一昨年以来の劔岳です。実は今年は確定表には載せていませんでした。リクエストがあって企画した時点で既に定員となっていたので、確定表からは外しました。シークレット企画という訳ではありません。
富山前泊で室堂から入るというあくまでオーソドックスなプランでしたが、今年は 予備日を取っていたのが見事当たりでした。当初は
が続くような天気予報でしたが、近づくにつれて
のマークが出始め、ちっと心配な空模様でした。
案の定、20日の入山日から雨模様、劔岳のロケーションを楽しもうと劔小屋にしたのに劔は雲の中です。次の日も朝から雨、当初朝食の弁当を急遽、普通の食事に切り換え、一日小屋で停滞です。本を読んだり、テレビを見たりとちょっと退屈な休養日です。翌日の予報はと微妙。祈るような気持ちで就寝です。
朝起きると雨は降っていません!ただ深い霧です。ヘッドランプを付けて出発、剣山荘でフェラータ、軽量ハーネス等の装備を付ける。一服剱も深いガスの中ですが、前剱方面は比較的見えている。平蔵の頭を過ぎたところで、小屋を3時半に出たM旅行社の16人が戻ってきた。早くも登頂したのかと思いきや岩が濡れているためカニのタテ バイで戻ってきたとの事。ウム!
確かに取り付いてみるとビショビショである。でも我々はフェラータ、軽量ハーネス等の準備はしてあるし、雨の心配もなさそうなのでそのまま登り出す。登ってみると、フェラータもなくて人を登らせるのはちょっと躊躇する状態ではある。タテバイの取付でたむろしていた他のグループも我々が登り出すのを見て後に続いてきた。
9時過ぎには山頂に到着!あれ!山頂に鎮座していたお社が無くなっている。ビック リ!(後から知ったが、昨年落雷で損傷を受け現在下で修復中との事でした)雲が湧いていて展望は楽しめなかったけれど無事登頂です。
下山も順調で、前剱に近づく頃から青空が広がり、剱岳本峰の勇姿も堪能出来ました。本当に予備日を取っていて良かったと実感!です。さらにフェラータセットの威力も実感した山行でした。
下山日も朝から雨!おまけにまで付いて、途中の雷鳥荘で雷避難!
まさに⇒
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の波瀾万丈の4日間でした。
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