少老秒詩

人の事どころではなくなった、日々の現実。

いい時代を生きたね 2022.5

2022年05月15日 | 日記

「いい時代を生きたね」

 

ある人がふと呟いたので、驚いた。

 

実は私も最近、ときどきそう思っていた。

 

 

戦争はなく、

戦後の混乱期も過ぎていた。

 

物やお金は、豊かではなかったけど、

みんなそうだったので、

それが当たり前だった。

 

やがて、高度経済成長の波が来て、

我が家も、多少景気がいいんだな、

と思える時期があった。

 

テレビがやってきた日。

その他、家電が初めて家にきた日を

覚えている。

 

 

三輪自動車の、ダイハツミゼットもやってきた。

今思うと、おもちゃみたいに可愛い車だった。

 

三輪なので安定が難しく、

父は、運転中横転したことがあった。

その辺の人が起こしてくれたようだった。

 

 

テレビがくるまでは、棚にラジオが置かれていて、

そこから、歌やいろんな番組が流れて

耳に入っていた。

 

 

夜は何をしていたんだろう?

 

夜は、別棟に住む祖父母もやってきて、

みんなで何をしていたんだろう?

 

はっきりと思い出せない。

テレビがなかったのは、覚えている。

今のように、テレビにお守りをしてもらっていない時代だった。

 

 

テレビに居間が占領される前は、

みんなで過ごすささやかな時間が、

あったような気がする。

 

 

そして両親は、生活するために生活する

という、シンプルだが、ハードな日々だったと思う。


舌を噛む 2022.5

2022年05月13日 | 日記

食事をしているとき、

最近ときどき、舌を噛む。

 

食事中、口の中でガジっとしたので、

砂でも入っていたのかな、と思って

出してみたけど、何もなかった。

 

後で舌を見てみると、

赤い傷が出来ていた。

 

そちら側で噛まないようにすると、

片方だけで噛むので、

何だか噛みにくい。

 

こんなことが、時々起こるようになった。

 

やっぱり、口腔体操が必要か?

 

身体のメンテナンスが、一つずつ増えてくる。


兄だいから返信が来た! 2022.5

2022年05月11日 | 日記

手紙を送って10日余り、

兄だいからの反応はなかった。

 

このままでもしょうがないかなあ、

と思っていた。

 

だけど一回だけ、

着きましたか、

とメールしてみた。

 

返信がなければそれでいいや、

と思っていた。

 

 

すると意外にも、返信が来た。

 

 

素面で読んだこと

大変迷惑かけて申し訳ない

確かに甘えていたと思う

ゴメン!

許してもらえないかもしれないけど、反省している

 

 

初めて兄だいの気持ちが、

私に伝わったような気がした。

 

 

ここ数年、お酒をよく飲んでいたので、

素面のときに読んで欲しいと、

付箋を貼っておいた。

 

 

この兄だいから、

「ありがとう」も

「ごめんなさい」も、

聞いたことがなかった。

 

こちらがいくらやっても、

やってもらいっ放し。

 

それが当たり前のように、

次も頼む。

 

 

「私に甘えてきた」

 

ということを書こうかどうしようか迷ったけど、

書いて良かった。

そこが、相手に伝わったようだ。

 

 

兄だいは、何十年かの関係なので、

このままでも

しょうがないかなあ、と思っていた。

 

 

でも、これまでの自分の気持ちが、

どうすれば相手に伝わるだろうか、

と考えながら

何とか伝えられて、良かったと思う。

 

 

許さない訳じゃない。

これまでの現実と

私の気持ちを、

分って欲しかっただけだ。


言葉が出ない 2022.5

2022年05月11日 | 日記

最後に目的のものを買って帰ろうと、

急いで眼鏡店に入った。

 

とたんに、頭から何も出て来ない。

 

「あっ、言葉が出ない。

 あのー、拡大鏡で・・・」

 

説明は出来る。少し。

 

 

「○○ですか?」

 

「いや違う」

 

「○○キルーペですか?」

 

「それです」

 

「実物がありますか?」

 

と聞かれて実物を出し、

最近駄目になった鼻当てを、

無事買うことが出来た。

 

 

一応、用は足せる。

けど、言葉が出ない。


発声練習 2022.5

2022年05月10日 | 日記

歯科医から、「あいうべ体操」をした方がいいと

教えてもらったけど、

続かない。

 

この前兄だいに、一方的に言われたけど、

その場で反論できなかった。

 

だけど、理不尽な八つ当たりをされたままだと、

もやもやする。

 

本当のことを言うと、

私だって、この兄だいに言いたいことは

山ほどある。

ただ、これまで言わなかっただけだ。

 

 

それで、この度これまで書いたことがない手紙を、

書いて送った。

というか、打って送った。

 

出来るだけ感情的にならず、冷静に、

だけど、これまでの過去の出来事も網羅して、

計5枚になった。

 

おそらくこれが、最後の手紙になるだろう、

と思いながら。

 

 

着いたとも、読んだとも返事はない。

ずっとないかもしれない。

だけど、いい。

 

言われっ放しは良くないと思った。

こちらの気持ちは、お互いが元気なうちに、

ちゃんと伝えておきたかった。

 

 

幸い、その原稿がパソコンにある。

それを自分用にプリントアウトして、

発声練習に使うことにした。

 

「外郎売」を発声練習に使ったこともあったけど、

これも続かなかった。

 

 

この度の手紙は、自分の気持ちを込めたものだし、

読みながら、熱が入る。

 

腹が立ったり、悔しかったり。

 

日に日に声が大きくなっていくような気がする。

 

 

相手の気持ちに届いたかどうかは分らないけど、

確実に、自分の気持ちに届いている。

 

そして、自分の感情を確認することが出来る、

貴重な発声練習になっている。


年金額比べ 2022.5

2022年05月09日 | 日記

兄だいが、急に自分の年金額を言い、

自分は○○円だけど、あなたはいくら?

と聞いてきた。

 

とっさのことで考える暇がなく、ほんとの額を言ってしまった。

これはしまった、と思ったけれど、

言った言葉を戻しようがない。

 

わずかに私の方が多かった。

すると、兄だいが

自分はあんなに一生懸命働いてきたのに、

多い時は○○万円あったのにと、

勝手なことを言い始めた。

 

お互い、目くそが鼻くそに笑われそうな額なんだけど、

兄だいは、小さな差額に感情的になっている。

 

 

そんなこと、私の責任でもないし、

私とは関係がないことだ。

 

そんなことで私に文句を言うのは お門違いだし、

八つ当たりに過ぎない。

 

むしろ、自分の不甲斐なさを思って欲しい。

 

 

これまで無口な人だったので分らなかったけど、

精神的に子どもだったのだなあと、

相手の素顔を、改めて垣間見たような気がした出来事だった。


兄だいがやっかい 2022.5

2022年05月08日 | 日記

この年齢になって、兄だいから感情をぶつけられるとは思わなかった。

 

言っていることは、すこぶる理不尽。

 

私のせいでもないことを、さも私が悪いようにしゃべっている。

しかも、長年のうっ憤があるようで、

途中で口を挟もうことなら、

火に油を注ぎそうだ。

 

 

確かに私のこれまでの言動が悪かった面はある。

だけど、冷静に考えると、

私の問題ではなく、それは兄だい自身の問題だ。

 

これまで大人しく、無口な方だった兄だいが、

今になって、積りに積もった感情をあらわにした感じだ。

 

 

ふーん、ほんとはそう思ってたんだなあと、

 

驚きと、戸惑いが続いている。


カープレジェンドゲームを観て 2022.5

2022年05月07日 | 日記

3月に開催された、「カープレジェンドゲーム」。

偶然見たテレビの放送で、久々笑った。

 

再放送しないかなあとか、DVDが出ないかなあと思いつつ、

リクエストもしなかった。

 

すると、5月1日再放送があった。

 

急いで録画して観ると、笑える。

 

カープ往年の選手、初優勝時代の選手から、最近引退した選手たちが、

2組に分れての紅白試合。

 

盗塁で華々しく走り回った 高橋慶彦は、少し足が悪いようで、

盗塁しても2塁まで間に合わない。

 

抑えのピッチャーで威力を発揮した 江夏豊は、

マウンドに立って投球しても、

キャッチャーミットまで届かない。

 

かつての選手たちの雄姿は影を潜めていたが、

現在の等身大の選手たちの姿に、ほのぼのとしたものを感じる。

 

 

そうだよなあ、こんなに体を鍛え 運動を続けてきた選手でも、

数十年経てば、こんなふうに普通のシニアになるんだなあ。

 

ましてや、運動もせず体も鍛えずにきた自分が、

足腰に衰えを感じるのも、無理はないのだと、

妙に納得した。

 

 

また、大野豊投手や安仁屋宗八投手は、

年齢と関係なく立派な投球を見せていた。

この年代になると、個人差がとても大きいんだと思った。

 

ちなみに、DVDとブルーレイも発売決定したそうだ。