やまなみ

長野県の自死遺族による自助グループ

年に6回奇数月の土曜日に分かち合い

偶数月に「やまなみ通信」を発行

自助グループの力

2010年10月28日 | 田中幸子さんの講演
遺族の心のケアは、当事者でなければできない、と思っています。

だからこそ、当事者だけのグループを作っています。



当事者以外の人を否定しているわけではありません。

たとえば、国には二次被害を防ぐ努力をしてほしい。

専門家には、専門の領域で支援をしてほしい。

でも、遺族の心にはふれてほしくない、と私は思っています。



当事者でなければ、分かち合えるわけがないんです。

同じ子どもをなくした親同士でも、分かりあえないことがあるんですから。



遺族同士でも分かりあえないことがあるのに、

「何年もグリーフケアを学んだから分かる」とどうして言えるのでしょうか。

分からないと思います。



「やまなみの会」ができたことは、私にとって非常にうれしいことでした。




(田中幸子さんの講演より)


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