もう十数年前ですが、私は離婚を前提に実家へ戻っていたことがあります。
当時、結婚していた元夫は、精神年齢が3歳未満くらいで
とても幼い人でした。
今思えば、娘が生まれて赤ちゃん返りしていたんだと思います。
大人だけど。
当然、私は娘の父親として、育児に参加してもらおうとしていましたが
赤ちゃん返りしている元夫は
仕事で疲れて帰ってから、家事や育児をするなんて、とんでもない!
という態度でした。
仕事してる俺は一番偉い、俺を構え!と思っていたようです。
確かに疲れているし、大変だよね、とか思っていた私は、
仕方なく、手伝ってもらうのを遠慮して、元夫の世話までしなければなりませんでした。
しないと、暴言とか色々やられるのでね。まあ、自衛です。
そんなこんなで、まあ色々あって辛くなって、家出しました。
そういった話を、少しずつ、私は両親に話しました。
その時に、父から聞いたんです。
仕事で疲れて、毎日夜中に帰ってきていた父は、
当時、赤ちゃんだった私をお風呂に入れていたそうです。
母も、周りに頼る人がいなかったので、父にたくさん育児をしてもらってたそうです。
あの時代だと、珍しい方だったみたいですよ。
それがね、疲れてるのにお風呂面倒臭い、じゃなくて
疲れてるからこそ、子供に触れて、お風呂にいれてあげることが
自分にとっては、すごく、癒やしだったんだって。
そおか〜、そうだよね〜って、それを聞いて私は涙が出ました。
愛するかわいい我が子をお世話する幸せだよね。
私はとても愛されて、育てられたんだなって、嬉しかったです。
それに対しての元夫。
言うまでもなく…。
私はこのとき、
愛されて大人になって
本当に良かったなと思いました。
感謝感謝。
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