生い立ちと生き様と寿命を考える！ 因果応報とは此の様か？

産まれた時から母だと信じて気が着きゃ母を追い出した父の嫁
兄も姉も知ってはいたろうが我が輩には一言も言わなかった
母を知らずに伯母の授乳で育てられた我が輩

母の他界は大阪刑務所服役中に兄からの手紙で知った
兄は母との繋がりは持って居た様だ
子供の頃から父と嫁が嫌いで家出を繰り返し浮浪児になり
警察に補導され児童相談所や教護施設や少年院や少年刑務所

まともに生きられる筈も無い
ヤクザの世界で生きて鉄砲玉だよ
其の頃から懲役なんぞは何とも思わぬ生き様だった
平成元年に最後の懲役を満期で出て間も無くヤクザの世界から身を引いた

歳を重ね落ちぶれ果て懲役暮らしに戻るか
無差別殺人で死刑執行を選ぶか
此の儘成り行き任せで娑婆で肩身の狭い日々を送って寿命迄生き続けるか

我が輩は現状から逃げ出せる等とは思わぬ
チャンスをモノに出来ず無駄な人生・無駄な時間を其の場限りで生きて来た報いだろう
無神論者の我が輩は産まれ代わりや復活等は考える事も出来ぬ

肉体は死んでも魂は残る？
我が輩は死者の夢は一度も見た事が無い
人魂も幽霊も見た事も無い
人間は死んだら灰に成る丈だと思う

兄は「俺が死んだら真鶴の海に捨ててくれ」と言って居た
嫁には言っていなかったのだろう
墓を買ったから納骨に来てくれと電話があったが我が輩は断った
兄の死を最後に我が一族との縁を切ったが

平成18年６月23日
我が輩の公判の日に伯母が他界した
お世話になった伯母には大変申し訳無いが未だに墓参せずに居る
命失う迄に一度は焼香出来ればと思う
何時も伯母が言って居た「仏放っとけ」と云う訳では済まな過ぎる
一族の長で在った伯母の冥福を祈る！（合掌）

　　♪ 落ちて初めて辛さを知って･･･