家の人から借りて久しぶりにライドしたブリヂストン・ジョシスワゴン(ファミリーネーム、ジョシ子)。購入からだいぶ時間が経って、そしてその間にいろいろな自転車に乗ってきた流れから、主に“ポジション”について気になりだした今日この頃。
そんな話を前にしましたが、そこで今回、ちょこっとカスタムを施してあげることにしました。
格差激しい2と3
そもそも、そんなにぼくは身体が大柄ではなく、家の人ともそれほど体格に差がないのになぜポジションなどが気になったのか。
それは個人的に、ジョシ子の内装3段ギアの比率にクセを感じたからです。具体的には、1,2と3の間が極端に離れている気がする、というものです。1と2(それぞれ軽、中)では漕ぐ足にそれほど負担は掛からないので、身体自体のポジション(姿勢)もけっこうアバウトでOKです。感じとして、“フラか～、フラか～”とゆる～く乗れます。
しかし、3(重)にした途端、突然ペダルが俄然抵抗をはじめます。ちょっとやそっとでは前に進んでくれません。付け加えると、この重いギアに対し、最適に踏み込める姿勢にするのも厳しいです。自転車に相当慣れているぼくでもこのように感じるので、同じ感覚を持たれる方はけっこういると想像します。
それで、3が極端に重いのは仕様なのでもう仕方がないとして(逆を言えば、しっかり踏めれば速く移動できる)、この時にすこしでも漕ぎやすくなる手段を講じなければいけません。
そこで今回至ったのが、(自転車自身の)ポジション調整です。
やれる範囲でいいから
先述したように、3になるとギアが重くなり、加えてペダリングもしんどくなる。これは、いざそうなった時に真面目に漕ごうとしても、身体がそれにあった状態に持って行けない、という理由によるものです。一般的に重いギアを踏む場合は、身体を前傾姿勢にするケースが多いですが、ジョシ子はそういう自転車ではありませんし、構造的にもそれは限界があります。写真で分かるようにかなり後ろ乗りの作りです。
身体が窮屈な状態に押し込まれ、ポテンシャルが発揮できないのですが、ジョシ子の場合、ハンドルとサドルのポジション調整で対処するのがひとつの手だと考えています。
実際におこなった作業は、サドル位置を後ろに下げつつ角度を前上がりにして、腰回りをしっかり落ち着かせ、なるべくペダリングをしやすく(強く踏み込めるように)します。
そして、ハンドル位置を僅かに前に倒し、上体にゆとりを持たせつつもやや前屈みにも移行できるようにアレンジしました。
結果は、まずまず。特に前回のライドでは、確実なペダリングに必須の腰回りの固定がとにかく出来ず、まったく下肢に力を送り込めなかったのですが、今回はかなり改善しました。かといって、1,2の時のゆるさは相変わらずなので、ジョシ子らしさはいっさい失っていません。ブリヂストン・サイクルには信頼を置いていますが、そうはいっても各人それぞれに体格も体力も乗り方も異なるので、可能であれば今回のようなちょっとした調整は効果的だと思います。
(写真上：変更前、下：変更後)
サドルの位置と角度を変更。レールのサビがわかりやすいと思うが、僅かに後ろにスライドし、併せて前上がりにした。変更前は、ペダルに対しサドルの位置が前に感じ、またしっかり漕ごうとすると下半身が自然に前に出てきてしまっていた。高さ変更は行わず。
(写真上：変更前、下：変更後)
ハンドルは角度を変更。サドル位置を後ろに下げたのに合わせて手前に持ってくるのではなく、逆にやや前に倒した。これにより、上体はいままでよりも前に移動し、身体の加重バランスが極端に後ろに寄ることを防止。レバー角度も見直した。高さ変更は行わず。
ちなみに、今回の調整に大きな注意点があります。それは、ハンドル位置を変えるにあたってステムの4本のボルトをゆるめなくてはならないのですが、これが半端なく硬い。しっかりした工具でも一筋縄ではいかなかったので、中途半端なものでやったら確実にどちらもダメにします。それと、ステムのボルト固定には決まり事というかコツがあるので、この作業は買われた自転車店への依頼を強くお奨めします。慣れているぼくでも、「コレはなに？ ちょっといくらなんでも硬すぎなんじゃない？」とビビりました。
それと、ハンドルには(赤枠で囲った箇所に)調整に便利な指針が刻まれていますが、変更はくれぐれも“僅か”ずつで。人間はちょっとの変化でも意外と感じ取れます。今回もたった1目盛りしか変更していません(サドルも僅か)。最初の位置をマークしておくこともお忘れなくー。
やかん
そんな話を前にしましたが、そこで今回、ちょこっとカスタムを施してあげることにしました。
格差激しい2と3
そもそも、そんなにぼくは身体が大柄ではなく、家の人ともそれほど体格に差がないのになぜポジションなどが気になったのか。
それは個人的に、ジョシ子の内装3段ギアの比率にクセを感じたからです。具体的には、1,2と3の間が極端に離れている気がする、というものです。1と2(それぞれ軽、中)では漕ぐ足にそれほど負担は掛からないので、身体自体のポジション(姿勢)もけっこうアバウトでOKです。感じとして、“フラか～、フラか～”とゆる～く乗れます。
しかし、3(重)にした途端、突然ペダルが俄然抵抗をはじめます。ちょっとやそっとでは前に進んでくれません。付け加えると、この重いギアに対し、最適に踏み込める姿勢にするのも厳しいです。自転車に相当慣れているぼくでもこのように感じるので、同じ感覚を持たれる方はけっこういると想像します。
それで、3が極端に重いのは仕様なのでもう仕方がないとして(逆を言えば、しっかり踏めれば速く移動できる)、この時にすこしでも漕ぎやすくなる手段を講じなければいけません。
そこで今回至ったのが、(自転車自身の)ポジション調整です。
やれる範囲でいいから
先述したように、3になるとギアが重くなり、加えてペダリングもしんどくなる。これは、いざそうなった時に真面目に漕ごうとしても、身体がそれにあった状態に持って行けない、という理由によるものです。一般的に重いギアを踏む場合は、身体を前傾姿勢にするケースが多いですが、ジョシ子はそういう自転車ではありませんし、構造的にもそれは限界があります。写真で分かるようにかなり後ろ乗りの作りです。
身体が窮屈な状態に押し込まれ、ポテンシャルが発揮できないのですが、ジョシ子の場合、ハンドルとサドルのポジション調整で対処するのがひとつの手だと考えています。
実際におこなった作業は、サドル位置を後ろに下げつつ角度を前上がりにして、腰回りをしっかり落ち着かせ、なるべくペダリングをしやすく(強く踏み込めるように)します。
そして、ハンドル位置を僅かに前に倒し、上体にゆとりを持たせつつもやや前屈みにも移行できるようにアレンジしました。
結果は、まずまず。特に前回のライドでは、確実なペダリングに必須の腰回りの固定がとにかく出来ず、まったく下肢に力を送り込めなかったのですが、今回はかなり改善しました。かといって、1,2の時のゆるさは相変わらずなので、ジョシ子らしさはいっさい失っていません。ブリヂストン・サイクルには信頼を置いていますが、そうはいっても各人それぞれに体格も体力も乗り方も異なるので、可能であれば今回のようなちょっとした調整は効果的だと思います。
(写真上：変更前、下：変更後)
サドルの位置と角度を変更。レールのサビがわかりやすいと思うが、僅かに後ろにスライドし、併せて前上がりにした。変更前は、ペダルに対しサドルの位置が前に感じ、またしっかり漕ごうとすると下半身が自然に前に出てきてしまっていた。高さ変更は行わず。
(写真上：変更前、下：変更後)
ハンドルは角度を変更。サドル位置を後ろに下げたのに合わせて手前に持ってくるのではなく、逆にやや前に倒した。これにより、上体はいままでよりも前に移動し、身体の加重バランスが極端に後ろに寄ることを防止。レバー角度も見直した。高さ変更は行わず。
ちなみに、今回の調整に大きな注意点があります。それは、ハンドル位置を変えるにあたってステムの4本のボルトをゆるめなくてはならないのですが、これが半端なく硬い。しっかりした工具でも一筋縄ではいかなかったので、中途半端なものでやったら確実にどちらもダメにします。それと、ステムのボルト固定には決まり事というかコツがあるので、この作業は買われた自転車店への依頼を強くお奨めします。慣れているぼくでも、「コレはなに？ ちょっといくらなんでも硬すぎなんじゃない？」とビビりました。
それと、ハンドルには(赤枠で囲った箇所に)調整に便利な指針が刻まれていますが、変更はくれぐれも“僅か”ずつで。人間はちょっとの変化でも意外と感じ取れます。今回もたった1目盛りしか変更していません(サドルも僅か)。最初の位置をマークしておくこともお忘れなくー。
やかん
