「わずか3センチ・・」にコメントされた方のために!

2015-12-05 17:10:13 | Weblog
たくさんの許可申請をこなして来ましたが・・どれを取っても変化球だらけで・・

この稼業は、精神衛生上良いものではありません。

さらに思い出に残るケースを書きましょう!

5年位前まで、「アミューズメント・カジノ」という営業は、警察も認知していない部分がありました。

これは、「ゲームセンター等」として8号許可の対象です。


某地の所轄に、依頼者さんと、この「カジノ」の申請に行きました。・・・・すると、保安係の刑事さんが

カジノなんてできるわけないだろう!!そんな賭博行為を警察が認める訳がない!・・(帰れと言わんばかり)」


いくら8号許可で申請が可能であることを説明しても「聞く耳持たん」状態でした。

この時も依頼者さんは、がっくり・・ため息も出ないくらい落ち込んでいました・・私は、大丈夫と思っていても、所轄の拒否をどう崩すか

を考えておりました。どうするか?何か良い手はないか?良い考えが浮かびません。


こうなると奥の手を使うしかありません。行政書士としては好ましくないのかも知れませんが、依頼者さんの為です。

本部(警視庁)の保安課に電話して・・いわゆる「直訴」です。所轄の保安係りの刑事さんには申し訳なかったですが、仕方ありません。


すると、翌日の午前9:00ジャストです。あの保安係りの刑事さんから事務所に電話が来ました。

「先生ね、昨日の申請書ね・・今日中に持って来てくれる?すぐ受理するから!」と。

多分、本部から所轄に連絡があったのでしょう。

依頼者さんは大喜び。胸を張って申請に行きまして、申請は当然受理されて・・45日くらいで許可が下りました。


結果は良かったのですが・・私としては、「直訴」せずに、もっともっと法律的に説明して刑事さんを納得

させるような行政書士にならねば・・と反省もした事件でした。

これも思い出に残る事案です。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿