私の娘は、本当に、私を助けたくて生まれてきたのだろうなと思います。
今でこそ、かなり本音で話しているし、甘えていますが
小さい頃は気を遣い、私のためにいろんなことをしてくれたり、我慢したり、
とても健気でした。
とにかく、私の負担にならぬようにと
遠慮しなくていいことまで、我慢していたようです。
なぜなら、私がシングルマザーで、経済的には厳しいのと
娘としては、頑張る母を支えなくてはいけないと思っていたから。
ふと今日、
ニンテンドー3DSが欲しかったんだ
と娘が言いました。
え?欲しかったの?
なら買えば良かったじゃん。お年玉たくさんもらってたし。
と、私が言いました。
でも、娘は自分のもらったお年玉は、親の管理下にあるし
高価なゲーム機は買えないと思っていたそうです。
私から見ていて、そこまでゲームに夢中ということもないし
ほしいとも言わないし
すごく欲しいわけじゃないんだなと思っていたんです。
ところが、娘は
ママはゲームを買いたくないのだ
ゲームを良く思っていないから、買っちゃいけないんだ
と思っていたそうです。
ん?
そんなこと言ってないが。
いくら経済的には、余裕がないと言っても
娘はありがたいことに、誕生日祝いやお年玉は、たくさんもらっていました。
おもちゃなんて、あふれる程買ってもらっていたし
欲しいものを言えば、買ってもらえるのですよ。
しかし、彼女の中では、
ゲームはだめ
贅沢品は我慢しなければならない、みたいに思っていたそう。
だから、あまり欲しくないようなフリをしていたのでした。
はあ〜、母親として、これはいかんかった…。
気が付かなかった。
しかも、そこまで貧乏じゃなかったのに。
子供だから、ゲーム機がどのくらいの値段かなんて、わかっていなかったんでしょうね。
とんでもなく高価だと思ってたのかな。
それに、私自身がゲームに興味が薄かったため
ゲームはママにとってNGという判断になってしまっていたようです。
娘が気を遣ったために、私が気が付きませんでした。
私も子供の頃は、こういうことがよくあって
親の意向を汲み取って発言したり、振る舞ったりしていました。
親は私の本音に気づきません。
けど、本当は、自分の気持ちを知ってほしかったんですよね。
本音を出したかった。
だから、私は自分の子供の気持ちには気づこうと思って、見ていたつもりなのにね…。
幸い、私が再婚してから、少しずつ子供らしい振る舞いが増えて
そこまで聞き分けのいい子供ではなくなりました。
私のお金に対する考えも変わったので、
娘も極端に節約しようとはしなくなりました。
今では、そういう我慢はあまりしていないと信じたい、な。
やっぱり、親子といえども、相手は別の人間だから、話さないとわからないですね。
優しい気遣いのつもりでも、勘違いもあるし
大事な人なら尚更、本当のことを言ってほしいです。
手遅れ、なんてことはないと思うから
これからもっと、子供のことをよく見ていよう
と思いました。
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