山&花

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紅葉を追って。

2012年10月23日 21時45分53秒 | 大分県の山&花
三 俣 山
 み    また    やま

大分県 玖珠郡 九重町 飯田、

概要
この山は、どの方向から見ても 同じ様な3峰が見え、富士山の様に形が良く、登山意欲を
かき立てる。 初夏にはミヤマキリシマ、ドウダンツツジ、ヨウラクツツジ、シャクナゲ、
オオヤマレンゲ、イワカガミ、等々、沢山の花が咲き、登山者を和ましてくれる。
また途中には硫黄山があり、活火山特有の 亜硫酸ガスを噴き出していて 変化に富んだ素晴らしい山。

アクセス
早朝意を決し、仕事差し置き準備にかかる。 いつもは3時半頃 出発となるが、今日は
すでに7時半になっていた。 高速道を利用し大分道九重ICから約18km飯田高原の
約2.8km先の大曲に10時頃到着したが、すでに道路も満車状態、すご~い!。
(皆さん 今日は平日ですよ、と心の中で笑った。)かろうじて愛車を、小さな
スペースにネジ込んだ。

登山開始
登山口から30分、下の写真の硫黄山分岐に着く、ダートな林道は延びていくが 左の枯れ沢を渡り
黄色のペンキを辿って、石がゴロゴロと緩やかに登る遊歩道を 大きく左へ巻いて登る。


17分で小高い鞍部で釣鐘の有る すがもり避難小屋に着く。 真直ぐ下ると北千里ヶ浜(久住山)と
法華院(坊がつる)の分岐があるが、すがもり避難小屋で一息入れて 左の急騰に取り付く。
終始 風景が良く 疲れを忘れる。 約25分で西峰に着き 目前には 硫黄山の噴煙と
久住山が一望できる、また足元には 沢山のリンドウが 咲き残っている。
(10月上旬~10月中旬頃が見頃)


西峰から北へ緩やかに下り、東へ道なりに登る。 15分でドウダンツツジの小さな群落
があり、久住山群が見渡せる。 左から、白口岳-中岳-天狗ヶ城-久住山、手前は
ドウダンツツジの黄葉


西峰から17分、三俣山本峰に着く、目前には彩りの北峰が広がり、突き出す岩上には
すでに登山者が取り付いていた。 北峰にはどちらからも行けるが、今回は左から鍋底
へ下りる事にした。 鍋底とは 三俣山本峰と北峰の間に 噴火口と思われる大きな
スリ鉢状の窪地が2つ有り、大きい方を大鍋、小さい方を小鍋、と呼ばれている。
(画面右側の緑の部分が大鍋、奥に小鍋)


これから急坂を降りて行くが、よく滑るので 木を掴みながら、時にはトラロープを頼りに下りて行く。
上の登山者がいた岩上から、北峰の縦走路を写してみた、背景には飯田高原が見える。
(写真右側の白く細い線)


本峰から16分 鍋底に着くが、すでに10名ほど昼食をとっていた。 上から見下ろす
風景も良いが、下から見上げると 空の青さが一段と際立つて素晴らしかった。


鍋底から24分で南峰に着いた、東側は坊がつるを挟んで 平治岳~大船山が座し、南に
久住山群が座している。 真下に見える坊がつるでは、赤や青のテントが開いていた。
山頂付近では、沢山のリンドウが 名残惜しげに咲いていて、しばし写真に収める。
(東側から見る 北峰全景)


山頂南側~西側にかけて、数年前の山火事で焼けた ミヤマキリシマの白骨化した群落が痛々しい。
登山者の不注意で起こった事だが、数十年~数百年 元に戻る事は無いかも知れませんね。

最後に
本山は、すがもり避難小屋までは石原で、急騰からは丈の低い草原山になり、終始展望が良い。
三俣山本峰の北側から北峰にかけて 落葉低木が茂り、その為に 6月のミヤマキリシマ、
北峰のシャクナゲなどの群落が素晴らしく、多くの登山者で賑わう。
シーズン中は久住山系の愛好家が多いので、土、日の駐車場の確保はできない。
7時頃には、車道も停める場所が無くなるので、平日か早朝でも早目の到着が良い。 
(遊歩道ビジターからの合流点より見る、三俣山全景)


この地図は、正確では有りませんので、参考程度にご覧ください。


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