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生活力

2010-08-06 12:17:06 | 日常細事

学生時代に哲学者阿部次郎の「三太郎の日記」という本を読んだことがあります。
これから自分がどのように生きるべきかとういうことで苦悩していた時期でした。
その中で“芸術のための“芸術かそれとも人生のための芸術か”という章にかなり
強く影響を受けた記憶があります。

いくら芸術を極めても大衆に受け入れられなければ生きていけない。
芸術で生きるためには大衆に受け入れられてそれなりの生活が送れることを求めるのか
それとも大衆や生活よりも自分の芸術を追及して生きるのかということを問いかけています。
個人的には前者です。大衆に受け入れられ、生活ができることを前提とすること。
芸術の世界だけではなく、すべての世界で生活するための糧を持つことが生きることだと思います。

世の中には生活を度返ししてひとつの道を追求して一生過ごす人もいますが~
どこまで自分を維持するかはそれぞれですが、世間に迎合していくことは大切。
しかし、どこまで迎合するかは自分を失わないことでしょう。
それがプライドに関わってくるだから、迎合のレベルはできるだけ高く維持できることが望ましいですね。

昨日、息子と話しながらそんなことを考えていました。