実車になるべく沿うかたちで、極低速でもなんとか走るように改造を施してみました。
発売のアナウンス、そして実際に発売・出荷されて瞬く間に話題となった、グリーンマックス製のNゲージ、『マルチプルタイタンパー』。
実はぼく、この商品が出るまでこんなメンテナンス用の車輌があるなんて知りませんでした。
それで、実車はその作業の特性上、ウルトラスローで走るというじゃないですが。
もともと自分、ジワジワっと動く鉄道模型、好きです。
本機は、一応グリーンマックスでは「低速を実現した」と謳っていますが、まあそこはアレ。この会社ですから、文言通りには行かず。
ぼくが所有している個体は、破損対応の交換品で(販売店によって)、初代は結構低速でも走ってくれて、「こりゃいいね」と言っていたのですが、代替え品の2代目はどうもイマイチよろしくない。
まあ、元々がNゲージって低速では走らせ難いですよね。
でも、本機の場合、どうにか低速、あわよくば極低速で走らせられないかなー、と試行錯誤をしていたら、どうも車輪のレールへの荷重がやや足りないのでは? という着眼点になりました。
そこで、初めは先頭車両をバラしてみて、どこかに重りが入らないか確認して、先端部に小ねじの山を接着してみました。
この状態で試験走行してみると、まあ「ないよりかはマシ」程度の改善でbestではありません。
そこで、次におもりを結構固定できそうなことが解ったので本格的なウェイトを購入して、追加で施工をしました(上の写真がその状態)。
プラスして、発売時からこれも言われていた、天井から照明が透けて漏れてしまうのの対策をしてみました(「走りが悪い」という声も超多かった)。
作業は簡単、アルミホイルを小さく切って接着、遮光しただけです。
ただし、後ろの車輌は隔壁部がしっかりと接着されていて、ここは処理ができませんでした。
それで結果はどうなったかって?
暗所なので汚い動画になりますが、このぐらいのスローなら安定して走るようになりました。
□動画
改造 グリーンマックス GREENMAX 4709 [マルチプルタイタンパー 09-16 プラッサー&トイラー純正色 動力付き]
※長くてすみません。後半のほうが極低速走行です。
どうでしょうか? ぼくは使っているレールが旧いのでいくら研磨してもこれぐらいが限界っぽいですが、現行品のグレー色のレールならもっと低速でも走るようになるかもしれません。
もちろんこんなこと自己責任ですが、元々が軽すぎて「おもちゃ感が満載」という声もあったので、そういう意味でもウェイトの仕込みはありだと思いました。
かなりズッシリとしましたからね。
今度はバラスト車でしたっけ? 対になるのかな、似た系統の車輌が2017年の夏頃に販売が予定されているそうなので、それはもっと改善した状態を期待して、多分そっちも買っちゃうと思います。
働く車両って、とにかくオトコの子は憧れませんか?
やかん