ハンドルネーム 案山子 がホンマに片足に・・・

ブログを書き始めて８年になる
兄弟分と呼ぶ友人に付けられたら徒名が 案山子だった 当時俗称 山田を名乗って居た
本人も気に入り 山田の案山子 をタイトルに ハンドルネームを 案山子 で通して来た

自転車にぶつけられた挙げ句　右大腿骨頚部骨折で人工骨を埋め込んだ
まさに ♪山田の中の一本足の案山子♪ になってしまった

事故当時は股関節と膝打撲の診断だった
痛みを堪える為に杖を突き　痛み止めの薬を飲んでいたが　一向に治まらない
杖では支え切れず　松葉杖での生活が続いた

幸いな事に床はフローリングで椅子にはキャスターが付いている
炊事場やトイレには椅子を転がして行く事が出来た
病院は予約制の為　外来予約の日迄　数週間待った

診察の前にレントゲンを撮った
レントゲン技師が直ぐに車椅子を持って来て　診察室に向かった
其のまま入院と云う事だったが　此方にも準備が要る
長い間の不自由に堪えた　休み明けに準備して来ると告げ　タクシーで帰宅した

２～３週間で杖が無くても歩ける様になるとの事だったが・・・
手術３日後くらいからリハビリが始まった
リハビリによって２～３日で　車椅子から歩行器での移動が許可された
リハビリの現場では既に 杖での歩行訓練や 杖無しでの歩行も訓練していた

歩行器による病棟内移動は３～４日程度だったと思う
病棟内を杖での歩行を認められて以来　杖を床に突かずに歩く訓練を始めた
執刀医であり主治医は今は転ばない様にしっかり歩く事が大切だと言っていた

手術待ちの患者が溜まったのだろう？
４人部屋だったが　４人皆に　退院可能を告げた
１日でも速く退院したかった私は　明日昼前にと其の場で決めた
他の患者は明後日とか　迎えに来る相手と相談してからとか言っていた

其の時には　入院時に自分で纏めたバッグが持てる事を確信した
退院する事は伝えたが一人でも帰られるから来なくて好いと言って断った
玄関先迄タクシーに送ってもらった

入院する時には部屋の玄関迄椅子を転がし下に降り　タクシーを待った
入院中に一度　通帳を取りに彼女が部屋に入ったきりだった
カードは持って出たが　彼女は通帳記入したいからと鍵を持って行った
序でに鍵を作って置けよと言ったが忘れた様だった

リハビリにと墨田区総合体育館のプールに通って居るが 或る日 鍵を失った
其の時の鍵があると思い電話をしたが鍵は作っていなかった
総合受付の係りの人に　落とし物か忘れ物の届けがないでしょうか？　
尋ねて途方に暮れている時に　これでは・・・と係りのスタッフが届けて下さった

体育館を出て暫くして鍵が無い事に気付いたが　鍵を持って出るのを忘れたか？
部屋迄戻りドアノブを回しても開かない
体育館に忘れたか？　落としたか？　しか考えられない

徒名が今や　現実の案山子になった話が横道にずれた
人工骨は生涯外す事は出来無いだろうし杖を突かずに歩く事も容易でない事だと思う
持って歩く事が邪魔になると思う時もあるが　転ばぬ先の杖　だとも思う