この前、面白い話を聞きました。
秋になると、鈴虫の声が聞こえてきて「あ~、秋だね~」って季節を感じてしんみりとした気持ちになったりします。
日本では昔から、虫の声を聞いて歌を詠んでいたりしますから、今も昔も変わらないですね。
あれ まつむしが鳴いている~、チンチロチンチロチンチロリン
この虫の声、みんなが「風流ね」と感じるわけではなく、日本人とポリネシア人にしか「声」という認識がされないんだそうです。
どういうことかと言うと、他の国の人は雑音、騒音として認識するんだそうです。
少し前のブログに、
林に入ったら、風が吹いて木々の葉がこすれる音がたくさんして、これも気持ちが良い。
みたいなことを書いたんですけど
この音もまた同じように、騒音と捉えられるんだそうです。
確かに、騒音計で測れば、車通りの多い道路沿いと同じくらいの騒音レベルになるわけですが、
それを日本人なら、自然を感じるなあって、うるさく思わないのですね。
(人にもよるかな)
日本語を母国語としている人が、そういう捉え方になるそうで、言語の特性なんだって。
ただの音として聞こえる場合、耳に入ってない(認識されない)ってことにもなりそうですね。
面白いですよね。脳の使い方で、聞こえ方が違うのが理由だそうです。
私は、日本人のこの感性って、すごく豊かで素敵だなあと思います。
きっと、他の分野でも、「この地域の人だけがわかる」みたいなものがあるのでしょうね。
日本人として生まれて、日本語を話し、日本の文化の中で生きていることは、とても素敵なことなんだなって思ったお話でした。
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