本格韓食の焼肉水明

こんなのあり!?城南随一の達人が紡ぎだす絶妙の韓食の世界が、リーズナブルな価格で存分に楽しめる。

粋なタンシオのタレ

2011-07-11 | グルメ
タンシオ人気が仙台から全国に広がっています。
タレですが、レモン汁を使ったのはいつごろだろうかと、考えたことがありますか。

理屈抜きにおいしいものはおいしい。なるほど、それでけっこう。
ただ、腹が膨れたら、ちょっと考えてみよう。知的刺激が食欲をそそることもあるからね。

東京の某最大手の経営者Aいわく、「自分が始めた」。
ところが、そうでもないらしい。
異議を唱えるのが当店の板さん。Aとは修行時代の同僚であったから、まんざら嘘とばかりは言えない。

方や大手チェーンのオーナー経営者、方や六郷の一焼肉店のしがない板さん。
違いは明らかだが、それは経営感覚の次元の話。人の手柄も自分の手柄にするくらいのずうずうしさが無ければ浮かび上がることがなかったであろう。
それに比べ、当店のしがない板さんは職人気質の、嘘がつけない不器用な性分。経営者としては失格だが、職人のプライドと腕は人後に落ちない。どちらが嘘をついているのかとこれ以上詮索はしないが、大体想像はつきますね。

そのわが板さんが、ユニークなタンシオのタレを提唱。
当店に来ていただかないと教えない、などと野暮なことは言いませんよ。

ずばり、レモン汁に2、3滴、醤油をたらす。
酸味が中和されてまろやかになることうけあい。
また、レモン汁が汚れる形にならないので、美的感覚も良いのです。

これが職人の気遣い、食文化。
その発祥の地である水明で、一度試してみてください。

職人が紡ぐ絶妙な食感

2011-07-10 | グルメ
1978年創業で、一時期人に居ぬきで貸し、2月に再オープンして以来、地域の人々にリーズナブルな価格で本格的な韓国料理を楽しめる場を提供しようと、四苦八苦。
価格破壊はそこそこ実現しましたが、味を作るのは板さん。経営者の役割はその力を存分に発揮させることにある、と心得てきました。

しかし、人材はそうそういるものではない。運もある。
和食、中華専門コックを雇ってみたものの、出しタマゴにトマトラーメンでは本筋とは遠い。
ようやく、今のコックにめぐり合えたわけです。

経営者が言うのもなんですが、このコックは掛け値なしに凄い。老舗の大手焼肉店でウン十年はっていただけのことはあります。
前の二人は分野が違うので比べるのは酷かもしれないが、肉の目利きは言うに及ばず、一品料理の腕は月とすっぽん。韓食の極地とされる冷麺、ユッケジャンスープから、田舎味のチヂミ、豆腐・納豆チゲなど、絶妙な食感に舌が驚く-これはお客さんの反響です。

百聞は一見、いや、一味にしかず。
期待に添えなかったら料金は戴きません、と言ってしまいたいほどお勧めできます。