最初は、外国といえばアメリカ
という単純な発想で、アメリカにホームステイに行きました。
その後
大学で建築を学ぶうちに、歴史的建造物を多く知り、
ヨーロッパの遺跡が気になったり、古い教会のデザインに惹かれたり
あらゆる建築物に触れるうちに、イスラム教のモスクをどうしても、本場で見たくなりました。
それで、トルコへ行ったのです。
感動しました。
スペインにも行きました。
イランにも行きました。
建築物の造形が素敵なのはもちろん、モザイクタイルはとても美しくて、
モスクに入ってその空間に身を置くと、より感動しました。
イランは、国の宗教がイスラム教なので、女性が外に出るときには
スカーフをかぶり、体の線がわからないようなゆったりしたコートなどを着ます。
または、チャドルと呼ばれる、頭から足首まで覆う黒い布をかぶります。
顔しか出ません。
特に、霊廟に入るときには、チャドルでないと入れないらしく
私は真っ黒な塊となって、入りました。
そこは、息を呑むようなキラキラした美しい空間で
それはそれは感動しました。
霊廟って、確かお墓だと思うのですが、もうただ美しいという記憶しかありません。
そんな空間、今まで見たこともありませんでしたから。
本当は、観光客が気軽に入れる所ではないと思うのですが
現地のガイドさんのお知り合いの女性の協力のもと
信者でない日本人の私達も入れてくれました。
写真撮影はNGで、手元に画像が残っておりません。
けれど感動したことは、未だに心に残っています。
そして、私はチャドルが気に入って、
現地の方が貸してくれたので、旅行中ほとんどそれで過ごしていました。
とてもとても楽しかったです。
実際に、イスラム教の国で女性が生きていくということは
とても制約が多く、私の想像の及ばないところまで、大変であろうなとは感じました。
けれど、私にはとても魅力的なところで、大好きです。
なぜか私は、モスクも、タイルも、あのきれいなブルーも、とても好きです。
理由はわかりません。
けれど、とてもわくわくするんです。
なかなか気軽に行ける国ではないので、また行けるのはいつかわかりませんが
また、イマームモスクに行きたいなと思っています。
あのとき、一緒に旅行に行った友人二人も、今思えば貴重な、趣味の合う友人だったなと思います。
私はきっと、イスラム教圏は過去世でご縁のあった場所なのだと思っています。
そして、一緒に行った友人も、きっと過去世で関わりがあったのだろうなと。
それが本当かなんて、誰にもわかりませんが
そう思ったら、楽しいな、嬉しいなと思っています。
それともう一つ思い出したのですが
私の姉はモロッコに行って、ベルベル人の住む地域を訪ねたそうなのですが
自分の顔が現地の方に似ていて、現地の人だと思われたとかなんとか。
これもきっと、縁のある土地なんだなと思いました。
不思議ですね。
日本人なのに、北アフリカの人の顔に似てるって?
世界各地にご縁があると考えたら、すごく楽しいので、そんなことを勝手に想像しています。
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