台湾大好き

2016/02/01から90日滞在予定。

ナンバ歩きとは

2020年04月25日 | 歩き旅
靴を履くと足指から踵まで全体的に動きますので足底靭帯は使わないのです。裸足か草鞋か雪駄か下駄かサンダルを常用する以外に足底靭帯を鍛える方法は私は見つけることが出来ませんでした。裸足で行うのが武道で運動靴で行うのがスポーツであると思っています。剣道を修めた人の足裏を見ると足底靭帯が発達しています。相手より早く動くにはつま先に重心を置くことで実現しております。短距離で走るには踵から着地していたのでは素早く走れません。当然つま先で走っています。

時代劇で侍が廊下を小走りするとき、踵から着地してドンドンと鳴り物入りで歩くことは決してなかったと思っています。ナンバ歩きはつま先移動なので足音もなく歩いていたはずです。つま先で動くには第一指(親指)の根元に重心を置くということですが、運動靴を履いていては足の指が動かないのです。古代の足跡の化石を見ると逆三角形で足先が発達して大きく、踵は足先に比べて小さいのです。いかに古代人は足を使っていたかというほかありません。しかし、現代人は正三角形でつま先が小さくて踵が大きいのです。重心の経過を科学的に計って記録しているのをみると1960年頃はツボでいうと湧泉あたり(足裏の三分の一辺り)にあったようですが現在は踵の中心あたりになっています。人類はあと50年もすると重心が取れず歩けなくなるのではないかという研究者もいるぐらいです。

縄文語3

2020年04月14日 | 歩き旅
空は印欧語sola(太陽)のある所だからソラといった。霞(かすみ)とは「スラブ 語космйческийカスミーチェスキー(宇宙の)の意の前半」。宇宙の果ては霞んではっきり見えないことから「もうろうとしたこと」自体を「霞む、霞」というようになったものと思う。英語ではスペルが同じだがKosmicコズミック「宇宙の」と、同源の単語Kosmosコズモスがある。ドイツ語でKosmosコスモス。ギリシャ語でKosmo。
星は「ロシア語のфосфорフォスフォール(燐光体、蛍光体)」と同源と思う。夜空に瞬く星の光は色にたとえればたしかに「蛍の光」のようではないか。このфосфорの頭の部分фосフォスがホシになまったと考えられないだろうか。東北弁ではよくスとシが混同されているが、これはむしろ東北にはおそくまでスラブ語が残っていたのでホシはホスというのだと思う。このことは、「青い目の日本人」がいまだに東北に残っていることと関係があるように思うし、またこれは「石」についても言えることで、イスと発音する(東北弁)の方がむしろ古代音に忠実ということになろう。
、蛍とは「光る虫」である。ロシア語で「光学」のことをфотологияフォタタローギヤというが、この語頭のфотолフォタルはホタルと同源の言葉と思う。

縄文語2

2020年04月13日 | 歩き旅
ナニワの語源
今大阪府といっているあたりは古代には「なにわの国」と言った。字は「難波」とか「浪速」と書いてナニワと読む。ではこのナニワとは何のことであろうか。
古来ナニワの名称で通っている大阪平野はびわ湖から大阪湾に注ぐ淀川をはじめ多くの河川によって運ばれた堆積物からなるデルタ地帯である。ロシア語で「(運んできたものを)堆積させる」をнамыватьナニヴァーチというが、このナニヴァーチがナニワとなまったものではないかと思う。ミからニへの移行は、他にも古語の中にある。久米歌に出てくる「韮(かみら)」とはニラのことであるが、ここでもミがニに変わっている。同じようにナニヴァがナニワとなったものだろう。宛て字の方は「難波」よりむしろ「浪速(なみは)」の方が語源に近いように思う。
日本語の中で、自然界を表現する言葉の多くは印欧語の中でもスラブ系のことば(今のロシア語に近い)で解釈できるものがかなり多い。従って他の印欧語にも共通する言葉もある。