実はこのブログ1ヶ月前に書いて下書きにいれたまま忘れていました…。合宿が終わった後に生徒に送ったメールの中に大事だからブログに残しておこうと思ったので下書きに入れておいたのでした。
今、なにげにあれ?なんだっけ?って思って開けたらこのブログだったのでもう1ヶ月も経ってしまったけど追筆して載せます。
さて、ここからです。
今年の夏休み合宿のワークでみなさんが習ったイプビートがありますが、リズムを打ちチャントを唱える人はHoʻopaʻa (ホオパア) です。
ダンスをする人、ダンサーはʻŌlapa (オーラパ) です。
ʻŌlelo noʻeau o Hawaii (ハワイのことわざ)
I leʻa ka hula i ka hoʻopaʻa / フラが心地よく楽しいのはホオパア(ドラマー)のおかげ
フラではダンサーが注目されますが実はカヒコではホオパアが重要な役割を担っています。
アウアナでも同じですね。ミュージシャンがうまいとフラものってきます(*^^*)
支える者あってこそ表舞台の人が楽しそうに、美しく見え、活きるのです。
どんな役割の人にもお互いに感謝をし合いましょう。という格言ですね。
言葉(チャント)だけあってもフラにはならず、そこには打楽器のビートが必要です。(元々はフラカヒコのスタイルしかありませんでしたからね!)
打楽器のビートはとても単調かもしれませんが、単調ということはシンプルということです。
フラはシンプルなダンスです。
シンプルゆえに、やはり基礎力がしっかりしないと…なんですね。
ホオパアは自分とダンサーの呼吸をしっかり合わせ音を刻みます。
フラダンサーはダンス中そのビートの中で物語を繰り広げます。
どちらもリズム感が必要です。
特にホオパアのリズム感、叩き出す音、深い声は重要です。
なぜ?
だって、フラになる前の一番大事な部分だからです。
ホオパアはフラダンサーのステップが変わっても一定のビートを叩き続けます。変調の場合は間合いも大事です。
そして、フラダンサーはビートが鳴り終わるまでステップを踏み続けます。
フラとは言葉を紡ぎながらリズムとビートを叩き出す者と、それをしっかり受け取り全身を使って表現をする者とで成り立っています。
フラダンサーはホオパアが存在しなければフラダンサーにはなれません。
ホオパアになるためにはダンサーとして完全にリズムとタイミングがとやるようにならないとなりません。
ハワイではクムにダンサーとして認められた者、ダンサーとしてエキスパートだと認められなければホオパアにはなれません。
私もクムケアラからダンサーとしてのウニキを受けました。
フラダンサーをリードして楽しんで踊ってもらえるよう日々の練習も欠かせません。
ホオパアが楽しんで奏でていればダンサーは心地よく踊れるでしょう!
ついつい表舞台に立っているダンサーは時間の経過とともに自分たちがいてこそのフラ!と勘違いを始める人もいるようですがホオパアやミュージシャンには敬意をはらう事を忘れないようにしたいものです。
お互いにひとつの歴史を芸術として残していく意識をもつのです。
共に鼓動を感じ、奏でるのです。
*ホオパアのレッスン受け付けます。
*リモート、出張どちらもできます。
*遠慮なくお問い合わせくださいね!
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