ガンプラをスキャンし、デジタル空間で操縦&出撃する
ガンプラバトルVRがガンダムベース東京&福岡で期間限定開催!
プレイ中の演出やバトルでの操作性をバージョンアップ!
夏休みにお気に入りのガンプラと共に出撃!
- 満15歳以上の方が応募できます。
これね、以前、エコプライベントで震撼したんですが、結構、年齢制限厳しいんですよね。その時は、組み立て会 Ver. の配布だったのですが、スタッフが「きみ、いくつ?」と訊いて達してなかったので「その歳になったらねー」、と両親のみに配布。いや、それなかなかに🐯🐴にならんか……、と((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル でした😫
◆今回の参加にあたり、まず何をしたか
一番に大事なのが、何事もそうですが規定の確認です。
▲参加時必要なもの オリジナルガンプラ1体 塗装やカスタマイズなどを施したオリジナルのガンプラをご持参ください。
いやいや、これがね。ひとによっては難しいんですよ。特にジブンなんて。ミキシングしないし、カスタマイズしちゃうとほとんどサイコ・ザクみたく長大typeになりがちなので、以下に引っ掛かるのです💧
▲ガンプラバトルの流れ 01 ガンプラを作って持ってこよう!
これはいい。大したハードルではナイ。
▲参加可能なガンプラ 本体 HG、RG、EG、SDCS、SDEXなどが使用可能です。
つまり、基本、1/144 scale 以上は受け付けない、ということ。SD は興味ないので解らん。
▲本体 サイズ規定 縦150mm × 横150mm × 奥行100mm(以内)
まあ、これはコンテストなどでも一般的な取り決めなので特別違和感はありません。ただし、サイズを厳密に計測できるようにしないと。はみ出していたら現場で弾かれます。(実際はちと違うことが判明。後述)
▲アクションベースに取り付け可能なこと 股下の接続穴で本体スキャン用のアクションベース5に接続いたします。接続穴が存在しないガンプラの場合、接続が可能なアタッチメントパーツをご持参ください。
ジブンにとって一番アタマの痛い問題。なにせ世間がもはや見向きもしなくなった世代やグレードのガンプラを好むので、接続穴に出会ったことは5回くらいしかない。(※大きな記憶違いでした。当時、そもそもアクションベースの存在を認識していなく、ヒトガタの中の1割くらいには何かしらの穴がありました) アタッチメントパーツ可なのが救いです。
▲これが、アクションベース5 クリア 550円(消費税10%込)
▲新コンセプトの拡張性抜群なアクションべースが登場!
家族は居ますが、それ以外はひたすらに『ぼっちちゃん』生活なので(いや、押入れ暮らしはしてないケド)認識なかったのですが、世の主流はこれっぽく、またクリアが圧倒的需要。まあ、そこは100均ベース見てても解りましたが。目立たないもんね。
▲武器 3種類から選択が可能です。近接武器(斬撃)“ 右手 ” に装備して攻撃/射撃武器 “ 右手 ” に装備して攻撃/格闘武器 本体の “ 両腕 ” で攻撃
いわゆる『徒手』は、当初はなかった設定のようです。Twitterで教えてもらいました。Gガンダムが周年祝いムードだし、ビルド系は結構そういう設定機体多いから今後、ウェイトは高まっていく武器種だと思います。
▲ただし殴打ではなく、石破ラブラブ天驚拳。
▲射撃武器 サイズ規定 縦50mm × 横150mm (先端から持ち手まで100mm、以降50mm)/近接武器 サイズ規定 縦50mm × 横150mm (先端から持ち手まで125mm、以降25mm)
どちらも全長 × 全幅は共通。“ 持ち手 ” 前後の規定が違うが、つまりスキャン対象&組み込みプログラムの決まりが、今の所、このサイズで TEST しているということ。
さすがに厚みは関係ないよう。これ書いていてそこに気が付きました。もしあったら、サイコMK2は OUT だった筈。
▲その他注意事項
これが厄介。
- スキャン機材の関係上、クリアカラーのキット、メッキやメタリック塗料、キャンディ塗装をご使用した場合、スキャン精度が落ちる可能性がございます。
- 全体がメッキ、クリアパーツ等でできたキットやクリア・メッキ部分が他のパーツから独立している離れている場合にはスキャンできません。
- 作品によっては上記レギュレーション以外の要因で、スキャンがお受けできない可能性もございますのでご容赦ください。
つーまーりー、コレはOUT。
絶賛盛り上がり中の SEED より、《伝説のクラブ・ムーのマスター》、不可能を可能にする男で出撃することは不可能です……(´д⊂)‥ハゥ
注意書きがかなりユーザに気を使ってある書き方であると同時に断定言い切り型も含まれていて、現状ではかなり色々が厳しいのだな、と。
あと3文目が、もうこれ言われちゃうと何を以てもすべて OUT、にもなりかねないので、ぶっちゃけスキャンしてみるまでは恐怖しかない。
まあ、これは後に現場で知ることになるのですが、開発者にとっても未知数のところが多いみたいです。まだ。
(※この開発者? 責任者? 主査? のひとがまた腰の低いひとで、それもあってこの書き方なのかなー、とも思いました)
◆とにかく現場で弾かれたくない(今となっては非主流派のガンプラばかりなので)
それにはどうすればよいか?
それはまず、根本的な規定から外れないことです。入り口で弾かれ門前払いは、こちらに非があるだけですから。
ということで、アップロードされていた過去動画や、今回用に紹介されていたSNS動画を事前に仔細まで確認して、型紙(のようなモノ)を拵えました。
【動画】
BANDAI SPIRITSオフィシャルスキャン ▲ガンダムUCからは持ってこなかったよう。
▲手前から、本体用、近接武器用、遠距離武器用のチェックゲージ(みたいなもの)。
本体用は、過去の様々な展示イベントで現場が使っていた白い物をほぼ真似ています。
遠近武器用それぞれは、どうも武器を本体から外した状態、単体でクリップかナニカが付いたケージに固定してスキャンしているので、それに似た雰囲気を簡易で作りました。
とにかく、現場で「コレ駄目」が絶対に嫌だったので。かといって、開発部推奨機体を持ち込むことも考えていないので、ここまでやりました。
(そのPower他所に使えよ、は言わないで……💦)
また、疑問点が山程あったので正式な問い合わせ口へmail📩しましたが、現在に至るまで回答なし。
以下、その内容。
『ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルVR+ ver1.5』参加に当たっての質問です。
なんの返答も得られずなので、諦めて想定などもアタマの中で描きながらの、候補機体(KIT)を選定開始。
当時の選定時コメントを、そのまま転記しておきます。
▲「反目してしまうのと丁寧に作ってるだけで無改造なので、地味。宇宙にも溶けてしまう。」
とにかく過去開催分もチラッと見ると、宙間戦闘なので周囲が暗いんですよ。暗め、もしくは赤め機体はかなり沈み込んでしまうだろう、という危惧がありました。(フチに外光によるハイライト処理入れてない限り)
それと、このマーキングでネオ・ジオングに戦闘挑むのどうなんよ? もありました。II(セカンド)ネオ・ジオング(ナラティブVer.)なら有りですが。
アイツ、どこでもそこでも撃っちゃいますからねーw 黙らせないと✊ (いや、キャラそのものは大好きなのよ💦 中の人も、その経歴や趣味が高じてオペラみたいのめちゃ美味いし)
▲「根本的に陸戦用。砲火に矛盾が生じる。」
ザク・マシンガンのような特殊構造でなければ、宇宙空間では使用できない筈。それと、なんとなく ガンキャノン II は陸戦用なイメージしかないのですよね。まあ、過去、カタパルトから発進させてそら(宇宙)、飛ばしていますがw
【動画】
RAPID SCAN DIGIRAMA THEATER SYSTEM-Take off from a catapult-(デジラマシアターシステム)ガンダムベース東京①/ガンキャノンII ▲Digitalスキャンの取り組みはこのように、以前からやっている。
▲その時の設備。
あと、この子、連邦軍RX-77タイプの第4世代にあたる発展型機体、だそうですね。なら、コア・ブロック・システムを導入せい。前述のナラティブ、何気に導入していて感激した質です。SEEDもそうだけど、やはりコア・ファイター typeってよく考えられてるなー、と好きなのです。まるで無力、って訳でもないですしね(脱出ポッドや射出座席とは違う)。
ちとマニアックネタになってしまいますが、グエンみたく脱出したパイロットを撃っちゃう軍人さんもいることだし。よく「ファイター乗りひとり育成するのに戦闘機本体より金掛かっている」、と言われますから、あれ、理に適ってはいるのですけどね。見逃したその相手は復帰後、また武器を手に取りオマエに向かってくるぞ、なんて手垢の付いたセリフですから。
▲「面白みないのと光の翼急いで処理しないと地味。ただ宇宙には映える。」
(今にして思うと、『光の翼』じゃないよ……。それはSEED)。
が、見れば解りますが、なんとジブンが持っているガンプラの中では素でアクションベースに付いている! 今回のイベントには好適。
このO(オー)ガンダムは、エクシアを始めとする『FG』シリーズを買い集めて応募することで入手できる、非売品。(『1/144 オーガンダム ゲットキャンペーン』)
あと、今見ると、ランスロットのエナジーウィングにも見えなくもない、と個人的に盛ってますw ランスロットの無双ぶり、嫌いじゃないので……。ギアスの影響あるとはいえ。
▲「陣営としては完璧。ただし、ギラ・ドーガと同じく何せオリジナルなので地味。宇宙で目立たない可能性も大。」
あるコンテストに出品展示したKITなのでアクションベースに載っかっていますが、非対応時代の物なのでアタッチメントパーツを使っています。
まあ基本、浮かすとやはりカッコイイですよねー。
▲「個人的にはかなり推したい。念の為オールレンジ持ってきつつ、格闘想定にするか。色味は溶け合う可能性あるが、感応派&大型機同士でイカす。」
相手がネオ・ジオング(フル・フロンタル仕様)であることは事前に解っていたので、サイコミュ兵器などを使ってくるだろう、と勝手に想像して、同じ感応派機体同士でぶつけ合うのはイイだろう、というドキワク♪
でも、この事前想定の「格闘想定にするか。」は、サイコガンダムって格闘できるの? まあ、Sizeで押し込めばそこそこどうにかなるか。マニピュレータの強度がないのは明白ですが。
▲「いいし陣営も狂いはないが、やはりオリジナル過ぎて地味。あと、バズ外せないと思う。」
「バズ外せないと思う」、というのは固定の都合でマニピュレータにガッチリ持たせてしまっていて、取り外しての現場での単体スキャンが難しそうであった、という意味です。
3馬鹿ガンダムが大好きで、ぜひスキャンさせたかったのですが、この持ち手部分を手直しするのが嫌で。ほら、大体、意図しないリメイクって、他所も壊すんですよ。
ジブンの好きなモータライズプラモデルみたく、走らせた結果壊れて、そこを補修する兼ね、他所もイジるでそういうことは起きないのですが、完成形をわざわざ触ると、必ず事件が起きる。「薪を抱きて火を救う」みたいな。
最終的に、2本立てで行くことにしました。現場で転けないように。なにせこんな一世一代のチャンス。行って現場で弾かれたら最悪だし、悔やんでも悔やみ切れません。
◆いざ、現地へ
さあ、どう転ぶやら。ドキドキしかない。
▲今回の「敵」、ネオ・ジオング(フル・フロンタル搭乗 Ver. )、と下は貸出用機体? それか、このようなKITがスキャンしやすいです、見本?
▲オウ、テメー待ってろよ! 後でボコって殺るからNa!
【動画】
BANDAI SPIRITSオフィシャルバトルシーン
おそらくこのネオ・ジオングは上記のKITをスキャンしたにしろ、じっくり修正やら補正を掛けられるので宙間でもカラリングが溶け込まないよう処理している筈。黒板でも赤、暗闇でも赤色のクルマなどは溶けてしまう、は常識ですよね。
▲赤→の機体、多分、上の動画で戦闘してるヤツ。
▲不鮮明写真だが、ここが現場。本来は、コンテスト展示作品の大きなステージが置かれていたそう。
◆早めに現地入りしたので事前に観覧してよいとの許可を得た
自分の中の辞書に、「物怖じ」というコトバが存在しないので、とにかく誰彼構わず積極的に話し掛けることが出来る故ですが……。
(まあ、もちろん選り好みはするよ……)
▲操作エリア全景雰囲気。椅子はゲーミングチェアかなにか? なんとなく龍機兵の龍骨を想像させる背部。
▲一歩寄り。座面に振動パッドが敷いてあるが、固定していないので安全とは言えない。
▲操作エリア右後方から。液晶モニターは、VRゴーグルが何らかの理由で合わなかったひと用。基本的にはVRゴーグル前提の作りになっている。その下のインジケータのような物は、演出用のモックで作動などはしない。
▲コントロールパネル寄り。スティクは非常に感触など含め “ 軽い ” 。商業ベースに乗った際は、改善最優先点。置かれたVRゴーグルの更に下(黄→)に、このイベントの別の意味での要であるスティックコントローラが置いてある。赤→はモックだが、ここにMYガンプラをセットしてビルド系の雰囲気を味わう仕掛け。VRゴーグル掛けると見えなくなるが。
▲別のイベントで遭遇している特別なランナー回収ボックス、『GUNDAM CONNECT BOX』(ガンダムコネクトボックス)。
▲今回の操作エリアやスキャンマシンの意匠と何処となく似たものを感じる部分が多く、デザイナは一緒なのでは、と思った。
▲今回の会場に置いてあった訳ではないが、このように廃棄されるランナーが投入される。欠点は、通信の為の待ち時間が非常に長く、列が大量に形成されてしまうこと。よって、大量に持ち込んだ場合、投入用の少数以外は別途、お預かりとなる。すべて投入していたら、そのひとひとりでその日が終わってしまうくらい、遅い。
◆流れで早めに準備しても構わないと言われ、ゆっくりと支度を
「何かあったら困る」、と早くに到着するようにした為、イベントスタッフなどと話す時間もあり(それでも入場時、まったくの想定外アクシデントがあった)、その流れで、イベント開始していないがもう早めに準備をしてもいいですよ、と簡素な待機エリアに案内してもらえました。
▲武漢ウィルス対策は、怪しい液体ではなくしっかりアルボナース。その手前の不織布はVRゴーグルと顔の間に挟む生地かと。ただ、この日は使わなかった。
貸出用のKITは、このドム↑(リック?)だったのかもしれません。というのが、このバズーカにちとヒントがあります。後述。
▲当日は2体をこのように梱包し、1つの箱に収めて移動。mainは、サイコガンダムMK2。予備はOガンダム。
準備テーブル上で一通り店広げしたあと、mainのブツとコンセプトがあまりに異色な自覚があったので、現場責任者らしきひとに相談を持ちかけます。(ホラ、まるで物怖じをしないので)
「コイツ、これこれ考えているんですけどどうですかね?」「事前に自宅で枠やらゲージは作って、サイズ確認はしてあるんです」、と話したら、検品やらスキャンマシンをじっくり見せてもらえることに。
▲スキャンマシンを中心とした様子。操縦エリアの右隣に置かれていた。
実はちと心憎い演出が用意されていて、KITのセットはもちろんSTAFF側が行うのですが、スキャンの開始はビルダー本人が赤→の黒パッドのようなボタンを押すことで始まります。すべてあちらまかせでお客さん扱い、ではなく、自身でMYガンプラをスキャニングしてガンプラバトルに挑む、といった流れを作ってあります。
やはり、遊びゴコロを持った開発者です。(このあたりは、アップロードしてあるYouTubeの説明欄に書いています)
▲右の黄→アクションベース5の先端にMYガンプラをセットしてもらう。途中からクリアになっているのは、スキャニングシステムの特性を逆手に取っている。左の黄→が武器をマウントするケージのような物で、赤→の黒いクリップで保持させてスキャンする。ただ、スキャニング途中のデータが見れるPCモニターを覗き込んでいた限り、武器用のこの白いケージそれ自体にはあまり意味がないよう。
▲現場責任者と揉んだ結果、このカタチでスキャニングに挑むことになった。戦闘以前に、まずスキャニングシステムそのものと戦う必要があるのだ。もちろん自宅で予行演習は済んでいるので、アタッチメントパーツは持ち込み。他、緊急時用部品も一緒に。
ここは、文字量の関係で前後編に分かれてしまったので、後編を見てもらうと何故こんな書き方なのか、解ると思います。
■『ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルVR+ ver1.5』体験記(2024) ※書いてる最中〜/<後編>
どうにかなりそう、ということで一度待機所を離れ先行組などの様子を観察することに。
【動画】
ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルVR+ ver1.5(2024)プレイの様子 / ROAD TO GUNPLA BATTLE Gunpla Battle VR Play.
▲コレ見ると解るが、正直、まだまだ問題だらけ。ステージ(段階)的には仕方がない。
ここは本当に問題だらけです。椅子はキャスター付きでいつ動いてもオカシクナイ。
操作パネルの都合、座面高さを下げられない。年齢制限は「足が届かない」も理由のひとつだったかな?
この現場はVRゴーグルNGだったひと向けの小モニタの設置しかなく、外部からの観覧に不適。客寄せパンダ効果が期待できない。
おそらくは、なのですが、今はまだやはり “ エンタメ レベル ” ではなく、如何にスキャニング精度やそのDATAをDigital動作プログラムに適合させるか(時間的には多分、ほぼAUTO)のウェイトが大きいのかと。参加ユーザ数を増やせばイリーガルなKITは増え、データ蓄積量も増え、それに応じてプラグラムなどの改良も進んでいく。
要は、我々はまだ被検体レベルなのです。
ただですね、YouTubeのコメント欄に「しょせんちゃちなシューティング」みたいなコメントありましたが、それに返しているように、諸端を摘み取るような発言はナンセンスです。
▲移動電話だって、初期はこんな。それが今やスマフォstyleになった訳だから、何でも始まりはこういうモノ。
ちなみにこのひと、KITのベースがバルバトスだったのですが、案外、メイス、まるでSizeは問題なかったようです。ただし、映像見れば解りますが、あれだけの殴打武器なのにスラッシュビームみたいのが飛んで行っちゃう……。これはどうかと思いました。
まあ、上記にも書きましたが、これからでしょうね。だって、バルバトスやグフのヒートロッドで近接格闘しないのは興ざめ甚だしいですからね。
◆さあ、そうこうしているうちにMYガンプラのスキャンの順番が周ってきた
過去の3回(正確には+0.5?)を体験出来ていないので(諸事情で)、当初のスキャン時間は知らないのですが、幾らソフトウェアの改良が進んだとしてもより高精度に読み取るにはどうしたってそれ相応の時間は必要でしょう。
プレイ前より早くにコールされたような気がしました。
▲黄→と楕円で囲んであるスキャンカメラ部が要なのか、それをどう使うのかのプログラミングが要なのかは素人にはさっぱり解らなかった。右黄枠では担当開発責任者(主査みたいなもの?)が、異端の武器をset準備しているところ。
ただ、ガレージキットのような物が並ぶ展示イベントでチャイニーズなどが怪しいカメラで全周を舐め回すように展示品を撮影していたら注意、とよく聞くようになったので、スキャニングカメラ(マシン)自体の性能はもう既にかなりのところまでは来ているのかもしれません。あれって、そのDATAで海賊版や3Dプリント版が違法販売されている、という実態に応じての注意喚起とのことなので。
【動画】
ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルVR+ ver1.5(2024)サイコガンダムMK2スキャンセッティング / Psycho Gundam MK2 Scan Setting.
これね、右側でプロジェクト責任者直々にセッティングをしてくれてるんですが、事前にこのサイコMK2の打ち合わせや擦り合わせはしてあるので、いざスキャンの段階になって「どこにこの(特異なスタイルの)武器が本体にマウントされるか、ですねー(興味津々wkwk♪)」、のような会話が続いています。
武器の機体へのマウント(装備)は、事前にプログラミングされたシステムでAUTOセットのようなので、こういった特異形状の武器で検証したことがないそうです。それだけに不安半分、面白み半分、といったところだったのでしょう、ね。なにせ “ 趣味の開発者 ” ですから。きっと、なんでも楽しんじゃうんだと思います(;一_一)
※このあたりは文字数の都合、すみません、YouTubeの説明文を参照願います。
▲自宅で事前TESTしてあるので、サイコMK2自体はバッチシ。異色となる武器は、見ると解るのだが白いケージからはみ出している。これでもスキャンは成立。白枠自体に意味がない、とはそういう意味。黄楕円枠のカメラ部はストロボ照射したりちょこちょこ動く。その下の、自在くんみたいのにマウントされているカメラは当日気が付かなかったので、質問漏れ。
【動画】
ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルVR+ ver1.5(2024)サイコガンダムMK2スキャン詳細 / Psycho Gundam MK2 scan details.
スキャン時間はそこそこ長い(と感じた)。ここは残念ながら、今後、高精度化に連れて伸びていく可能性はあります。ここ端折ると台無しになりますからね。そこはトレード関係だと思いますよ。(現状の公称は5分程度)
簡単にビルド系の世界観が再現出来るなら、他分野も苦労していませんから。(驚くべきことに核融合発電については2024年内にも発電開始となり、早くも金のなる木、と多くが群がっていて辟易してはいますが)
◆そしていよいよVRゴーグルを付けての(これはバーチャルと言ってよいのか?)異空間へ
▲実は『ビルド』シリーズはすべて見ている訳ではないので解らないのだが、どうもここにMYガンプラをセットするのがお約束らしい。
なんか、コンソールエリアの中央に置く作品もあったような? というか、ごめん、本来はこのサークルの中に立たせて置くらしい……。Ω\ζ°)チーン
そして、いざ! なんて言ったか忘れましたが、掛け声は恥ずかしげもなく豪快に発しました……。
「さいこがんだむまーくつーいきます!」
は言わなかったと思うが、「出ます!」だか、「行きます!」くらいは吠えた。
つうのがね、高度な会話AIとやり取りしている訳ではないのですべてが強制進行で、「You have control.」「I have control. 」やら、「射出タイミングをやかんに譲渡します!」(←それはお燗……)、「サイコマークツー、どうぞ!」ってやりとりがなくていきなりカタパルトから射出されたんで、咄嗟で気の利いたセリフが出てこなかったんです(;・∀・) でも、吠えるだけ吠えた🦁のは、めちゃ満足してます 個人的に、射出シークエンスはダブルOOシリーズが一番好きですね。
逆に、ガンダム作品としては最も敬愛している『逆襲のシャア』の「サザビー出ます、サザビー発進」はめちゃ萎えます。なんじゃそりゃ、って💧
この時はまだチェストマウントハーネスを持っていなかったので、手元動画などがないのですが(あと、手荷物は床の箱に入れさせられた)、ダイジェスト動画など比較にならない程にモビルスーツの存在するバーチャル空間を存分に味わえました。
特に、手元マウス&ポイントのような役割を果たすスティック上に現れたサイコガンダムMK2の再現度には腰が抜けました。
ハッキリ言って、自作ガンプラそのもの。手元スティック上でのホログラム描画に近く、サイズもガンプラ原寸に近かったですが、それにしてもどんなアングルから見てもMYガンプラそのもの。仰天モノでした。
▲非常に見え難いのだが、VRゴーグルの下にある藍色の機器がスティック型の、実に変わったガジェットで、本来は何に使うのかさっぱり解らなかった。
この手元スティックのサークル状の部分に、載っかるというか貼り付くかたちでDigitalスキャンDATAが再現されているので、スティックを逆さにしたり大きく傾けたりして、仔細をしっかりと見ることが可能でした。少なくとも、『KITそのものを高精度にスキャンする技術』は進化している筈です。(前述のカタパルト発進のみの時よりも)
(ただ、後述するが、それと戦闘はやはりまた “ ベツモノ ” というのが、このプロジェクトの難しさだと思う)
おかしかったのが、スティックは実在する物でリアルな手で持って、そのスティックのサークル状の上に精緻なサイコガンダムMK2が載っかっているので、それを空いた手で触れようとするのですが、当然、そのサイコガンダムMK2はVRゴーグル越しに見えているだけなので宙を泳ぐばかり。あまりにスティックサークル部に載っているサイコガンダムMK2がリアルなので、何度もスカッ × 2 っとなりました。
傍から見たら相当に滑稽な様子だった筈です。「アイツ、VR酔いでもしたか?」って。
VRゴーグル体験ってかなり初期の時期から経験数あるのですが、本当、あれは脳がバグります。ナーヴギア(NerveGear)、早よ。
そして、格納庫への扉をその手元スティックで操作指示すると(レーザポインタのような機能も持っていて、1クリックボタンが1個だけ付いている)モビルスーツデッキハンガーへ視界が移動し、そこにはMYガンプラのサイコガンダムMK2がでっかい状態で鎮座。
いわゆる格納庫駐機状態で、通常モビルスーツ比で異形となるサイコガンダムMK2の頭頂高までは再現されていなかったと思いますが、デカいしあの顔なので怖い。
あぁ、本当、この状態までも映っているフル尺の動画が欲しい! データとしては絶対にあるんですよ。また、普通のハンディカムみたいのが三脚に据えられてた記憶なので、現場の様子は外側からも撮影されている筈です。後日の社内レポート用として。
ただ、やはりこのサイズになると眺められるのは僅かな時間ではありましたが、いくつかの齟齬は見受けられました。どうしても大きくすると目立つ粗はまだあるようです。ま、ガンダム立像のようにMYガンプラを仔細まで眺めるのが趣旨ではないから、ここは無問題だと思います。そういうのは、自宅で凝視し脳内イメージ変換すれば済むハナシです(脳みそ、使えよー)。
▲アンケートにも書いたがこの送風機はいらない。密閉されたコックピット内だし、ヘルメット被ってるのに風圧あったらおかしいでしょ(;一_一) 大気圏内戦闘ならまだしも。
それよりも、振動関係を飛躍的に向上させる必要がありますね。ただし、これは非常に難しいでしょう。ゲーマでないので詳しくないのですが、確か、ゲームセンタ筐体のあの戦場の絆って、終了したのですよね。
武漢ウィルスの影響もあったでしょうが、やはりあれだけの物体を維持&メンテするのはとんでもなく大変なのかと。振動機能を備えていたのかは知りませんが。興味本位で空いている筐体に座ったことはあります。
サイドスティック(操縦桿)などのショボさも気になりました。アーム・レイカーはスーツ側に処理がされてないと衝撃で手が離れてしまう欠陥が指摘されているのでまあ今はヨシとして、実在の戦闘機のスティックやF1、GTカー、WRカーのハンドルも多種の操作系が付いていますよね。今回のヤツだと厳しい意見であることは承知していますが、雰囲気ぶち壊し。そちらに割く予算ないのは解っていますよ、もちろん。
「将来的には」、ってハナシです。
ちなみにですね、最終的にはこれがひとつの理想形だと思います。
▲体感型ゲーム筐体、SEGA R360(あーるさんろくまる)。筐体それ自体が360°回転動作する『ムービング筐体』の一種で、当時のセガ社内では『大型筐体』と呼ばれていたとか。
いやいや、これ、ただの大型筐体の枠を遥かに超えてますから。
R360 G-LOC ver. 1/12 scale
昔、こんなアカン筐体があったんですよ……。(この動画は有志が作ったと思われるミニチュア版ですが)
当時激ハマりして(航空分野への就職も志していたくらいなので)、設置されていたゲームセンターが稀にタイムセールで通常PLAY500円がロープライス化していたタイミングがあり(値段は覚えていない)、その時はもう気持ち悪くなるくらい回りまくりました。
あまりの好きさに、のちに中古品が買えることが解り調べたのですが、メンテナンスや電源が特殊で個宅でないと導入が無理なことも判明し、断念。でも、そこまで検討する程、嵌っていました。(その流れで、実機ピンボール筐体を買おうとしたこともある……(,,゚Д゚) )
しかし、目指す最終形はここだと思いますよ。前述のナーヴギアのような知覚や神経にまで作用して、あの作品のようにベッドに横たわった状態でもニンゲンの持つ全感覚をコントロール下に置けるような技術が開発されれば。
ちなみに、この R360 は身体負荷を考慮して、掛かる G は 2G までと設定されていたそうです。自分の体重 × 2 の計算ですね。この当時は通信や無線技術が今とは比べものにならないレベルで、メイン端末側とムービング筐体側の信号のやりとりは物理接触だったようなので、2G 以上で常時可動させていたら、きっとレアメタルがガシガシ摩耗していったと思います。
そういう意味でも恐ろしい……。JAXAとかにはこういうの、ありそうですけどね。現代版、もしくは最先端版が。いつか、双方が絡む日が来るのかな???
▲都合でモザイク掛けてあるが、PLAY後ダイジェスト動画がQRコードから読み取れるように。また、やはりアンケートには積極的。多種多様なガンプラをスキャニングTESTすると同時に、体験したユーザの声をとにかく拾い上げたい心の芯を感じる。
これを見る限りは、㍿BANDAI SPIRITSの 3 セクションが絡んでいるのかな? あの如何にも科学屋のオジさんは、どこ所属だったんだろ。超現場、なひとでした💦
【動画】
ROAD TO GUNPLA BATTLE ガンプラバトルVR+ ver1.5(2024)サイコガンダムMK2 / gunpla battle VR PSYCO-GUNDAM_Mk-II
激短か Ver. です。本来は長尺体験でした。
注目して欲しいのが左腕がかなり異常変形してしまっていること。あとで聞いてみたのですが、シールドが肩部までせり出すほど大きいのと、そのシールドと肩部の距離が狭く、プログラムが同一部と誤認した可能性がある、と話されていました。
また、「将来的に戦艦も対象可能にして欲しい」「ほら、今盛り上がっている劇場作品では監督が戦艦も主戦力のひとつと据え、活躍の機会多いし」、とお話しをしたら、なんと現状、『ヒトガタ』以外をプログラムが受け付けないそうです。開発部で『ボール』なども検証したそうで、まるで駄目だったそうです。
う〜ん。難しいプロジェクトですね。
YouTubeの説明文には書いてるのですが、そうなると怖いのが『ガンダムブレイカー』の存在なのですよね。ジブンは『〜モバイル』しか触ったことないのですが、あちらの方が当然、自由度は高いし、事前にそれ用に作られたパーツや機体でシステムが構成されているので、《現物をスキャンして、それを動かす》という恐ろしき障壁が存在しない。
散々苦労して作ったオリジナルMYガンプラをわざわざ会場まで注意して持ち込んでみたものの、思ったような結果や成果が得られなかった、という体験が続いてしまうと、現状 “ 趣味 ” で進行しているこのプロジェクトは、今後の行方が危うい。なんとか応援したいものです。ゲーマでない、ってのもあって。
ただ、今回の、サイコMK2の異端styleスキャンとそれをプログラムがどう処理するか、の結果には一定の手応えだかは感じていた様子でした。右手に装備どころか把持すらしていない、かつ前腕が分離していてそれが金属線で上腕に繋がらないといけない。加えて、ビームエフェクトというクリアパーツが既に付いちゃっている、という難条件。
事前のすり合わせでも「これはどのように処理(合成)されるのか……」とは言っていましたので。まあ、そうでしょうね。それでこちらも予備機のOガンダムを持ち込んだ訳ですし。
なお、このイベント(実験?)はまず間違いなく関西万博でも登場する筈です。
※やはり、
・本文は、30000文字以下にしてください
が出ました……。(後編に続く)
やかん