兄だいが、急に自分の年金額を言い、
自分は○○円だけど、あなたはいくら?
と聞いてきた。
とっさのことで考える暇がなく、ほんとの額を言ってしまった。
これはしまった、と思ったけれど、
言った言葉を戻しようがない。
わずかに私の方が多かった。
すると、兄だいが
自分はあんなに一生懸命働いてきたのに、
多い時は○○万円あったのにと、
勝手なことを言い始めた。
お互い、目くそが鼻くそに笑われそうな額なんだけど、
兄だいは、小さな差額に感情的になっている。
そんなこと、私の責任でもないし、
私とは関係がないことだ。
そんなことで私に文句を言うのは お門違いだし、
八つ当たりに過ぎない。
むしろ、自分の不甲斐なさを思って欲しい。
これまで無口な人だったので分らなかったけど、
精神的に子どもだったのだなあと、
相手の素顔を、改めて垣間見たような気がした出来事だった。