大峰・奥駈(順峰)
昨年の逆峰(吉野~熊野本宮大社)を終えたときは、もう行くことはないだろうと思っていたのですが、月日が経つにつれてしんどさが薄れていき、7泊8日もかかったということが悔しい、という思いとともに南奥駈に入るとほとんど誰もいないという気楽さが、沢登りのように誰もいない気楽さに似て、年が変わるころから再び行くという気持ちに変わりはじめ、同じところを同じように行くのは性格的に面白くなく、必然的に順峰(熊野本宮~吉野)で行こうという気持ちに傾いていった次第です。
順峰にしても逆峰にしても、前日に出発地点まで行って泊まらないといけないので、今回七越峰での1泊はその分と思えば実質6泊7日で行ったものと思っています。
<概 要>
・2015. 5.20~5.27(7泊8日)
・単独行
・晴れ(夜に2回雨が降ったものの、朝には止んだ)
5/20 (水)
9:07 大和八木 (乗り過ごし 喫茶店他で時間調整) 11:45~奈良交通バス~17:00熊野本宮・・・18:55 七越峰(ツエルト泊) 21:00 就寝 (夕食:サンドイッチ・柿の葉寿司) 21:00就寝 夜中に雨・雷
5/21 (木)
4:00 起床 (柿の葉寿司残り) 5:40 S ・・・ 5:55 R ・・・6:30 吹越峠 ・・・7:06 山在峠(小井谷山荘線)(朝食・アルファ米エビピラフ・スープ・コーヒー)・・・8:45 大黒天神岳 8:53 ・・・ 9:10金剛多和ノ宿跡・・・ 9:40 R (靴擦れ手当) ・・・11:07 五大孫尊岳・・・11:17 R (昼食・田舎めし・味噌汁) 11:54 ・・・13:48大水ノ森・・・・・・14:00 大森山 ・・・15:19 玉置辻 R ・・・ 16:20 玉置神社 水汲み 16:42 ・・・17:07 玉置山頂 ・・・ 17:30 展望台(ツエルト泊) 20:15 就寝
5/22 (金)
4:30 起床 6:50 S ・・・ 7:23 R ・・・ 8:14 R 8:23 ・・・9:00 古屋辻(21世紀の森分岐) ・・・ 9:40 R 9:51 ・・・10:25 塔の谷峠 10:35 ・・・ 11:41 香精山 (昼食・アルファ米・スープ・コーヒー) 12:20 ・・・ 13:10 蚊取り線香 ・・・13:25 四阿宿跡 ・・・R・・・14:50 槍ヶ岳下山 ・・・15:00 鉄塔 R 15:18 ・・・15:35 葛川辻 ・・・ 16:30 傘捨山 ・・・ 18:18 行仙宿 21:00 就寝.
5/23 (土)
4:00 起床 6:05 S ・・・・・・6:42 行仙岳・・・ 7:06 怒田の宿 ・・・ 8:08 R 8:25 ・・・ 8:49 倶利伽羅岳 ・・・ 9:28 R ・・・ 9:40 転法輪岳・・・ 10:08 平治宿 10:17 ・・・10:41 中又尾根分岐 ・・・11:30 持経宿(水汲み)昼食(チラシ寿司・スープ・コーヒー) 「やまびこG」のA氏来る いろりに火が入り、ビール、焼き肉をごちそうになる。小屋常備のパックライス・ボンカレーを購入21:00就寝
5/24 (日)
5:30起床 A氏にクロワッサンをごちそうになる 6:58 S ・・・7:35 阿須迦利岳 ・・・8:00 R 8:15・・・8:30証誠無漏岳 8:34・・・9:09 涅槃岳 9:15 ・・・捻挫 ・・・10:20 滝川辻 ・・・11:27 地蔵岳 L (アルファ米じゃこめし・スープ・コーヒー)11:57 ・・・12:20 嫁越峠 ・・・12:53 奥守岳 ・・・13:24 天狗岳 ・・・<<岳人のカメラマンに会う>>・・・14:45 太古の辻 <山彦ぐるーぷの人に会う>・・・15:19 大日岳分岐 ・・・15:34 大日岳 ・・・15:57分岐(往復) (この間に青岸渡寺の高木亮英副住職率いる行者30名と山彦ぐるーぷのサポート隊20名が前鬼口に下山)・・・16:30 深仙小屋 水汲み30分 就寝 20:00
5/25 (月)
4:30 起床 ココアを飲んで 6:10 S ・・・R・・・ 7:00 千丈平(朝食 アルファ米梅じゃこめし・味噌汁・コーヒー) おじさん1人登ってくる 7:52 ・・・8:18 釈迦ケ岳 ・・・ 10:00 孔雀岳 10:22 ・・・道迷い・・・10:50 鳥の水 ・・・12:20楊子ノ小屋(昼食 アルファ米バラ寿司・スープ・コーヒー)13:04 ・・・14:55 R 15:01 ・・・16:18 明星ヶ岳 R 16:25 ・・・16:45 八経ケ岳 ・・・17:20 弥山 就寝 20:00
5/26 (火)
5:30 起床 6:00 朝食 6:50 S ・・・ 7:17 R ・・・7:37 R 7:45 ・・・ 8:12 弁天ノ森・・・8:33 トンネル西口出合 ・・・9:00 一ノ垰・・・9:54 R (甘酒・クッキー) 10:04 ・・・ 10:24 行者還小屋 ・・・ 10:48 行者還岳分岐 ・・・ 10:58 行者還岳頂上 ・・・ 11:07 分岐 ・・・ 11:20 R (昼食・弁当・スープ・コーヒー) 12:00 ・・・12:56 七曜岳 ・・・ 13:10・・・ 14:05 国見岳直下 ・・・15:14 大普賢岳 ・・・ 16:06 R ・・・阿弥陀ケ森 ・・・ 17:15 小笹宿 ・・・18:15 山上ケ岳 ・・・ 18:30 龍泉寺 就寝20:00
5/27 (水)
4:30 起床 6:20 S ・・・7:?? R 7:48 ・・・8:47 鍋冠行者 R 携帯バッテリー交換 修験者1人 9:01 ・・・・・・ 9:30 五番関 10:05 R 10:12 ・・・ 10:45 大天井岳 R 10:52 ・・・ 11:45 二蔵(仁蔵)宿小屋 昼食(弁当・スープ・コーヒー) 12:34 ・・・ 12:?? R 12:59 ・・・・・・・・・・・・ 13:55 足摺宿 ・・・ 14:50 R 15:15 ・・・ 四寸岩山あたり頂上不明 ・・・・・・・・・ 16:14 青根が峰入口 ・・・・・・・ 16:50 R ・・・ 17:10 水分神社 ・・・18:45 吉野
<詳 細>
5/20 (水)
9:07 大和八木 (9:15の始発に乗り過ごし 喫茶店他で時間調整)
11:45~奈良交通バス
「谷瀬の吊橋」
日本一長い路線バスとして有名な奈良交通さんの大和八木~新宮路線。
途中、3回休憩があり、谷瀬の吊橋でも休憩があり吊橋も見学できます。
~17:00熊野本宮
本宮側から備崎の登り口を見る~この低い山が逆峰(吉野から本宮)のとき最後の登りとなり
疲れた足には「もういいでしょう」と言いたくなります。
備崎橋を渡り、登り口へ
こんな通路を歩きます。
登り口
備崎経塚群
一旦舗装路に出てから山道に入る。~逆峰で来るとここで安心してしまうが、再度低い山を登る
七越峰
・・・18:55 七越峰奥の公園(ツエルト泊)(トイレはあるが水は出ない)
21:00 就寝 (夜中に雨・雷で眠れず、さらに夕食が足りず、空腹を覚える)
5/21 (木)
4:00 起床 柿の葉寿司の残りを食べるが全く足りない。 ~朝食・昼食用にアルファ米2食分を用意。
5:40 S ・・・
電波中継塔の広場~熊野本宮町と大斎原。
5:55 R ・・・
6:30 吹越峠
7:06 山在峠(小井谷山荘線)ここで朝食~おじさん1人登ってこられた。
聞くと、昨夜はラーメン屋(中華れいめいのことか?)で宿泊し、七越峰まで車で送ってもらった、とのこと。
「荷物を軽くしないといけない」とのことで、玉置神社も泊めてもらって前鬼に下山とのこと。
見ると、ザックも小さく元気一杯歩かれる。
8:45 大黒天神岳 R 8:53
9:10金剛多和ノ宿跡
・・・ 9:40 R (靴擦れ手当・このあとも靴擦れには悩まされる) ・・・
11:07 五大孫尊岳~
地図やWebで見ると頂上しか強調されないが、六道ノ辻からニセピークがあり
記憶しているものだけで3つあり、本峰と合わせて4つ、反対側にもピークがあるところから5つのピークが山名になっているのかと個人的には思います。
(あくまで個人的な思い込みです)
ここで体力が尽きてしまったようで、暑さも加わり頑張りがきかなくなってきました。
・・・11:17 R (昼食) 11:54 ・・・
13:48大水ノ森
14:00 大森山
15:19 玉置辻 R ベンチで座り込み、しばらく動くのがいやになり休憩です。
16:20 玉置神社
水汲み 16:42
17:07 玉置山頂
17:30 展望台(ツエルト泊)
昨年、ここに石があると書いたところ、今年は石がなく困りました。
管理者が撤去されたのかもしれません。しかし、今回も誰もおらず
迷惑をかけているとも思えません。ここがなければ玉置山の宿泊に困ります。
20:15 就寝
5/22 (金)
4:30 起床 6:50 S ・・・
7:23 R ・・・
8:14 R 8:23 ・・・
9:00 古屋辻(21世紀の森分岐)
上葛川への道
塔の谷峠へ向かう道
9:40 R 9:51 ・・・
貝吹金剛
10:25 塔の谷峠 10:35 ・・・
11:41 香精山
(昼食・アルファ米・スープ・コーヒー)香精山が思いのほか手強い。
12:20 ・・・
13:10 拝み返し
虫が増えてきたので蚊取り線香に火をつける ・・・
13:25 四阿宿跡 ・・・R・・・
槍ヶ岳
水場の標識~下りていませんので水があるかどうかは不明。
「地蔵岳参道」の案内
鎖場~何か所かある
ここは垂直の鎖場~およそ10mくらいか?
順峰で行くと、登ってからこの標識がある。
地蔵岳頂上
槍ケ嶽(槍ケ岳)~奥駈の地名など漢字やよみがななどが、地図と現地標識がと異なり、どれが正しいか判明しませんので、両方を表記するようにします。
14:50 槍ヶ岳下山 ・・・
15:00 鉄塔 R 15:18 ・・・
やっと緊張から解放される。恐らく、この区間が最大のハイライトだと思いますが、鎖場の危険なのは言うまでもありませんが、鎖場だけでなく狭い足場を突き進むとルートを踏み外すところもあります。
「新宮山彦ぐるーぷ」さんが目印のテープをつけて下さっていますので、少しでもルートがおかしいと感じたら周りを見渡していただければ、どこかに目印があります。鎖が見えているからと無理押しせず、目印のある方に行けば歩きやすいルートを指し示しています。
鎖場が危険なのは言うまでもないですが、そういうところは皆さん注意するので事故は起きにくい。ここも鎖場より細い尾根の上などが踏み外したり、木の根の間を踏み抜いたりしそうで、気を抜くと危険です。
15:35 葛川辻~葛川辻に降りれば水があるそうです。地図上では破線の道になっていますが、昔の逓信道といわれ、地蔵岳・槍ケ岳の巻道として使えるそうです。私は歩いていません。
16:30 傘捨山
不思議な世界です。~友人によれば、笠捨山はUFO が出没することで有名だそうですが?・・・・
「新宮山彦ぐるーぷ」さんの活動には頭が下がります。
八大金剛童子
18:18 行仙宿山小屋
~「新宮山彦ぐるーぷ」さんが管理されている小屋。
利用料2000円。昨年は誰もいませんでしたが、今年はドアを開けてびっくり。
たくさんの人(8人)が、もうすでに寝ている方もおられました。
(後 追加)8人ではなかったように思います。
奥の毛布を置くところにも女性数名がおられたので十数名いたように思います。
21:00 就寝
5/23 (土)
4:00 起床 6:05 S ・・・・・・
白谷トンネルからの分岐
6:42 行仙岳
持ち主は困っていることでしょう。
7:06 怒田の宿
・・・ 8:08 R 8:25 ・・・
8:49 倶利伽羅岳(地図には「くりから」とのふりがなだが 上記標柱には「Gurikaradake」と表示されています。)
・・・ 9:28 R ・・・
9:40 転法輪岳・・・
10:08 平治宿 10:17
10:41 中又尾根分岐
持経千年檜
白谷池郷林道
持経宿山小屋
夏に奥駈を計画されている方は、ご注意ください。~その後修理は完了された、とのことです。
11:30 持経宿(水汲み)
水場
昼食後昼寝をしていると、「山彦ぐるーぷ」のA氏来る。
いろりに火が入り、ビール、焼き肉をごちそうになる。
得難い経験をさせていただきました。
小屋常備のパックライス・ボンカレーを購入し、夕食とする。
A氏と語り合う。まるで旧知の友人のごとく・・・。
絵に書いたようなアウトドアライフの一場面。
21:00 就寝
5/24 (日)
5:30起床 A氏にクロワッサンをごちそうになる
6:58 S ・・・
昨夜ビールや焼き肉をいただいて、なんとなく里心がつき気が緩んでしまった感じです。
7:35 阿須迦利岳 ・・・8:00 R 8:15・・・
8:30証誠無漏岳 8:34・・・
9:09 涅槃岳 9:15 ・・・捻挫 ・・・
10:20 滝川辻 ・・・
10:40 般若岳
11:27 地蔵岳 (昼食)11:57
12:05 天狗の稽古場
12:20 嫁越峠 ・・・
12:53 奥守岳
13:24 天狗山
・・・<<岳人のカメラマンに会う>>・・・
14:45 太古の辻 ・・・
15:19 大日岳分岐 ・・・
14:34 大日岳 ~奥に見える山は釈迦ケ岳
後で聞いた話では、巻き道を登り、鎖場を下るそうですが、
どちらも危険で、お勧めできません。
潅頂堂が見えます。
釈迦ケ岳
・・・15:57 大日岳分岐(往復)
(この間に青岸渡寺の高木亮英副住職率いる行者30名と山彦ぐるーぷのサポート隊20名が前鬼口に下山)・・・
ほら貝の音を響かせて行かれる。
16:30 深仙小屋
水汲み30分
岩場の下に香精水が滲み出している
昨年と異なり、水量は少ない。
写真では見づらいですが、細い水の流れがあります。
昨年はジャブジャブ出ていたのですが・・・
「マウンテンホームレス」(ネットで見ましたサイトの言葉を使わせていただいています。)の今夜のねぐら。
~昨年は汚かったが、きれいに改装され、囲炉裏もきれいになっていました。
今夜は貸し切りです。
気楽な反面、寒いくらいで、人恋しいような・・・
GWなど休日はたくさんの方が来られるのでしょう。
サイトを見ると小屋に入りきれず、潅頂堂に泊まったりテントを張ったりしているようです。
就寝 20:00