東京の文京区にある、大きな古くからあるお寺です。
私は、高校3年生の時に護国寺の駅を利用していたのですが
この駅で降りたのは、おそらくそれ以来です。
そのくらい、あまり用事のないところでしたが
今日は、個展を観に行くために訪れました。
仁王門。立派な門ですね。
なんだか空気が澄んでいて、とても良い気に満ちている感じがしました。
本堂。元禄時代に建造されたそう。
そして、こちらは国指定重要文化財の月光殿。
そして、こちらは国指定重要文化財の月光殿。
なんと、桃山時代の建造だそう。
普段は一般公開されていないそうですが、今日は個展開催のため
特別に入ることができました。
それだけでも、ワクワクしたのですが、前から観たかったのは、こちらの個展です。
笹川亜紀子さんの点描作品が、多数、展示されています。
とてもとても美しい曼荼羅です。
私はインスタグラムで、たまたま見かけた曼荼羅に魅了され
毎日、この方の投稿をみています。
こんな小さなスマホの画面でも、すごく細かくて繊細で
とてつもなく気の遠くなるような、作品だとわかりますが
実際に見たら、もっとすごいと思いました。
なんか語彙力なくてすみませんが、とにかくすごい!こまかい。立体的。
感動しました。
本当に、手で、一つ一つ描いているのが見てわかります。
大きな作品から、小さな作品まで。
色使いもさまざま。
紙に描いたものの他に、和紙に描いたもの、漆喰に描いたものも。
今日は、たまたま仕事を休めた夫を誘って行ったのですが
2人で見入っていましたら
ご本人に、声をかけていただきました。
ああ、ご本人とお話できるとは。
曼荼羅を描くようになった、意外な経緯を聞くことができ
ちょっとだけ親近感が湧きました。
色使いは、頭では考えず、降りてきたイメージで決めるそうです。
やはり芸術家の皆さんは、そう言いますよね。
天に描かされている感覚なのかな?
たくさんお話してもらって、嬉しかったです。
私は芸術、美術の知識はないけれど、とにかく見て感動できるものを作る凄さを
感じてきましたよ。
私はアートなのかな?と思っていたのですが
日本のものづくりのチカラ、職人のマインドを伝えていきたいと
案内には、書かれていましたので
芸術家というより、職人技ということ?
この素晴らしい、日本の伝統的な書院造りの建造物に
ぴったりな作品の数々だなと思いました。
夫は仕事柄、職人さん達と接する事が多く
伝統的な建築にも、関わる人がいるそうです。
たまたまだけど、なんか繋がってるなあ。
2人とも建築が好きなので、神社仏閣も、歴史的な建造物も
見るのが好きなんです。
そして、素晴らしい作品を観て、心が満たされました。
美しいものを観るって、たまには必要だよねと帰りに話しました。
夫婦で同じものを観て、美しい、素晴らしいと感動できるのが
私はとても幸せなことだと思っています。
共有できますからね、この気持ちを。
有意義な時間でした。
今日は、息子が2時くらいに帰宅する予定だったので
見終わってすぐに帰り、諸用を済ませ、お昼ご飯を買って帰りました。
忙しかったですが、行けて良かったです。
1人だと、強行しようという気持ちにもなれないので。
作品は、私達にとっては高価で買えないので
カレンダーを購入してきました。
家でも楽しみます。
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