単独行の山歩き(yamakuma)

「一人は危険」と言われながら、一緒に行ってくれる人がなくいつのまにか単独行が身についてしまいました。

北アルプス 日本海へ(後)

2014-10-24 | 山歩き

北アルプス 日本海へ(前)より

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第4日目(8月2日)

5:40 朝日小屋発 小屋番のお姉さんがみんなを見送ってくださった。昨日の反省から早立ち、というわけでもないが、栂海新道は道が長いので早立ちを、と思ったのです。しかし、あまり早いとは言えない時間になってしまった。

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6:30 朝日岳

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いかにも夏を思わせる景色

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日本海ははるか彼方

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7:10 蓮華温泉分岐  ここからはひたすら日本海を目指して歩くのみ。

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照業ノ池付近

8: 7 長栂山

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振り返ると朝日岳

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9:40 黒岩平

登山道整備工事の人の小屋があり、先行者も休憩していたので、小休止。工事の人に犬ケ岳の栂海山荘は「あれだよ」と教えられたのが、はるか彼方に赤い点で見える。あまりの遠さに今日中に辿りつけるのかと不安になった。

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10:15 黒岩山

10:38 文子ノ池(昼食)

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12:00 サワガニ山

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犬が岳(この頂上に栂海山荘〔避難小屋〕がある)

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12:34 北俣ノ水場(犬ケ岳の取り付き付近に左へ下る小さな谷がある)

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犬ケ岳頂上(遠望からの姿の通り頂上はなだらかな平坦になっている)

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14:00 栂海山荘(避難小屋・泊)

韓国からの登山者が一人送れて到着。みんな寝袋に入って寝る体制に入っているところで、あきれていましたが、北アルプス全山縦走の人が前泊地で知り合ったとのことで、声をかけると、「ビールあるか」との声に小屋中爆笑になりました。

気になったことは、狭い小屋に数十人が宿泊するので、食事を作るスペースが小さく、雨の時は全員の食事を作れるのは相当時間がかかるだろうということです。今回は天気が良く、外でみなさん楽しく食事を作っていましたが・・・。

第5日目(8月3日)

6:00 栂海山荘発  

全員出発して私が最後になった。静かになった小屋とその周辺に、ひと時の静寂を我がものに味わう。

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まだ日本海は遠い 

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振り返ると、栂海山荘が見える

6:52 黄蓮山

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黄蓮ノ水場  昨夜の韓国からの登山者と別の夫婦が水場に降りている間に追い越しました。

7:58 菊石山

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8:11 下駒岳

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9:37 白鳥山(避難小屋があり、地元の登山者が登ってこられて、話が弾み、いろいろおすそ分けをいただく。)10:41

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さわがに山岳会のご苦労がしのばれます。実際、藪山であろう登山コースはきれいに草刈されていて、歩きやすくなっていた草刈をしていなかったら、こんなタイムでは行けないと思います。

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下りて来るにつれて気温が上がり、バテます。

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クマ注意の看板

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12:45 坂田峠

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14:20 林道出会  このご夫婦とは白鳥小屋から最後まで一緒でした。

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15:00 入道山

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 15:59 下山(下山してしまうと緊張感が抜け、缶ジュースを飲み、のんびりしながら、今夜の宿探しをケータイでしているうちに、時間を食ってしまった)

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国道8号線を親不知を目指して歩く。大型車が通ると壁に張り付いてよけないと引っ掛けられそうで怖い。

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16:50 親不知駅

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今回も無事下山することができました。これで、家に帰ることができます。

親不知駅で列車を待っている間、周辺を歩きましたが、人の姿がなく、蝉の鳴き声と高速道路の騒音と遠い潮騒がなんとなく物悲しく、ゆく夏が惜しまれる感じです。駅は虫が多く、その死骸の大きさに、気持ち悪いくらいでした。

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電車はなかなか来ない。1時間待たされました。

カメラの設定を間違えたため、すべての写真が色褪せたようになったことは大変残念です。

花がきれいで、景色もすばらしく、行って良かったと満足と、充実感に浸れる山行きになりました。コース全体としては、特に難しいところもなく、単なる縦走でしたが、栂海新道は長く、進むほど気温が上昇して体力を消耗します。

また、残雪が多く、コース上の雪渓はルートを見失います。

栂海山荘で一緒になった中高年パーティは、早立・早着で歩くペースも早かった。地図で見ても長いコースですが、実際、歩いても長く、条件が異なれば行けたかどうかわかりません。

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