック号より若干小さめの船。やはり皆さんデッキに出てきて写真撮ったり、お互いに手を振り合ったりしてる。あちらの船をみると乗船客はご年配の白人の方が多いように見える。どこからのクルーズだろう。こうやって船旅をしてみると他の客船にもよく出会う。大きい港には必ず他の豪華客船が停まっている。みんな船旅を楽しんでるんだな~。

さて、デッキに上がってから約2時間も経ったでしょうか・・・日はすっかり上がってきています。船は3つの門を無事に通過しゆっくりパナマ運河を太平洋に向かって進みます。

          

しばらく行くと左手にはパナマシティの高層ビル群が見えます。水の色は濁った土色です。これを超えると太平洋がもうすぐというアメリカ橋。見どころらしいです。運河の色が少しずつ変わってきました。だんだん海の色に近くなってきたようです。太平洋はもうすぐそこです!



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