ノストラダムス予言を語ります上におきましては、「1999年7の月」の予言詩を外しては、語ることが出来ないのではないのでございましょうか。「1999年7の月」の予言詩におかれましては、予言が外れたのではなく、恐怖の大王が振ることによる破滅は、回避されておられるのでございます。さらにおかれましては、その回避されておられます破滅が、破局へと変わり、現在の私たちに襲いかかって来ておられるようでございます。
この「1999年7の月」におかれます破滅が回避されたことにおかれましては、1999年以前に発刊されておられます「ノストラダムスの大予言Ⅱ/故五島氏」におかれます176~178ページに記されてございますので、抜き出してご紹介させていただこうと思います。ブロワ城におかれます、ノストラダムスと王妃との会話の伝承とのことでございます。
〖故五島勉氏 ノストラダムスの大予言Ⅱ(昭和54年12月発行)の176~178㌻〗より
“恐怖の大王”の前に“別のもの”が現われれば‥‥
「しかし、そなたはあのとき、〝ただし〟と言いましたね。一九九九年七の月、世界は滅びる、救いはどこにもない、〝ただし〟と……」
カトリーヌは思い出したようにささやいた。彼女は白いローブを着てブロワ城の庭を歩んでいた。庭にはいつか冬が来ていた。枯れたクローバを踏んで、王妃はあとに従う大予言者を振り向いた。——ノストラダムスはものうげに答えた。
「そう……そうでございました。たしかにそう申しました。一九九九年、恐怖の大王が降る、救いなどどこからも来ない。ただし、と」
「そのあとを聞きたい」王妃は言った。「〝ただし〟どうなのです? そなたはあのあと何を言おうとしたのです?」
ノストラダムスは黙った。彼はゆっくり立ちどまり、少し口ごもってからつぶやいた。
「しいて申せと仰せられるなら、お教えいたしましょう。……わたくしはあのとき、こう申し上げようと思ったのです。Mais, si autre(ただし、もし〝別のもの〟が)……と」
「別のもの?」
「はい」
「それはなんじゃ?」
「わかりませぬ。……それはまだ、遠い霧のかなたにあります。果たして現れるかどうかもわかりませぬ。ただ、もしも終わりの前……恐怖の大王が降る前に、その〝別のもの〟が現われれば……」
「現れれば?」
「そうすれば、おそらく人間は――一九九九年七の月にも、きっと滅びずに済むであろう、と」
カトリーヌは深い息をついた。彼女が少しでも希望を持てる言葉を聞いたのは、ノストラダムスとの長い対話のなかで、これが初めてだった。彼女は強い好奇心をみせてノストラダムスと向きあった。
「それは喜ばしいこと。その正体を知りたいものじゃ。その〝別のもの〟とは人間ですか?」
「………」
「新しい救世主のような?」
「………」
「申しなさい。そなたは未来が見えると言った。〝恐怖の大王〟のほかはなんでも。ならばその〝別のもの〟も見えているのでしょう?」
「いいえ」ノストラダムスは苦しそうに頭を振った。
「終りのころのありさまでわたくしに見えるのは、大地震や飢えや戦いや……不思議な乗り物や光る鳥……そして〝大王〟が降ったあとの惨状……それだけです。〝大王〟が見えないのと同様、その〝別のもの〟も見えませぬ。
ただ、もし〝別のもの〟が現われれば、そうした終わりのむごいありさまも消えていくように思われるのです。……そのときも戦いや欠乏は起こり、人々は苦しむでしょうが、〝恐怖の大王〟は降らず、〝光の反対のもの〟も襲っては来ない……。
そして人間は、苦しみながらもつづいていくでありましょう。終わりはたぶん、先に延ばせるでありましょう。〝別のもの〟が現われさえすれば……。
彼は口をつぐんだ。あとは何も言わなかった。重ねて問いかける王妃を忘れたように、彼はロワール川の向こうの冬空を――何かをさぐるように見つめていた。
このように、1979年に発行されておられますご著書におかれまして、「1999年7の月」以前に“別のもの”としての表現をなされておられます存在が出現されるならば、「〝恐怖の大王〟は降らず、〝光の反対のもの〟も襲っては来ない……。」と記されてございまして、さらにおかれましては、「そして人間は、苦しみながらもつづいていくでありましょう。終わりはたぶん、先に延ばせるでありましょう。〝別のもの〟が現われさえすれば……。」ということでございます。
でございまして、ノストラダムス予言解読におかれます世界的なる権威でもございました、故五島勉氏によられますれば、この〝別のもの〟こそが、世を救う「メシア(救世主)」であるとのことでございまして、メシア(救世主)探しというようなる本も刊行されておられるような時代でございました。
そうしますと、これらから、「1999年」より以前に「メシア(救世主)」が出現され、ご活躍をなされたからこそ、「1999年7の月」によられます破滅は回避されておられるということになりますのではないのでございましょうか。そして、破滅は回避されておられるのですけれども、「先に延ばせる」という破滅が、破局へと移り変わり、現在の私たちの上に、襲いかかろうとしておられるようでございます。
さらには、破滅が回避されたことによられまして、次の破局までの期間におかれまして、『新たなる黄金の時代』への転換の準備がなされておられるということも考えられるのではないのでございましょうか。
最近におかれます、世界的な情勢でございますけれども、ロシアによるウクライナへの侵攻、イスラエル対ハマスとヒズボラ(パレスチナ)の戦争が深刻さを増してしまいまして、共闘するハマスとヒズボラの後ろ盾がイランでございまして、さらにおかれましては、イランの後ろ盾には、中国と言いますようなる大きな勢力が存在しておられます。そして、そこにはロシアや北朝鮮も協力されておられるという、世界を二分するかのような大きな対立の構図となってしまわれました。
なお、中国・イラン・ロシア・北朝鮮におかれましては、欧米によられますミサイル防衛システムでも迎撃が困難と言われておられます、極超音速ミサイルを保有するにまで至ってしまわれておられるようでございます。ですので、全面戦争になってしまわれますと、極超音速ミサイルによる核攻撃を、欧米側におかれましては、防ぐことが困難となっておられるということが、現状のようでございます。
こういった情勢に中におかれまして、アメリカでは、地球温暖化防止対策に反対をされておられるトランプ大統領が就任を控えておられます。バイデン政権の気候変動対策を「新たなグリーン詐欺」とまで呼んでおられたとのことでございまして、さらにおかれましては、石油・天然ガス資源を「掘って掘って掘りまくれ(ドリル・ベイビー・ドリル)」などと何度も発言されておられるとのことでございます。
このような方が、世界のリーダー国でもございますようなる、アメリカの大統領に就任されますれば、世界的な対立の深化に伴う軍拡資金確保のためにも、温暖化防止対策への強化策はなおざりにされてしまわれるのではないのでございましょうか。予想を遥かに超える急激な温暖化への対策が世界的に滞ってしまわれますれば、莫大とも言えますようなる被害を防ぐことが叶わなくなってしまわれるのではないのでございましょうか。
【「気候危機」で温暖化対策が岐路に立つ中、COP29開催 危機感共有して前進できるか焦点】
このようなる対立の深化によられる大戦、そして、急激なる温暖化による甚大とも言えまするような深刻なる被害を回避されることは、最早、今の人類では不可能となってしまわれたようにも感じ取ってございます。
愚かなる人類が招いてしまわれた危機、この危機こそが、冒頭に記させていただきました「延ばされた破局」であろうと感じてございまして、このようなる危機に対しまして、神仏によられる懲罰(後の甚大なる被害を防ぐため)とも読み取ることが可能なる、ノストラダムスによる予言詩がございますので、ご紹介させていただきたく思います。
Ennosigée, feu du centre de la terre,
Fera trembler au tour de cité neufve:
Deux grands rochiers long temps feront la guerre,
Puis Arethuse rougira nouveau fleuve.
アンノジジェ、地球の中心からの火
それが新しい大都会のオトゥールを震わせる
そのとき二つの大きな岩は長い間戦っている
そしてアレチューズが新しい川を真っ赤に染める
第1巻87番 五島氏のノストラダムス大予言・地獄編(181㌻)
この予言詩の一行目におかれます「アンノジジェ」につきましては、ノストラダムス予言解読におかれます、世界的権威でもあられました、故五島氏によられますれば、古代ギリシャ語の「エンノシジェウス」から採られたものであるとのことでございまして。では、この「エンノシジェウス」とは何かと言われますと、ギリシャ神話におかれます海神ポセイドンが、普段においてはいろいろな恵みを与えてくれるのですけれども、人類が悔い改めることなく、荒廃や堕落の極限まで行ってしまわれますと、ポセイドンの怒りによりまして、そこから世界中に広がる破滅的な最後の大地震を引き起こしてしまうということでございまして、このポセイドンが引き起こす最後の大地震による破滅のことを「エンノシジェウス」と呼ぶのだそうでございます。
先ほども述べさせていただきましたように、急激に温暖化が進んでしまいましたことによりまして、異常気象が猛威を振るい始め、環境危機ともなり、食糧危機ともなりつつあります現在、世界の各国が協力し合い、軍事費を削減する等によりまして、温暖化防止対策を一層強化すべき所でございますけれども、それどころか、逆に、紛争や対立の深化を招かれてしまっておられるのが現状ではないのでございましょうか。
このように、人類が間違った方向へと進んでしまわれるようでございますと、ポセイドンならぬ、神仏の懲罰(救いのため)によられまして、そこから世界中に広がる破滅的な最後の大地震が引き起こされてしまわれることになるということなのではないのでございましょうか。
例えば、この巨大地震によられまして、その被害が世界中に広がり、世界的なる恐慌へと進んでしまわれますれば、世界経済が大きく後退されてしまわれますので、温室効果ガスも排出が大幅に減少することとなり、急激なる温暖化の問題は解決の方向へと進まれるのではないのでございましょうか。
しかしながら、恐慌により、各国の資金が欠乏してしまわれますと、世界的な軍事バランスも崩れ、力で敵を抑えることが不可能となり、さらなる対立の激化へと向かわれてしまわれることでございましょう。しかしながら、すでに破滅は回避されておられますので、破滅ではなく破局を迎えることとなるはずでございまして、例えるならば、傲慢な方々(国々)がより大きな戦火へと向かってしまわれますけれども、心有る平和を望む方々によられまして、「新たなる黄金の世紀」が構築され、幸運・幸福を授かることが可能となられます、平和なる暮らしへと進まれるのではないのでございましょうか。(下記させていただいてございます、故五島氏によられます【大きなメシーの詩】、【読めば幸運に向かうメシーの詩】を参考とされていただきたく思います)
これまでにも、記させていただいてございますけれども、世界的な食糧危機や第三次世界大戦によられます大きなる混乱につきましては、避けることが不可能なように感じてございます。一早く、『新たなる黄金の時代』へと目を向けられ、幸運・幸福へと向かわれることを切望いたしてございます。
話を戻させていただきまして、次に続きます「地球の中心からの火」につきましては、地球内部のマントル層から上昇して来ると言われておられます、マグマの熱エネルギーの事のようでございます。このことにつきましては、埼玉大学工学部名誉教授であられまして、理学博士でもあられます角田史雄名誉教授によられます、「熱移送説」が該当するのではないのでございましょうか。
この「熱移送説」によられますると、これまでのようなプレートテクニクス理論だけでは、巨大地震を引き起こす程のエネルギーを説明出来ないのですけれども、地球内部から上昇するマグマの熱エネルギーを加えるならば、巨大地震を引き起こす大きなエネルギーを説明出来るというものでございます。
ですので、この角田史雄名誉教授の「熱移送説」によられまする〈地球内部から上昇するマグマの熱エネルギー〉のことを、ノストラダムスは見通しておられ、「地球の中心からの火」といった表現をなされておられるのではないのでございましょうか。
そして、二行目におかれます「新しい大都会」でございますけれども、明治維新によられまして、首都が京都から東京へと移られておられまする日本の首都東京も、歴史的に見ますれば、「新しい大都会」と表現されておられましても、おかしくはないのではないのでございましょうか。
さらには、「新しい大都会のオトゥールを震わせる」におかれましては、「オトゥール」を直訳してみますと、「まわり」となりますけれども、auとtourを切り離して読んでみますと、tour=タワーとなりますので、南海トラフ巨大地震によられます、長周期地震動により揺られてしまわれる「新宿などの高層建築」を意図したものとも思うことも可能なのではないのでございましょうか。
次におけます、三行目の「二つの大きな岩」におかれましては、故五島氏によられます解説からも、キリスト教諸国に代表されますようなるアメリカと、それに対抗するイスラム諸国、この二つの勢力の信仰の強さを「岩」に例えて表現されておられるものと理解してございます。
次なる、四行目の「アレチューズ」におかれましては、解読不明とのことでございましたけれども、この「Arethuse」を「Aret huse」としてDeepL翻訳ツールによりまして翻訳してみますと、「Aret huse=凱旋帰国」と翻訳されました。この凱旋帰国につきましては、凱旋門のことでもございまして、Wikipediaフリー百科事典によりますれば、凱旋門(がいせんもん、英: Triumphal arch)とは、軍事的勝利を讃え、その勝利をもたらした将軍や国家元首や軍隊が凱旋式を行う記念のために作られた門であるとのことでございまして、その発祥の歴史におかれましては、古代ローマ時代まで遡る。とのことでもございまして、この凱旋帰国=凱旋門によりまして、その地でもございますフランスを暗示されておられるのではないのでございましょうか。
と言いますのも、これまでも、予言詩によりご説明させていただいてもございますように、フランスが軍国化してしまわれ、中国に攻撃されてしまわれるようでございますので、「アレチューズ=Arethuse」によられまして、凱旋門で有名なるフランスを暗示され、「新しい川」によられましてEU(欧州連合)・NATO勢力が、戦火により「真っ赤に染め」られることとなってしまわれるように理解してございます。
それでは、次におきまして、このようにフランスが軍国化の道へと進んでしまわれるのであろうことが伺い知れまする予言詩を、ご紹介させていただこうと思います。
Le monde proche du dernier periode,
Saturne encor tard sera de retour:
Translat empire devers nation Brodde:
L'oeil arrache a Narbon par Autour.
世界が終末の時期に近づくとき
サチュルヌはいまだなお後退に遠く
帝国は黒い民族のほうへ傾き
ナルボンの目はえぐりとられてしまうのだ
第3巻92番 五島氏の大予言P129
この予言詩の一行目におかれましては、「世界が終末の時期に近づくとき」ということでございまして、これにつきましては、先ほどもご説明させていただいてございますように、現在の世界情勢のことであろうと、想起することが可能でございますのではないのでございましょうか。
二行目におかれます、「サチュルヌ」におかれましては、土星であると想われまして、凶星としても知られますこの土星が、「いまだなお後退に遠く」ということでございますので、凶運が継続してしまうということであろうと想われます。
そして、三行目の末尾に(:)が記されてございますので、ここにおかれます三行目と四行目につきましては、共通した内容であるはずでございまするので、三行目におかれます「帝国」とは、「ナルボンの目」により暗示されておられますフランスとなるのではないのでございましょうか。
そう言いますのも、この「ナルボンの目」につきましては、故五島氏によられますれば、その昔、南仏の大学の門に刻まれた言葉であり、フランスの良識を意味する象徴的な言葉であるとのことでございまして、その「ナルボンの目」が「えぐりとられてしまうのだ」と言われまするのは、フランスの良識が「えぐりとられてしまう」ということに繋がり、文脈からも「帝国化」までしてしまわれるようでございます。
この予言詩と、先におけまする予言詩との関連性からも、フランスが帝国化されてしまいまして、EU・NATO軍の中核となられ、戦争の道を歩まれてしまわれるようでございまする。
先日のフランス内閣総辞職によられます政治混迷が、今後のフランスの先行きに大きく影響を及ぼすのではないのであろうかと注目をしてございまする。
【フランス内閣が総辞職 政治混迷、欧州経済に打撃】
上記におきましてご紹介させていただきました予言詩につきましては、第三次世界大戦へと進んでしまわれるという予言詩の一部にすぎませんのでございますけれども、他の幾つかの予言詩によられましても、日本と思しき国による巨大地震「アンノジジェ、地球の中心からの火」から、世界的な混乱が生じてしまわれ、破局へと進んでしまわれることにつきましては、確かなことでございますように受け取ってございます。
それでは、次におかれまして、破局へと向かってしまわれるこの時代の中におかれまして、『新たなる黄金の時代』への礎を築かれておられるメシア(救世主)の存在を、ノストラダムスにおかれましても、予言されておられまするので、ご紹介させていただこうと思います。
La loy du Sol & Venus contendus
Appropriant l'esprit de prophetie:
Ne l'vn ne l'autre ne seront entendus,
Par sol tiendra la loy du grand Messie.
日の国の法と金星の法が競い合う
予言のエスプリをわがものとしながら
双方たがいに耳をかたむけないが
大きなメシーの法は日の国によって保たれるだろう
(第5巻の53番 五島氏の大予言・日本編 P189)
故五島氏によられますれば、この予言詩こそが【大きなメシーの詩】であり【読めば幸運に向かうメシーの詩】であると解説されておられます。また、ノストラダムス自身は生前、「この詩(の原文)を見た人は、それだけでも恵まれるようになる。とくに四行目(の原文)を声に出して読めば、いっそう幸運に恵まれる。詩の真の意味を知れば、さらに輝く人生を送れる。なにしろこの詩は、わたしが精魂込めて書き、“大きなメシーの法”とつながっているんだからね」と友人に話したと解説されておられます。
この予言詩におかれましては、「大きなメシーの法」といった内容として表現されておられますけれども、キリスト教徒への配慮がなされておられますようなる、巧みな表現方法でありますように感じてございます。
その「大きなメシーの法」でございまする〖成仏法〗が、「日の国」と象徴されておられますこの日本に、保たれておられるのでございます。
以下の予言詩におかれましても、キリスト教徒に配慮された表現となってございますので注目していただきたく思います。
Tant attendu ne reuiendra iamais,
Dedans l'Europe en Asie apparoistra:
Vn de la ligue yssu du grand Hermes,
Et sur tous Roys des Orients croistra.
どんなに長く期待しても、ヨーロッパには二度と現われない
それがアジアに現われる
大いなるエルメスの系列から発して団結するその国
東洋のすべての王を超えるだろう
(第10巻75番 五島氏の大予言ⅤP103)
この予言詩の一行目におかれましては、ハッキリとされた表現はなされておられないのでございますけれども、「どんなに長く期待しても」キリスト教におかれるメシアにつきましては、キリスト教徒の方々には大変申し訳ございませんけれども「ヨーロッパには二度と現れない」と読み取ることも可能なのではないのでございましょうか。
二行目におかれましては、そのメシアは「アジアに現れる」と読み取ることが出来ます。
そして、三行目におかれましては、「大いなるエルメス(ギリシャ神話による高い知能と技術をもった経済や工業関係の神様)の系列から発して団結するその国」とは、まさしく日本のことを暗示しているのではないのでございましょうか。
この予言詩と、前出させていただいてございます予言詩との共通点によりますれば、この日本におかれまして、幸運・幸福を授かることが可能なる「大きなメシーの法」でございます〖成仏法〗が存在しておられることが、より確かなものと思えますのではないのでございましょうか。
追記:新たなる救いの予言であると考えられますようなる予言詩に気付きましたので、簡単ではございますけれども、ご紹介させていただこうと思います。
De cinq cens ans plus compte l'on tiendra
Celuy qu'estoit l'ornement de son temps:
Puis a un coup grande clarte donrra
Que par ce siecle les rendra tres contens.
五百年以上を経て世人は気づくだろう
その時代の誇りであった彼の存在に
やがて突如として偉大な啓示がもたらされ
その同じ世紀の人びとを大いに満足させるだろう
ノストラダムス予言 第3巻94番(東大仏文科卒の翻訳家 山根和郎 訳)
これからも500年以上の時を超えて保たれるであろう
このように誰が破局を乗り越える時代における象徴であった人物か
その時、一挙に大いなる明証が与えられるだろう
この世紀が彼らにとってとても幸せなものになることを
ノストラダムス予言 第3巻94番(翻訳ツールを使用しての、私の意訳)
この予言詩におけます翻訳につきましては、東京大学におかれます仏文科卒の翻訳家であられます、山根和郎氏によられます翻訳と、私が翻訳ツールを用いまして、拙い意訳を試みたものとでございます。
もちろん仏文科卒で翻訳家であられます山根和郎氏におかれましては、高度なる翻訳がなされておられると思うので御座いますけれども、ただ一つ、メシア(救世主)の存在を御存じがないために、正確な事象に沿った翻訳がなされておらないように感じられましたので、僭越ながらも、意訳を試みてございます。また、大変なる時代を迎えることとなってしまっておられると憂慮してもございますので、敢えて主張させていただいております次第でございます。
このようなる次第で、上記させていただいてございます予言詩を、メシア(救世主)のご活躍に照らし合わせて、翻訳ツールに準じて、意訳させていただきましたところ、上記のようなる内容であるのではないかと思われましたので、僭越ではございますけれども、ご説明させていただこうと思います。
この予言詩におかれます一行目の、「これからも500年以上の時を超えて保たれるであろう」につきましては、四行目におかれます「その同じ世紀の人びとを大いに満足させるだろう」ということと考え合わせてみますと、これは、破局を乗り越えた方々が、新たなる時代の幕開けを知り、幸せを感じ取っておられる状況ではないかと、読み取ることが可能となると感じております。このことから、この一行目の「これからも500年以上の時を超えて」におかれましては、『新たなる紫磨黄金に輝く時代』が今後500年以上継続するということではないかと読み取ってございまする。また、このことにおかれましては、仏陀釈尊の予言に見られます、「極楽浄土」が実現されるのであろうと、私は個人的に解釈しております所でございます。
そして、次なる二行目の原文の末尾には「:」が記されておられますので、この二行目と三行目につきましては、意味的に関連のある二つの文章ということになりますので、そう致しますと、この二・三行目におかれましては、「誰が破局を乗り越える時代における象徴であった人物か」「一挙に大いなる明証が与えられるだろう」ということであろうと想定されるところでございまして、ですので、ここにおかれまして、メシア(救世主)のそれまでのご活躍が公になると共に、そのメシア(救世主)につきまして「一挙に大いなる明証が与えられる」ということであろうと想われまして、真のメシアによられます、新たなる紫磨黄金に輝く時代が築かれつつあることの「大いなる明証が」「一挙に」「与えられるだろう」と解釈してございます。
これまでのキリスト教国中心の世界から、仏教中心の平和なる時代へと、バトンタッチがなされることと感知してございます。
さらにおかれましては、キリスト教発足当初より、聖書には仏教の教えがかなり取り込まれておられるとのことでございまして、
【仏教とキリスト教】Wikipedia
このように、キリスト教発足前には、すでに仏教の教えが広まっておられました中でのことでございますので、多くの仏教の教えが取り込まれておられるようでございます。私には専門的な事柄につきましては、全くの素人でございまして、大変僭越ではございますけれども、キリスト教におかれます「至福千年」におかれましては、仏教の「極楽浄土」の予言を取り入られたのではなかろうかと感じ取ってございます。上記のご説明のように、「極楽浄土」を築かれるメシアのご活躍が「その時、一挙に大いなる明証が与えられるだろう」ということでございますので、そのように理解するに至ってございます。
話を戻させていただきまして、四行目におかれましては、この新たなる紫磨黄金に輝く「極楽浄土」によられる時代が、「彼らにとってとても幸せなものになる」ということでございますので、破局を運気によられ、乗り越えることが出来ますれば、私たちにとっても「とても幸せなものになる」ということでございまして、それらが「一挙に大いなる明証」さえも「与えられるだろう」こととなるはずでございましょうと、想われる次第でございます。
さらにおかれましては、ノストラダムス予言解読におかれます世界的な権威でもあられました、故五島氏によられまして、『読めば幸運に向かう「メシー」の詩』として紹介されておられます「大きなメシーの法は日の国によって保たれるだろう」との予言詩との関連性を見ましても、ご理解の一助とさせていただけるのではないのでございましょうか。
以上とさせていただきますけれども、ノストラダムスが生涯を懸けてまで残された予言詩に込められておられます本来の目的が、破局を迎える人類に対しまして、救いの道を指し示すことであるのではないかと思い至りまして、ここにおきまして、その救いの道標とさせていただきたく、投稿させていただいております次第でございます。
敬具
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