<ツェルマットから夜明け前のマッターホルン>
私の所属するKスキークラブが今年、創立80周年を迎えることになりました。その記念行事のツェルマットスキーに思い切って参加しました。2月7日に日本を出発、15日に帰国と云う9日間のツア—でその内の4日間(2/9~13)をツェルマットに滞在し、ゲレンデスキーを楽しむと云うスケジュールです。
もちろん初めての海外スキー、それもマッターホルンのまじかに見てのツェルマットスキーですから行く前から期待に胸が膨らみます。用具は、セミファットスキー(LINEのPROPHET 98 179cm)に山スキー用靴(GARMONT ADRENALIN)といういつものニセコバージョンを持参しました。
成田から直行便でチューリッヒへ向います。12時間のフライトです。成田を11:10に出てチューリッヒ着15:50、スイスとの時差が8時間ですので12時間40分の空の旅です。長い!それでもチューリッヒが近づくと窓からヨーロッパアルプスらしき雪を冠った山々が見えていやが上にもテンションは上昇します。もっともどこが見えているか全く判りません。
初日はチューリッヒ空港近くのビジネスホテル(いつも愛用の東横INNよりは大分上等)に一泊です。夕食までの間、近くのスーパーに偵察を兼ねてお買い物です。明日の移動中のお昼用の水とパン、リンゴとハムを購入。
翌日は、バスで移動、チューリッヒで慌ただしい市内観光?も付いています。途中、バスごと列車に乗るカートレインでは皆さん大盛り上がりでした。その後テーシュで列車に乗り換えてやっとツェルマットに到着です。
<雪のチューリッヒ> < チャーチルの1946年のチューリッヒ演説の記念プレート>
<トレーラー付きバスで移動> <カートレイン> <段々畑のぶどう畑>
3日目にしてやっと念願のスキーです。朝ホテルでガイドと合流、全部で5班で各班1名ずつ現地滞在の日本人ガイドが付きます。僕らの班のガイドは、スイスに20年程住んでいるという岩井さんと云う好青年です。早速、ゴルナグラード鉄道でスイス随一の展望台と云われるゴルナグラードに向います。レールの間に歯車があるアブト式の登山電車で明治31年に開通したと云う。終点は標高3,089mのゴルナグラートです。
<ゴルナグラートの展望台から遥かヨーロッパ最高峰のモンブランも見える>
雲一つない青空が広がり、これ以上はない条件です。コースは固めのシッカリしたフラットなバーンが続き思わずスピードが出てしまいます。標高差1000m位を一気に滑り、ゴンドラやリフトを乗り継いでスネガエリアを滑り、最後は下山コースをケーブルカー乗り場まで滑り降りてきました。こんな調子で、翌日はゴンドラを乗り継ぎ、3,883mのマッターホルン・グレーシャー・パラダイスへ。
<マッターホルン・グレーシャー・パラダイスとブライトホーン>
この日の昼食は、イタリアのチェルビニアの予定です。そこの標高は2,050m。標高差1,800m以上をダイナミックな景色を堪能しながら、オープンテラスでのお茶も交えて滑りまくる。マッターホルンも北東からの写真で見慣れた形から、東面、そしてイタリアからの南面と大きく形を変えて別の山のようです。
<マッターホルンのイタリア側山頂と同じ十字架の前で>
<ヘルンリ稜の取付付近に一番近づいた/ヘルンリヒュッテがまじかに見えていた>
こんなわけで、とうとう連日雲一つない青空の中、朝8:30にホテルを出て、帰ってくるのは16~17時と云うフル行動の4日間でした。
<マッターホルンを初登頂したウインパーが愛用したと云うホテル モンテローザ>
<そのホテルの外壁にウインパーの記念プレートが>
帰りの飛行機、11時間半は長かった。大満足の初海外スキーでした。が、やはり日本の自然、特にニセコのパウダーは最高と再認識した旅でもありました。
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