2022年12月11日、日曜日、曇。会の山行で十坊山から、浮嶽、女岳までの縦走だ。

9時前に出発地点の白木峠に着く。佐賀側からの道路は片側一車線の良い道であった。峠の手前にゴルフ場。

峠の西側に十坊山登山口、東側に浮嶽登山口。


9時5分先ずは十坊山へ。ピストンしてここに戻ってから浮嶽だ。

いきなりやや急坂の登りから始まる。

数分も登ると下りになる。

下り終わったところに道標、9時16分。

楽勝な山だなと思ったのもつかの間だ。急勾配の登りが始まる。汗をかき始めた体に玄海灘からの風が冷たすぎる。

10分ほど頑張ると、折角登ったのに下り坂だ。

登り返しに入ると、9時35分大白木への分岐を左に見送る。

歩くこと間もなく、次は滑り易い急勾配だ。

5分ほど登ると目の前が開け山頂部に出て、9時43分十坊山山頂に着く。山頂の大きない岩が十坊山のシンボル坊主岩だ。鎖があって岩の上には容易に登れ、数人は立てる。



遮るものはなく眺望は良いのだが、生憎の天気で糸島方向の眺めもこの通りだ。

これから歩く方向(東)の縦走路に、浮嶽が存在感を示すかのように立ちはだかる。すぐその左に女岳。左端に二丈岳だ。

坊主岩を楽しんでの戻りは、往路とは逆の急勾配の滑り易い下り坂で、ペースが上がらず。

10時34分白木峠に戻り浮嶽へ。

植林を緩やかに登り、

右にゴルフコースを見ながらなだらかな歩きだ。時折コースからファーの声が。

なだらかな歩きは峠から30分ほどで、432地点を過ぎると徐々に勾配はきつくなる。



11時40分ごろ一旦緩やかな所を歩くがそれもわずかな間で、

また急勾配の登りが続く。


無言の登りを続けた12時11分、勾配がやや緩んで来たかなと思った2,3分後、

浮嶽上宮が見え、

12時15分上宮(浮嶽山頂)に着く。上宮裏に三角点。展望は樹木に囲まれ無し。冷たい風が吹き抜ける山頂で昼食。



山頂平坦部を2分ほどで抜けると、

急坂の下りが始まる。

山頂かから10分弱下ったところで大岩展望台、12時54分。展望台から糸島方向の眺め。


大岩展望台の下が白龍稲荷。

この辺り枝道が有るので惑わされぬように。

荒谷峠へ下る道も足場の悪い急坂だ。

白龍稲荷から下ること15分ほどで車道が見えた。もう荒谷峠?いやいやまだまだ。

車道を下れば荒谷峠へは近いが、やはり山行だから遠回りでも縦走路を取る。目の前の山は女岳だ。まだ遠いね。女岳の右には高い電波塔の羽金山が望める。左には二丈岳。


樹林、植林を歩いて小さなピークを1つ越えて、先ほどと似たような植林を下り車道に出る。先ほどの車道を下ってくればここに来るのだ。


ここから100m強歩くと13時52分、三叉路に出る。この辺りが荒谷峠だ。標高540mと道標にある。

数十m下った先が女岳への道だ。


背面に見えるのが女岳では?進む方向が180度違うのでは?では背面の山は?実は下ってきた浮嶽。方向感覚が飛んだ。

何で方向感覚が飛んだのかなと考えながら、女岳へ緩やかに登り始める。

緩やかな登りも、間もなく徐々に勾配がきつくなる。やはり甘くはなかった。

女岳へ登り始めて20分弱、緩やかな登りになり、頭上が明るくなった。山頂かな?意外と簡単に山頂に着いた。

いやいや、ここもそう甘くはなかった。お疲れのご様子。これから急勾配の始まりのようだ。


山頂手前で振り返ると、浮嶽と十坊山(浮嶽右麓の木陰)が見える。縦走路から初めて十坊山が眺められた。

ようやく、やっと、本当にやっと、14時26分、女岳に着く。


時間も遅れているので早々に真名子に向かって下山に就く。大岩の脇を抜けて、

荒川峠への縦走路を右に見送り、

植林を下り、

14時57分車道に出ると、女岳への登り口だ。何か見たことのある景色だな。家に帰って登山記録を見ると2018年11月に二丈岳から女岳に歩いている。ここから女岳を往復しているが、登ったことを今でも全く思い出せない。

車道を横切り真名子へ。

しばらく下って、沢沿いを下るようになると、

目の前が開けて、15時11分「つばきはし」に出た。有難いことにここまでバスが入って来て待っていてくれた。

山頂の景色こそ違え、似かよった縦走路の歩きであったが、急登の3座に無事登れて大満足。十坊山の登山者は多かったが、浮嶽・女岳は少ない。
今日の行程、
白木峠9:05-9:43十坊山10:01-10:34白木峠10:37-12:15浮嶽(昼食)12:45-12:54大岩展望台-13:15車道-13:52荒谷峠-14:26女岳14:35-14:57車道(女岳登山口)-15:11つばきはし

