「土人」は、特定の地域に土着している人なのですが、地域Aに土着している「土人A」が新しい地域Bに移動した場合、その地域には元々「土人B」が住んでいます。この時に、「土人A」が「土人B」を居住地(地域の一部)から追い出した場合、「侵略者A」と「旧土人B」の関係になります。
但し、大概の場合は「旧土人B」が「地域B」の全域を生活圏にしている訳でもなく、所有権の概念が定まっていない時代の場合は、一概に「侵略者」と言えるかどうかは微妙で、地域Bには「旧土人Bと新土人Aが共存した」と言った方が良いかも知れません。「地域」とは政治的概念なので、時代とともに変わります。
現在の科学では、数万年以上前から北海道とその周辺には生物学上のヒトが住んでいたとされています。ヒトが社会学上の人と認識できる2万年前には(旧)石器人が、民族と認識できる1万年ほど前には「縄文人」が住んでいたとされ、多くの縄文遺跡が発見されています。
縄文人は(日本海周辺の)土人の元祖で、後に「倭人」とよばれる「地勢学上の民族」になり、政治が行われると「地政学上の民族」になりました。つまり、「民族」も政治的な呼称であり、その時の為政者の政治判断によって「先住民族」が誕生します。本来は、(科学的に)特定地域に先住した証拠が有る民族が「先住民族」なのですが、「政治学上での民族」の場合は証拠を必要としないようです。
12世紀ころには、北海道とその周辺には「縄文人・弥生人から繋がる日本民族」は当然として、様々な民族が居住していたのですが、菅義偉氏の力によって「和人(日本民族)」以外の様々な民族は「アイヌ民族」に統一されたようです。
「アイヌ新法」によって、一万年以上前から居住していた縄文人は政治の力で「先住民族」の資格を失い、800年前の記録しか残っていない「アイヌ民族(北海道に住む和人以外の複数民族の総称)」が「先住民族」に指定されました。
つまり、旧土人である縄文人(固定された定義が有る)ではなく、新土人であるアイヌ民族(統一された定義はない)が「先住民族」であると政治的に決まり、「ウポポイ」が建てられ「北海道百年記念塔」が解体されたと云うことです。
中曽根首相による「日本人の知的水準発言」の釈明で、
『米国はアポロ計画や戦略防衛構想で大きな成果を上げているが、複合民族なので、教育などで手の届かないところもある。日本は単一民族だから手が届きやすいということだ。演説全体を読んでもらえばわかる。他国を誹謗したり、人種差別をしたわけではない』
と、「日本は単一民族」発言があり、問題が更に複雑化し現在に至っています。
政治家が、「民族」「人種」など、定義が定まっていない言葉を安易に使うと、政治的に利用されます。科学的に定義が定まている「男・女」ですら政治的には定義の変更は可能なので、定義の定まっていない「民族」は簡単に「政治の餌食」にされます。
但し、大概の場合は「旧土人B」が「地域B」の全域を生活圏にしている訳でもなく、所有権の概念が定まっていない時代の場合は、一概に「侵略者」と言えるかどうかは微妙で、地域Bには「旧土人Bと新土人Aが共存した」と言った方が良いかも知れません。「地域」とは政治的概念なので、時代とともに変わります。
現在の科学では、数万年以上前から北海道とその周辺には生物学上のヒトが住んでいたとされています。ヒトが社会学上の人と認識できる2万年前には(旧)石器人が、民族と認識できる1万年ほど前には「縄文人」が住んでいたとされ、多くの縄文遺跡が発見されています。
縄文人は(日本海周辺の)土人の元祖で、後に「倭人」とよばれる「地勢学上の民族」になり、政治が行われると「地政学上の民族」になりました。つまり、「民族」も政治的な呼称であり、その時の為政者の政治判断によって「先住民族」が誕生します。本来は、(科学的に)特定地域に先住した証拠が有る民族が「先住民族」なのですが、「政治学上での民族」の場合は証拠を必要としないようです。
12世紀ころには、北海道とその周辺には「縄文人・弥生人から繋がる日本民族」は当然として、様々な民族が居住していたのですが、菅義偉氏の力によって「和人(日本民族)」以外の様々な民族は「アイヌ民族」に統一されたようです。
「アイヌ新法」によって、一万年以上前から居住していた縄文人は政治の力で「先住民族」の資格を失い、800年前の記録しか残っていない「アイヌ民族(北海道に住む和人以外の複数民族の総称)」が「先住民族」に指定されました。
つまり、旧土人である縄文人(固定された定義が有る)ではなく、新土人であるアイヌ民族(統一された定義はない)が「先住民族」であると政治的に決まり、「ウポポイ」が建てられ「北海道百年記念塔」が解体されたと云うことです。
中曽根首相による「日本人の知的水準発言」の釈明で、
『米国はアポロ計画や戦略防衛構想で大きな成果を上げているが、複合民族なので、教育などで手の届かないところもある。日本は単一民族だから手が届きやすいということだ。演説全体を読んでもらえばわかる。他国を誹謗したり、人種差別をしたわけではない』
と、「日本は単一民族」発言があり、問題が更に複雑化し現在に至っています。
政治家が、「民族」「人種」など、定義が定まっていない言葉を安易に使うと、政治的に利用されます。科学的に定義が定まている「男・女」ですら政治的には定義の変更は可能なので、定義の定まっていない「民族」は簡単に「政治の餌食」にされます。
いつも皮肉がきいた面白い語り口で、さまざまなことを楽しく勉強させてもらっています。
ちょっと私には難しすぎる時もありますが、いつも、激しく(笑)同意させていただいています。
また、応援もありがとうございます。
「アイヌ新法」はそういうことだったんですね。
私、菅さんの時はけっこう応援していたのですが、このアイヌに関することだけは、納得いきませんでした。
だって、現在、純粋なアイヌ人て、いないって聞いてます。お隣の国のなりすましとか・・・利用されているだけのようで、心配です。
また、日本の歴史が歪曲されてしまうのかなって、とても気になっていました。
なんて、真夜中にコメントしてしまってすみません。
今回も勉強になりました!
これを実社会で言うと叩かれる恐れがあります。
「アイヌ人は政治的な命名であり、科学的な根拠はない」ので、政治が変わると存在しなくなるかもしれません。
しかしながら「アイヌ系民族」は確実にいるので、日本文化の一部として守る必要が有ると思っています。