「自悪党」 と 「公悪党」

　「浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」は、豊臣秀吉の暗殺を企んだ（悪党の代表とされる）石川五右衛門の辞世の句とされています。但し、一般の認識である「五右衛門が盗人（自悪党）」なのか、「秀吉を盗人（公悪党）」として詠ったのかは定かでは無いようです。

・自悪党：自分が悪であると認識している人。
・公悪党：公人として悪であると認識されている人。
注）似た名前の政党とは（ここでは）無関係ですω.ω

　それはさておき、「財務省解体デモ」が拡大しているようです。旧態メディアではあまり見ることは出来ないのですが、SNSでは盛んに発信されています。国民の実質負担率が５０％（ガソリン税やNHK受信料なども含めると６０％以上）に近付いてきていることがこのデモの原因のようで、「消費税廃止」や「ガソリンの暫定税率即時廃止」「基礎・給与所t苦控除１７８万円の実施」などを主張していて、これは庶民の生活苦からきているようです。

ガソリン税：本則税率28.7%と、特別税率25.1%を合わせて53.8%。特別税率は、実際に「東日本大震災の復興財源」に充てているかどうかは分りませんが、本来は１６０円以上では適用を停止される仕組み。また、この税金部分にも消費税が加算されている。

NHK受信料：放送電波を受信しなくても、受信できる装置を持っていれば強制的に徴収されるので、正しくは「受信料」ではなく「放送電波受信設備所有料」。

　本来は「自悪党」と「公悪党」に対して直接訴えるべきですが、この両悪党もまた財務省に操られていると思われます。それは、「両悪党」が盗人同様の為に、税務署に脅されたら従うしかないからです。そればかりか、実質的には予算配分の権限も財務省が握っているので、政治屋家業を継続するためには言いなりに・・・と云うよりも、寧ろ従っていれば能力に関係なく家業を維持できるからです。

　若しも、今の政治家に能力があり、国を良くしたいと思っているのなら「財務省解体デモ」は正しい市民運動として政治家も応援する筈です。財務省の「財務部門」と「税務部門」とを完全分離し、其々の「運用」「管理」「統計」などの一体化を不可とし権限を分ける事で、「盗人ではない政治家」はトバッチリを受け難くなります。

　無能な政治家には、大概「財務省お抱えの秘書」が張り付いているので、「慰労金」であろうが「政治資金」「パーティー会費」であろうが、その違法性の有無は、財務省は総て知り尽くしています。

　政治家は財務省に「真砂が尽きるまで」利用されますが、それよりも「盗人」の方が多いので、国民監視による「財務省解体デモ」が起きていると思われます。