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「コロナ自壊説」 と 「ワクチン接種時期説」 ③

2021年11月14日 | 統計
「コロナ自壊説 と ワクチン接種時期説 ②」の続きで、「日本の第5波の時は、自粛が促進された時期と、ワクチン接種のタイミングが一致した(ワクチン接種時期説)。」と云う、本題について考察します。

 韓国では日本と同等以上の感染対策と共に、感染率が低下(2021年4月)してから、日本と競い合うようにワクチンの大量接種が始まりましたが、それ以来今でも感染者は増え続けています。今では、人口が日本の半分以下なのに、日々感染者数は10倍以上で死者数は4倍です。

 多くの国では、ワクチン接種が始まる以前にも感染拡大の波が有り、感染拡大期に偶々ワクチン接種が始まった場合が多く、接種とは関係なく収束すべく収まったと言えます。それは、接種の有無とは関係なく、感染拡大の期間がほゞ同じである事からも推察できます。恣意的に見れば「感染拡大期に大量のワクチン接種が始まったせいで、感染者が寧ろ増えたように見える」と言えるかも知れません。また、感染者が大量に発生した為、相対的に「致死率」は小さくなったとも言えます。

 ワクチン接種が始まってから、寧ろ「感染者数」が増えた国も多く、これは「強力な変異株」が原因とされていますが、事実としては「接種亢進国」での増加が顕著で、アフリカなどの殆ど接種が普及していない国では大きな変化は見られず、最近の接種拡大が寧ろ心配なぐらいです。

 
Jホプキンス大学(11月13日)と日経(11月12日)のデータを利用してコロナワクチン接種の効果を検証します。

接種率;人口100人当たりの接種回数
感染比;[直近28日間の感染者数]/[現在迄の総感染者数]
死亡比;[   〃   死亡数]/[  〃  総死亡数]

国名・地域名 :接種率:感染比 %:死亡比 %

キューバ   :234: 2.85: 3.15
UAE    :216: 0.33: 1.12
チリ     :201: 3.11: 0.90
シンガポール :178:39.20:61.74*
イスラエル  :174: 1.67: 2.01
中共支配地域 :167: 1.60: 0   ww
イギリス   :161:11.89: 3.02
韓国     :156:13.25:14.24
日本     :153: 0.42: 1.34
フランス   :149: 2.47: 0.77
ノルウェー  :148:13.38: 7.05@
フィンランド :148:10.31: 8.31@
オーストラリア:145:25.18:19.29*
スウェーデン :143: 1.74: 0.84@
トルコ    :140: 9.13: 8.07
ニュージランド:140:41.77:15,15*
ドイツ    :137:12.71: 3.09
アルゼンチン :137: 0.62: 0.48
アメリカ   :130: 4.43: 4.89
ペルー    :110: 1.09: 0.39
メキシコ   :100: 2.30: 2.28
コロンビア  : 98: 0.96: 0.72
----(世界: 96: 4.92: 3.87)
インド    : 80: 1.05: 2.31
ロシア    : 77:11.74:12.42
パキスタン  : 53: 1.21: 1.16
バングラデシュ: 49: 0.46: 0.59
ウクライナ  : 46:17.96:20.24*
ミャンマー  : 41: 5.09: 3.19
南アフリカ  : 40: 0.34: 1.01
エジプト   : 30: 7.42: 7.65
イラク    : 24: 1.70: 3.23
アフガニスタン: 15: 0.51: 0.74
ウガンダ   :  9: 1.41: 1.73
シリア    :  6:16.27:10.11
ナイジェリア :  4: 2.01: 6.10
エチオピア  :  4: 2.72: 6.54
タンザニア  :  2: 0.62: 0.14

注)
・「感染者」は、PCR検査で陽性判断された人で、必ずしも「武漢ウイルス感染者」とは言えない。
・「死亡者」は、上記「感染者」が死亡した場合で、必ずしも直接の死因が「武漢肺炎」とは限らない。
・当然乍ら、故意や検査漏れの可能性も有り、「PCR検査」をされない感染者や死亡者の存在も否定できない。


 コロナ死亡者が目立ち始めたのが2020年4月くらいなので、
18ヶ月(540日)経過し、28日間の期間割合は5%程になります。つまり、「感染比・死亡比」が5%なら過去の平均値と言え、5%未満なら改善した事になります。

 *印のニュージーランド・オーストラリアとシンガポールはロックダウンなどの「感染対策」が厳密に行われた国ですが、直近28日間の「感染比」が非常に大きくなっています。それ以外では「接種率」と「感染比・死亡比」には有意な相関性は無い様に見えます。

 @マークのノルウェー・フィンランドとスウェーデンは、北欧の似たような環境の国ですが、殆ど感染対策を取らなかったスウェーデンが良い結果になっています。その上を行くのが日本で、オリパラやフェス開催の影響は無かったと言えます。

 ww「中共支配地域」は、日本よりも「感染比」が高いのですが、直近28日間の「死亡数は0人」です。これは「共産主義下での感染対策は良い結果を示す」と云う「ルイセンコ理論」の応用で、資本主義国下での強力な感染対策の無力さを証明しています。日本も、そこそこ良い値なので、若しかすると「日本は共産主義」なのかもしれませんww

 つまり(wwは別にして)、ワクチン接種を徹底したからと言って、その結果が良くなるとは言えず、また、徹底的に「感染対策」を強化した国は、遅れて感染拡大したと言えます。また、ワクチン接種の強化は「ワクチン耐性ウイルス」の産生を促す可能性も有り、将来に禍根を残すかもしれません。

 「ワクチン接種時期説」の様な「因果関係」は、自分が見たいように見えるので、素人なら兎も角「免疫学者」ならば、「~~と思われる」などとは言わずに「相関係数」や「因果関係」を明示すべきだと思います。




2 コメント

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Unknown (sekoisyougioyaji)
2021-11-14 19:45:26
つまり、ワクチン接種と感染率は何ら関係ない。ということです。
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Unknown (yk-soft-85)
2021-11-15 09:32:26
それを言ったら・・・
生命の命の危険が危ない!!
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