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■注意 TOMIX マルチレールクリーニングカーは簡単に壊れる(品番:6425)

2016-01-30 17:40:59 | 鉄道(Nゲージ他)
 表題通りです。2015年12月に購入して2016年1月アタマにはもう壊れました。トミーテックの対応も、ナカナカ。

 
 自分は、Nゲージ20年以上ブランクの復帰組で、TOMIXの古いレールを使っています(茶色のもの)。

 レールは当然かなり腐食が進んでいると思われ、一応はクリーニングしてみましたが、走らせる車両も古い為か、給電はどうもイマイチです。

 レールを床置していますが、そこそこに埃も舞い、また過去の使用ではレールの清掃などはしていなかったので、当時からの汚れも堆積していたものと思われます。

 そんな中、何かのキッカケで本機、マルチレールクリーニングカーの存在を知り、現行品である型番:6425を購入してみました。

 その働きは想像以上のもので、レールの乾式&湿式クリーニング、吸引ファンによる埃の除去。

 どれも目視で判断できる程のクリーニング効果が得られました。

 通販サイトのレビューを見ても、走行前は必ず湿式クリーニングを行う人もいるようで、良い商品を買ったと思いました。

 実は結構以前から存在する商品のようですね(マイナーチェンジは行われている)。


 そして今回の表題。その、設計が古い為かある弱点があるようで、この度、簡単に壊れてしまいました。

 具体的には、車輪内側の金属部品が疲労によりねじ切れて、パワーユニットのブレーカーが落ちてしまう、という症状。

 車輪金属部がねじ切れている、というのは後ほど解った話なのですが、とにかく困るので、立石のサービスに電話をし、購入時期的に早過ぎるのでは? という旨を伝え、修理工場に着払いで送る事に。

 年末年始を挟み、サービスが止まっていた事で修理品が大量にあるという事で、修理にはかなりの時間を要し、先日、ようやく手元に戻って来ました。

 そこで箱を開梱し、修理伝票を見て、故障の原因を知ったのですが、その他、なかなか受け入れがたい記述が見受けられました。

 以下に、伝票のスキャンを貼っておきます。


 どうですか? 負荷が掛かり破損しやすいのが解っているのなら、対策を取るべきでは?

 そして、購入時期に関わらず本来は無償対応はしない、と。

 え? そこそこ大きな会社ですよねぇ?


 それで、これは最近Nゲージに復帰して疑問にも感じたのですが、TOMIXは製品に保証を付けてないそうなのです。

 明らかな初期不良は対応するが、それ以外は、どんなにすぐに壊れても、1年以内に壊れても保証ナシ。

 はい? こんな精密商品なのにそんな対応なの? 正直、げんなりしましたね。失望の嵐です。

 今回の件、納得いかない事だらけなので追っかけてみました。

 まず、破損については、メーカーで言う「旧集電板」を使っている関係上、起こり得る事と。巷では「従来集電」と言われているヤツですね。

 マルチレールクリーニングカーの基本設計が古いのが悪さをしました。

 新型の集電板に変更になる予定は、今のところないそうです。

 メーカーで壊れやすい事を認めているのに、なんともナイ話しです。

 そして、保証期限もやはり設けていない、と。人によって使用頻度がマチマチになるからだそうです。

 オイオイ、例えば壁掛け時計なんて購入したらその日から一生動いているぜ。それでも、最低1年の保証期限が設けられているよ?

 使用頻度の話しとか関係ないでしょ? このメーカーの姿勢に『?』マークが大量に付きましたね。


 ただ、そのまま「ハイそうですか」と引き下がる事もしませんでした。

 まず、今回の金属破断の原因を特定。それは、一方向に集中して走らせ過ぎたのがひとつ理由では? という事です。確かに、ほとんど同じ方向で走らせていました。

 現に車輪全部が、一方向に偏摩耗していたそうです。

 ですから、今後も充分に起こりうる今回の「メーカーによる欠陥」は、マルチレールクリーニングカーの走らせる方向をローテーションさせてやる事で、ある程度防げる事が解りました。

 また、当然この短期間で壊れた訳ですから、また起こる可能性はあり、都度、工場に送っていたら新品買い直しの方が安く済みます。

 対策として、品番:0651という商品が、この従来集電タイプの車輪4つが入っている部品になるそうで、ユーザーで交換できれば安く済みます、と。


 これは良い事を聞きました。また必ずどこかのタイミングで破断する筈ですからね。


 という事で、国鉄ぱっかり製品化しててなんだかなー、この会社とか思ってましたが、やっぱりそれなりに酷いモノの考えのようです。

 困りますね。国内2大巨頭の1つがこれでは。おまけに、今やほとんどの生産を大陸に移換してますから


 なお、擁護する気はないですが、マルチレールクリーニングカーの成果はあらためて報告しておきます。

 1度自分で清掃したレールでも、それなりに吸引ファンで埃が集塵されました。しっかり労働はしてくれます。

 乾式ディスクも湿式ディスクも、古いレールにはかなりの効果ありかと。特に、湿式クリーニングはびっくりするぐらい汚れます。走らせる前に1度湿式掛ける人の気持が解りました。

 試しに無清掃のレールを、乾式→湿式→吸引とやってみたら、とんでもない量の埃が。クリーニング性能にウソ偽りはないようです。

 と、製品の働き振りはとても良いので、旧来型から引きずっている欠陥部分が残念です。

 まあ、それを放置したままの会社の体制が1番問題なのですが。


 これから導入する予定の人は、ぜひ留意ください。今度発売される、セット商品(ホワイトのやつ)もおんなじだと思いますよ。

 早く新集電板の仕様に変更してちょうだい

 
 

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やかん

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2 コメント

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Unknown (ななしさん)
2018-04-28 15:45:51
こんにちは

マルチレールクリーニングカーの車輪摩耗はおかしいですね。確かに新集電になって10年くらい経つと思いますマイナーチェンジは当然の事ですし、集電シューの分売パーツ化をするべきと思います。

とあるブログに新集電化の記事を見てたところ、台車枠がコキであることがわかりました。最近コキ50000や106、107のテール付きが発売さましたが、コキの台車をマルチレールクリーニングカーの台車に置き換えはできます。コキの集電シューを置き換えは可能かというと取り換えはできます。
コキのテールは台車が点灯側の台車しか給電されてなく片方はシューしかついてません。従ってシュおよび車輪を活かすことができますので、マルチーレールクリーンぐカーの台車枠に取り付けは可能です。

マルチレールクリーングカーの新集電化にすることで低速による清掃することができますよ。
返信する
Unknown (かめ)
2022-08-13 20:09:15
クリーニングカーは6台持っておりまして
ガンガン走らせてますが、壊れませんね‥
返信する

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