単独行の山歩き(yamakuma)

「一人は危険」と言われながら、一緒に行ってくれる人がなくいつのまにか単独行が身についてしまいました。

熊野古道・小辺路(前)

2014-10-20 | 山歩き

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高野山~十津川温泉~熊野本宮大社

世界遺産に登録された熊野古道。そのうちの、小辺路を訪ねてみました。 長いですので、(前)(中)(後)に分けています。
中辺路大峰・奥駆 はそれぞれのリンクでご覧下さい。

・2010.11.20~23(3泊4日) (22日のみ雨)
・単独行
・テント泊


 世界遺産に登録されてから観光向けに紹介されることが多くなり、写真などから、苔むした道が良い雰囲気を醸し出しているものを見るにつけて、行ってみたいとは思いつつ、観光に行くのも億劫でした。しかし、昔何気なく買っていた山の地図「奥高野」(1991年昭文社発行)に、以前から行ってみたいと思っていた道が熊野古道・小辺路であることがわかり、今回思い切って行ってみました。
 

  古い地図では結構な山歩きになっていましたが、インターネットで調べると、「山」としてではなく、古道歩きとして、一般の方が多数歩かれている雰囲気で、大股・三浦口・十津川に宿をとって3泊4日が標準行程になっていました。 

  私は単独行なので、宿で独り者は嫌われますし、ネットには、三浦口に宿はなく、「谷瀬の吊橋」の宿からの送迎を依頼することになると書かれていましたので、単独行では送迎は頼めないと思い、テント泊で目標2泊3日(状況次第で3泊4日)の計画で出発しました。(三浦口は現地で聞いたところによりますと、民宿があるそうです) 
十津川村のHPに小辺路のルート図が掲載されています。

 全体として、は整備されて歩きやすい道でした。そうはいっても、伯母子岳・三浦峠・果無峠は1000m級の山で、登り・下りはしっかりありました。またこの季節(秋)、落ち葉が積もって小石を隠し、歩きにくくしていたことと、漫然と歩いていますと、枯葉で道かそうでないかわかりにくいかもしれません。

  また、コース全体が長く、途中でリタイヤするとしても国道168号線まで出ないと交通手段がなく、そこまで距離が長く、山奥ですので、その点は登山するのと危険度は変わらないと思います。

トイレは各所に整備されてあり、 「東屋(あづまや)」になった休憩所も3箇所(水が峰と平辻の間・大滝・三浦峠)ありました。

 
水が峰と平辻の間にある休憩所


また、伯母子岳下の伯母子峠には山の家(避難小屋)があります。

ただ、自動販売機は三田谷までなく、大股のバス停にあったものの、お金を入れも動きませんでした(2010.11.20時点)。自販機荒らしに遭ったとかで止めているそうです。


大股の自販機

 は大股から先(萱小屋跡・伯母子峠下・三田谷・三十丁の水・R425号沿いの支流・昴の郷・果無集落ほか)には補給できるところがありますが、高野山から大股まではありません。

<スタート>
11/20

金剛三昧院の入り口~ここを右折


大滝方向を示す標識
~こんな感じの標識が整備されています。


御殿川にかかる橋を渡って大滝へ
~橋を渡ってから急な坂を上っていきます。


大滝にある休憩所


竜神スカイラインと合流


竜神スカイラインから再び小辺路へ


水が峰と平辻の間にある休憩所
~写真の通り舗装された林道


舗装路から山道へ

064
山道から舗装路へ出て、平辻へ


平辻から山道に入って再び舗装の林道に出ます。


そして、大股へ。

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民家の間を通って伯母子岳へ登っていきます。

077
萱小屋跡を通ってさらに登っていきます。

萱小屋跡には新しい小屋が建設されており、その横で水を汲めるようになっています。

<(中)へ続く・・・>