上海から100キロ位離れた田舎で、日本からは何十年も時が戻ったようなところでした。
若い私には、衝撃的なことばかり。
この時期に思い出すのは、とても寒かった冬のことです。
中国でも、北の方はとても寒いので、冬は全館暖房らしいのですが
上海あたりになると、冬寒いとはいえ
日本のほとんどの地域と同じで、個別の暖房を使っています。
しかも、大きくない、置き型のエアコンです。
全然、温まらないのよ。
コンクリート造のだだっ広いマンションでは。
床も冷たくて。
よく韓国とか中国のドラマを見ると、ダウンコート着たまま室内にいません?
あれ、寒いからだと思うんですよね。
部屋の中、めっちゃ寒いんです。
外はいつも曇り空で、水たまりが凍ってたりするくらい、寒いんです。
そして、お風呂は湯船がないことが多く、すごく寒いので
お風呂に入らない人が多いんですね。
だから、臭いことが多いですよ。
私の住んでいたマンションでは、太陽熱利用の給湯器が付いていたため
夏はすぐに熱々のお湯ができるんですけど
曇ってばかりの冬には、お湯ができませんでした。
仕方ないので、電気でタンクいっぱいのお湯を沸かすんですけど
何時間もかかる上に、一人分のシャワーにしかならないんです。
効率悪いし、電気代かかるし、寒いし寒いし…。
だから、電気代が高くても、便利なシステムの整った日本に住んでるのって
すごく幸せんだよなあ、って思いました。
きっと、私の住んでいた中国の街も、今ではもっと発展していて
便利になってるとは思いますけどね。
でも、夏は夏で、真夏の一番暑い時間帯に、何時間も突然停電したりして
まあ、住みにくいところでしたねえ。
日本みたいに停電も事前に知らせてくれないし。
日本て、すごいんですよね。
電気代が高くなくても、凍えそうだったあの日々を思い出すと
今はなんて快適なのかしら、と思います。
若い頃の良い経験でした。
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