オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「地震対策」 と 「少子化対策」

2025年03月04日 | 統計
 巨大地震は、地殻プレートが液状マントルの流動によって移動する為に歪が生じ、活断層がその歪を解消する時に起こると、学者界隈で言われています。

 昔々、天は地球の周りを回っていると言われていました。今では地球が回っているとされていますが、若しも宇宙に中心が有るのなら、実際には天も地球も回っていると思います。或いは、宇宙空間に中心が無いのなら、単に移動していると言えますが、時間に「始まり」が有るとすれば、宇宙は時間を軸に回っているのかも知れません。

 それは兎も角、水の入ったフラスコを、フラスコの縦軸を中心に回転させても中の水は慣性の法則に従い、境界面以外はほゞ動きません(固液相二重境膜説ではフラスコ側の水境膜と液体側の水境膜との境目が滑っている)。これと同様の現象が地殻(地層を含む)と液体マントルに起きて、回転する地殻(地球は自転している)に対して、留まろうとするマントルの抵抗でプレートが引き戻され、結果として地殻変動が起こると言えます。

 つまり、結果は同じでも原因は逆で、マントルの流動ではなく、地殻(プレート)の回転が地震の原因と言えます。

 「地震対策」とは、地震が起きても社会基盤や個別の被害を最小限に抑える施策で、地震が起こることが前提です。「地震予知連の予測」は、予測が出てから現在までのデータを検証すると、将来は「1/1億」の確率で当たるようです。なので、「予知連の地震予測」の内で低確率の地域の建物の耐震強化や対津波インフラ強化などをすることが「地震対策」の有効策となりますω.ω

 「少子化対策」は、上記の例からすると「少子化が起きても社会基盤や個別の被害を最小限に抑える政策」のように思え、実際に「こども家庭庁の4兆円予算(2024年)」の結果として、少子化が昂進していて、今年の予算規模はは7兆円ω.ω

 本来は、「少子化が前提」ではなく、「少子化そのものを防ぐ政策」のはずです。現在の政府の方針は「現実に子供がいる親への優遇策」や「子供関連企業への助成金支出」でしかなく、「子供が増える政策」ではありません。

 2010年には日本の「合計特殊出生率」は1.39でしたが、夫婦として最終的に授かる「完結出生児数」は1.96(合計結婚出生率は1.86)です。 ヒトの生物学的原則として、十代後半から二十代の出生率が高いとされています。婚姻制度が確立している社会で「少子化対策」をするのなら、政策によって若者の婚姻数が増える必要があります。

 「合計特殊出生率」の推移を見ると、2005年には戦後最低の1.27となり、2015年に1.45まで回復したのですが、その後2024年の1.20まで下がり続けています。

 そして、二十代の結婚が減少している原因は、所得の減少です。特に、日本の場合は、消費税増税(物価上昇)による実質賃金低下と、社会保険料引き上げによる可処分所得の低下です。

 政府の現在の「地震対策」が、地震の起きにくい地域(公表された地震確率は高い)に予算配分しているのと同様に、「少子化対策」も、婚姻者数を増やすのではなく、結婚しにくくするための予算配分のように見えます。


「接種回数別全死因死亡率」 と 「ワクチン効果」

2025年02月03日 | 統計
 以前、「ワクチン接種回数別の全死因死亡率を再検索できない」と言ったのですが、「みのり先生」のお陰で見つける事が出来ました。

 WHOから始まり、各国政府・医療関係者からネットインフルエンサーに至るまで「コロナワクチンには効果がある」と言ってましたが、その効果とは「人口削減効果」だったようです。

 小島 勢二名古屋大学名誉教授の「リアルワールドデータによるコロナワクチン接種回数別全死因死亡率の検討」によると、イギリスや浜松市による「コロナワクチン接種回数と10万人年あたりの全死因死亡数」から、ワクチン接種者の全死亡率は未接種者の2倍以上であることが読み取れるそうです。



 人口に増減が無くヒトの寿命を85歳とすると、平年の全死因死亡率は「10万人当たり約1200人(1.2%)」です。上記のグラフを見ると、「未接種者(緑の棒)」はコロナ禍でも平年と変わらない全死因死亡率(年平均)であり、「コロナ感染による死亡」の影響を受けていなかったことを示しています。

 一方、「1~2回接種者」は未接種者の2倍以上の全死因死亡率となっています。但し、1~2回に比べて「3回接種者」の死亡率が低いのは「刈り取り効果」が考えられます。

 「全死因死亡率」なので、「コロナ感染による死亡」か「ワクチン接種後の死亡」かは分りませんが、「ワクチンには人口削減効果がある」事だけは確かなようです。

 私の知っている医者も、「家族は接種済みでも感染したが、未接種の私は感染しなかった」と言っているくらいなので、「ワクチンには感染呼ぼう効果」があるみたいですω.ω


「コロナ死亡」 と 「コロナ以外の死亡」

2024年12月16日 | 統計
 最近、とある「保健学8割博士」が、

「飲食店に営業停止しろとは言っていない。8割削減しろと言っただけだ。」

とXにポストしたようです。

 また、BuzzFeed Japan Medicalの記事「
自宅でオリンピック観戦では収まらない・・・」では、

私たちは今、7割が免疫を持ってもロックダウンしないと制御できなかったウイルスと向き合っているのです。
どうしても皆さんの協力をもらって切り抜けたい。ダメかもしれないけれど、僕がファイティングポーズを崩すと終わりだと思っています。最後まで僕の役割を果たしたいと思います。

と言い、「オリンピックの中止」を主張していました。

 しかし、現在では「ファイティングポーズ」を崩したお陰かww 完全ロックダウンをせずに「8割減対策禍」が終わりました。但し、「8割減対策(緊急事態宣言)のお陰で医療ひっ迫が抑えられた」のではなく、「8割減対策の所為で医療ひっ迫が起きた」と、私は考察しています。

 「発熱外来」以外の診療所では「熱のある患者さんの診察は受け付けていません」の張り紙が掲示され、また、多くの総合病院では運用しきれないほどの「コロナ専用ベッド」が準備されて、補助金は受け取るが患者は受け入れない状態が常態化しました。

 「超過死亡」の原因が、ワクチン接種にあったのか、病院の診療体制にあったのかは分かりませんが、例えば、事態を憂慮したインフルエンサーが病院名を特定し、

「XX病院に入院すると死ぬ可能性がある」

とネット投稿し、たとえ当人が「入院が原因で死ぬとは言っていない。可能性を言っただけだ。」と主張しても、大概は訴えられて「犯罪者」の資格を得ることになると思います。

 コロナ(対策)禍の期間に於ける「死因を問わない年間死亡数(万人)」は、

  年 |死亡数|前年差|2019との差
----+---+---+-------
2019|138|***|***
2020|137| -1| -1
2021|144|  7|  6
2022|157| 13| 19
2023|157|  0| 19
----+---+---+-------
 累計 |733|***| 43(万人)

で、政府はが2023年に「前年差=0人(表では四捨五入したので、実際には約1万人)を以って新型コロナを(2類から5類に戻した)」ようです。しかし実態は、2019年との差では2023年も19万人多く死んでいます。

 「コロナ流行期間」の超過死亡は数十万人(定義・原因ともに定かではない)とされていますが、(交通事故死などを含めた)コロナ死亡数(2020~2023年)は累計で10万人です。

 同期間の
超過死亡を「新型コロナウイルス以外」で指定すると「34,904~157,687人(2020/1~2023/12)」で、「コロナによる累計死亡数10万人」を超える可能性があります。

 つまり、「コロナ対策によって、コロナ以外の死亡が増えた」可能性を否定できず、

「対策を全く取らない場合、日本国内では約85万人が人工呼吸器や集中治療室での治療を要する重篤患者となり、重篤患者の49%が死亡したとする中国のデータなどに基づけば、うち約42万人が死亡する。」

との「8割おじさん」の試算を、

「対策をとった場合、・・・」

と,
冒頭部分を少しだけ修正すると、正しかったことにできますww

 それでも、おそらく来年には「mRNAワクチンの自主回収」で、全てが無かったことにされ、関係者の殆どが召されてから、例の如く「薬害の補償」が実施されると思われますww


「Xの法則」 と 「病気」

2024年11月29日 | 統計
 成功した人に「成功の秘訣は何ですか?」と問うと、大概の場合「失敗を恐れない事」と答えると思いますが、これを聞いて「失敗が多いほど成功者に成れる」と思う人は「Xの法則」の信者かも知れません。

 この設問の間違いは「成功した人に聞いた」事に有り、失敗者に聞くと「成功の秘訣は失敗しない事」と言うと思います。コホート研究で人を何らかの要素に分け、失敗数を計測していくと、おそらくその要素の如何に由らず「失敗数の多さに比例して、脱落者は多くなる」との結論を得ると思います。

 「失敗は成功の基」ではなく、「失敗を認めることが成功の基」と言え、失敗を認識できない人は運以外では成功しません。

 「肺がんの主原因はタバコである」とされてから、喫煙者が極端に減り当然「副流煙の(自称)被害者」も殆どいなくなりました。それと因果関係が有るかどうかは判らないのですが、人間の寿命が大きく伸び、同時に「肺がんによる死亡者」が増加しましたww

 その関係性を示したグラフを解析すると、明らかに「Xの法則(原因要素が減少すると、結果指数が増加する:期待と正反対の結果を得る)」である事が示されています。「喫煙者の減少」と「平均寿命の伸び」には相関性はある事は確かですが「因果関係」は不明で、「平均寿命の伸び」によって「肺がんの死亡数が増加」しているようにも見えます。

 但し、(適度な)喫煙が(有害な)肺がんを誘引すると云う科学的データは無いとされていて、「紫煙の毒性」も不明のようです。素直に見ると「喫煙者の減少が肺がん患者を増加させた」と考えるのが妥当だと思います


 「マスク効果」や「ワクチン効果」についても「Xの法則」を示し、日本はマスクの着用率やワクチン接種率が高いのに感染症の波が長期に及んだ事から、「感染予防を強化すると感染者が増える」と言えます。但し、「ワクチン効果」は兎も角、医療用マスク(N95以上)を使用し、短時間(1時間程度)で使い捨て交換する場合は、口内は適度な湿度が保たれることもあり、確実に「マスクの効果」は発揮できると思います。

 若しも「マスクに感染防止効果が有る」のなら、そのマスクには(侵入を阻止された)ウイルスが付着している事になります。つまり、大勢が集まる場所は感染の危険があると考え、(ウイルスが付着しいている)マスクを着用する事は、・・・平仄が合いますww

 「ワクチン効果」の場合は、免疫獲得効果はさて置き、「免疫抑制効果」があるようで、自己免疫の過剰反応が抑えられる事から、日本での感染者数(正しくは陽性者数)は多くても、世界に比して重症者数や感染死亡数は少ないようです。但し、「免疫抑制効果」によって他の感染症による死亡数が多発し、Xの法則通りに「超過死亡数(数十万人)」が増加した可能性は否定できません。

 「
コロナワクチンのブースター接種をした子供(12~17歳)の75%がコロナ陽性だった」と云う治験結果があるようで、これもまた「Xの法則」が成立しています。


「治験」 と 「考察」 ②

2024年11月18日 | 統計
 「コスタイベ筋注用」のベトナムでの「フェーズ3b治験結果(2024年5月29日)」を表にすると、

  群  :治験数 :発症数
-----:----:---
ワクチン群:8059: 74
プラセボ群:8041:170

から、発症率
(感染しても発症しない人が含まれているかどうかは不明)は、

ワクチン群: 74/8059≒0.0092
プラセボ群:170/8041≒0.021


で、

  群  :発症率%
-----:----
ワクチン群:0.92
プラセボ群:2.11

と、なります。コロナ感染症に対する有効率は、

有効率 =1-0.92/2.11=0.564

で、ワクチンの有効率は約56%とされました。

 実際には、「接種すると約99%%の人が感染しない」で済み「接種しなくても約98%の人は感染しない」とも言えますww

 また、総死亡数21人の内訳は、

  群  :感染死亡:コロナ以外:計
-----:----:-----:--
ワクチン群:   1:    4: 5
プラセボ群:   9:    7:16

だそうです。「コロナ以外の死亡数」でも「ワクチン群」が(有為に)少ないのは、「群の選別に偏りが有った」からなのか、或いは「ワクチンには死亡数を減らす効果が有る」からなのかは分かりませんww

 これを死亡率(致死率ではない)でみると、

  群  :治験数 :計 :死亡率 %
-----:----:--:-----
ワクチン群:8059: 5:0.062
プラセボ群:8041:16:0.199

で、致死率
(コロナ感染による死亡)は、

  群  :発症数:死亡数:致死率%
-----:---:---:----
ワクチン群: 74:  1:1.35
プラセボ群:170:  9:5.29

です。

 「すべての被験者は1年間にわたって追跡調査される」とされているので、「一年間の集計データ」とすると、

  群  :治験者年間死亡率
-----:--------
ワクチン群: 0.00062
プラセボ群: 0.00199

です。ベトナムの簡易寿命表は分からないので、日本の
「簡易生命表(R5年・男)」を援用すると、

年齢 :死亡率
 10:0.00006
 20:0.00043
 30:0.00055
 33:0.00062
 40:0.00102
 48:0.00198
 50:0.00243
 60:0.00633
 70:0.01724
 80:0.04773
 90:0.15182
100:0.40062
105:1.00000

です。この表の見かたは「50歳の男性は一年間に10万人中243人が召される」です。

 治験の不自然さはさておいて、正しいと仮定して結論を書きます。

 治験者の年齢構成は分からないのですが、治験者の総死亡率は、

・ワクチン接種者は日本の簡易寿命表での男性33歳に相当
・未接種者は同じく48歳に相当する

と言えます。

 確かに「未接種者のほうが死亡率は高い」のですが、それは「令和5年度における日本人男性48歳の死亡率と同じ」という結果なので、「治験者の年齢構成」の可能性も考えられ、恐れるような病とは思えません。

 「年齢ごとの治験結果」を精査しなければ、これ以上のことは言えませんが、この治験結果は「mRNAワクチン接種開始後に数十万人の超過死亡を記録した日本人でも、コスタイベを接種すると平均寿命がのびる」ことを示していますww

 これを以って「未接種(=48歳病?)は怖い」と思うかどうかは、自分次第ですww