一階のトイレは先日新しくしたばかりで、とても快適になりました。
それに比べると、二階のトイレは九年経つので
掃除がしにくく、落ちきらない汚れもあって
毎回、掃除に苦戦しています。
「掃除しても、なかなか臭いが取れなくてねえ〜」
と、ごぼしながら掃除をする私に、娘は言いました。
フィリピンのホテルのトイレは、便器と床の隙間から
水漏れしてきたから、漏れないだけいいよ、と。
そうだね、ちゃんと使えるんだから良いよね。
それで思い出しました。
私が中国でマンションに住んでいたときのことを。
ある寒い日の朝の9時頃かな、突然、知らない人が来ました。
中国では知り合いがいないので、なんか用事があるのだろうと
ドアを開けました。
田舎なので、あまり治安も悪くなく、玄関ドアを開けられるような所でした。
作業員風の男性が、トイレの工事をすると言うので
家に入れました。
話によると、我が家のトイレがどうやら下に水漏れしているから、直しにきたと言うんです。
なぜか真冬に、窓を開け放して、工事が始まりました。
(ものすごく寒い。零下だったと思います)
便器を取り外し、大掛かりな様子。
突然の訪問に、何時間もトイレに行けなくなった私。
せめて、先に言ってくれ。
こんなに寒いのに、トイレ行けないなんて…。
お昼前に無事に工事が終わり、私はトイレに行けました。
ほっとしたところに、家の電話が鳴りました。
出てみると、「トイレの修理に人が来るよ〜」と。
電話の相手は、このマンションの持ち主のようでした。
(私はその人に会ったことも、名前もしらなかったのです)
「ああ、もうその人は修理して帰ったよ」
と返事をすると
そっか〜、みたいに言われて電話終了。
だから先に言ってくれよ…。
このやり取りは、全て中国語で行われているので
私も、多分こんなことを言われてるんだろうなと予想しながら
拙い中国語を話していました。
疲労感よ。
まあ、この時は自宅に被害がなかったし
ちゃんと工事してくれたから良いんですけど
外国だと、修理を頼んでも業者が来ないとか
修理してもらったのに、すぐ壊れたとか
そんなのがザラにあるそうなので、日本て素晴らしいですよね。
工事は丁寧だし、時間もちゃんと守るし。
そう、日本は素晴らしい。
結局、そこに落ち着きました。
今のトイレは、きれいに丁寧に大事に使っていこう。
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