星とたんぽぽ
青いお空の底ふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまで沈んでる、
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
散ってすがれたたんぽぽの、
瓦のすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
(金子みすゞ)
我々は無から出て無にもどる。
広大無辺な宇宙;;
すべての存在は目には見えない
他のものとのかかわりの中で生かされている。
この詩に触れる時
(持続するいのち)
尊いいのちへのまなざしを感じる。
合掌
今日も生かされて感謝
恵眞
金子みすずの詩