オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「日本書紀」 と 「古事記」

2024年10月17日 | 歴史
 私は「日本書紀」を読んだことはないのですが、「古事記」は今でもツンドクしています。なので、以下は検索知識の羅列で、「Copilot構文」と言えるかもしれませんww

 「日本書紀(720年に成立)」は、シナ大陸で読まれることを前提にした「史書(今でいう歴史書ではない)」である可能性があります。遣隋使や遣唐使では、今でも「当時の日本人は隋や唐から、文化の遅れで馬鹿にされていた」と主張する日本人がいるくらいなので、当時の権力者が同様に思っても不思議ではありません。

 「日本書紀」は、神代(古、天地未剖、陰陽不分、渾沌如鶏子、溟涬而含牙。) から 持統天皇(第41代天皇、在位690~697年。3人目の女性天皇。生誕645年、享年59。) までの「史書」で、易姓革命(天命によって統治者が代わる)のシナ大陸(隋・唐時代)よりも優位性がある「統一王朝の一貫性」を示す必要性もあって編纂されたと思います。

 なので、日本人が見ると「間違い(或いは嘘)」ではないかと思われる記述が散見されるようです。当時の識者が気が付いていても当然で、後に(或いは並行して)「古事記(711年に編纂の命を受け712年に完成、と、その写本に書かれているだけで、証拠は無い)」が(秘密裏に)編纂されたのではないかと云う事です。

 「古事記」も、神代(天地初發之時:あめつちはじめてひらけしとき) から書かれていますが、推古天皇(第33代天皇、在位593~628年。最初の女性天皇。生誕554年、享年75。) で終わっていて、現存している日本最古の書物とされています。「刮目天さんのブログ」によると、日本書紀の嘘を正す為に古事記が編纂されたと書かれています。(その内容はさておいてww)私もその可能性が高いと思っています。

 「古事記」は。古事記と云う名の本ではなく、「古事(ふること)を記した書物」であることから名付けられたようです。「古事記の成立」を善意にとらえると「日本書紀の要約版」で、悪意でとらえると「日本書紀は古事記のパクリ本と見せかける」謀略、或いは、中立な見方でも「日本書紀の訂正版」です。

 私は、「事実」は短い説明で済み、「真実」は長い説明を要する、と思っています。「神話」は神が成した事の説明なので放って置くとして、「(人間)天皇」の説明は、長ければ長いほど疑わしく思います。

事実:神が成した事。
真実:事実を人が真と思う事。

 「旧約聖書」は46巻、「新約聖書」は27巻、ロシア正教では77巻、「コーラン」は30巻で、「日本書紀」は全30巻(別に系図1巻)から成っていますが、「古事記」は単行本一冊に収まります。本を読まない私の判断の拠りどころは、この短さですww。但し、何れも「良かれと思って書いた」と信じます。

・事実は神のみぞ知る。
・真実は勝者が決める。

と、これに尽きます。

 現在でも、シナ大陸と半島の民族は「日本は文化の遅れた国」としていて、「増税メガネ」もコレをネットで表明するくらいです。しかし、実態は「政治体制が遅れている」だけであり、日本人の文化は世界を導いています。

 一神教の「聖書」類には、「汝、殺す勿れ 。汝、盗む勿れ 。」などと書かれているようですが、それは当時の世相が、殺人・盗難が日常茶飯事であったことを表していて、日本には不要な書物だと思います。シナ大陸でも「孫子」「孔子」「孟子」など立派な書物を残しているようですが、それは「当時の世相は立派では無かった」事の証左です。

 「日本戦後書記(通称、日本国憲法)」は日本が不安定な時代に成立した書物なので、これを糺す為、「続古事記(欽定憲法)」が成立するまで、私が生きている間は死ねません マル


「先住民族」 と 「新土人」

2024年08月02日 | 歴史
 「土人」は、特定の地域に土着している人なのですが、地域Aに土着している「土人A」が新しい地域Bに移動した場合、その地域には元々「土人B」が住んでいます。この時に、「土人A」が「土人B」を居住地(地域の一部)から追い出した場合、「侵略者A」と「旧土人B」の関係になります。

 但し、大概の場合は「旧土人B」が「地域B」の全域を生活圏にしている訳でもなく
、所有権の概念が定まっていない時代の場合は、一概に「侵略者」と言えるかどうかは微妙で、地域Bには「旧土人Bと新土人Aが共存した」と言った方が良いかも知れません。「地域」とは政治的概念なので、時代とともに変わります。

 現在の科学では、数万年以上前から北海道とその周辺には生物学上のヒトが住んでいたとされています。ヒトが社会学上の人と認識できる2万年前には(旧)石器人が、民族と認識できる1万年ほど前には「縄文人」が住んでいたとされ、多くの縄文遺跡が発見されています。

 縄文人は(日本海周辺の)土人の元祖で、後に「倭人」とよばれる「地勢学上の民族」になり、政治が行われると「地政学上の民族」になりました。つまり、「民族」も政治的な呼称であり、その時の為政者の政治判断によって「先住民族」が誕生します。本来は、(科学的に)特定地域に先住した証拠が有る民族が「先住民族」なのですが、「政治学上での民族」の場合は証拠を必要としないようです。

 12世紀ころには、北海道とその周辺には「縄文人・弥生人から繋がる日本民族」は当然として、様々な民族が居住していたのですが、
菅義偉氏の力によって「和人(日本民族)」以外の様々な民族は「アイヌ民族」に統一されたようです。

 「アイヌ新法」によって、一万年以上前から居住していた縄文人は政治の力で「先住民族」の資格を失い、800年前の記録しか残っていない「アイヌ民族(北海道に住む和人以外の複数民族の総称)」が「先住民族」に指定されました。

 つまり、旧土人である縄文人(固定された定義が有る)ではなく、新土人であるアイヌ民族(統一された定義はない)が「先住民族」であると政治的に決まり、「ウポポイ」が建てられ「北海道百年記念塔」が解体されたと云うことです。

 
中曽根首相による「日本人の知的水準発言」の釈明で、

『米国はアポロ計画や戦略防衛構想で大きな成果を上げているが、複合民族なので、教育などで手の届かないところもある。日本は単一民族だから手が届きやすいということだ。演説全体を読んでもらえばわかる。他国を誹謗したり、人種差別をしたわけではない』

と、「日本は単一民族」発言があり、問題が更に複雑化し現在に至っています。

 政治家が、「民族」「人種」など、定義が定まっていない言葉を安易に使うと、政治的に利用されます。科学的に定義が定まている「男・
女」ですら政治的には定義の変更は可能なので、定義の定まっていない「民族」は簡単に「政治の餌食」にされます。


「植民地政策」 と 「移民受け入れ政策」

2024年06月03日 | 歴史
 アメリカの現大統領ではないかと噂されるwジョー・バイデンが、

「われわれの経済が成長している理由の1つは、移民を受け入れているからだ。・・・なぜ中国の経済がひどく失速しているのか。なぜ日本は問題を抱えているのか。なぜロシアもインドもそうなのか。それは彼らが外国人嫌いで移民を望んでいないからだ。」

と、
英語でシャベッタそうですww

 アメリカ大陸には「インディアン」などのネイティブが元々住んでいて、今の合衆国が英語を話すのは英国を主体とする欧州人による「植民地政策」が(移民の側から見て)成功したからです。最初は快く受け入れたかも知れませんが移民を受け入れたのはインディアンであり、また、成功したのは先住民ではなく移民側です。

 若しも将来に於いて、米国原住民(現アメリカ人)に対して日本人が「植民地政策」で成功した場合は、おそらく「ジャパン合衆国」も、

「われわれの経済が成長している理由の1つは、移民を受け入れているからだ」

と、言うかも知れません。現在では、実際に中国もこれを狙っていて、世界中に「移民」を送り出しています。

 移民の子孫が「移民受け入れ政策の成功」と言うのは笑い話にもなりませんが、侵略者による新国家樹立(合衆国側はは独立戦争の結果と嘯いている)とその成功体験を「神話
(一神教でのウソ話)」として将来に残すのは、西洋史の常です。

 数万年前から日本海周辺(日本列島とその周辺)には「縄文人」が先住していて、後にアイヌ(明確な定義はない)などの民族が移り住み、今では「(800年ほどの歴史を持つ)アイヌが先住民族」になりました。米国の神話は「250年前」の話です。

 「技能実習生」を「労奴」として輸入し、今では問題が顕在化したことから崖っぷちのフミヲは「育成就労制度」に移行させるようです。

 「なぜ現在の日本が問題を抱えているのか?」の答えは、「(実質的な)移民の受け入れ増大政策」です。

 政府は、多様性の包摂と言いながら「政策の主流」から外れた文化や学問を無視し、経済界や議員とその親族が「儲かりそうな文化・学問」に目を付けて利権団体を創設し、公務員の(実質的な)天下り先を増やします。

 現在の世界情勢では、外国に直接植民地を作るのが難くなったことから、政府は企業からの「安価な労働者の補充」を目的とした「内国植民地」を作ろうとしています。東京や大阪の周辺には、既に存在しているとのーーーうわさ話も聞きます。

 そこが、逆に「租界」にならないことを祈るばかりですww


「満州人」 と 「イギリス人」

2024年05月15日 | 歴史
 イギリス人は、神から与えられた「明白なる天命(マニフェスト・デスティニー)」によってアメリカを統治し、満州人は「天命が下った」としてシナ大陸(清朝)を統治することが出来ました。

 「北アメリカ」の大半は「イギリス人」が支配し、その後「アメリカ合衆国」として勝手に独立しました。米国には多くの元イギリス人が残っているのですが、「独立以降」は米国人です。当然乍ら、米国を元イギリス人が統治ししたからと言っても、英国(第二帝国)に対する領有権は米国にはありません。

 「満州人」は「支那大陸」の大半を支配して、その後「大清帝國」が成立しました。大清帝國滅亡後に「中華民国」が成立し、大日本帝国の保護により溥儀は満州国(大清帝国の聖地)で皇帝(康徳帝)に即位しました。中華民国には多くの満州人が残っていたのですが、以降は中国人です。当然乍ら、例えシナ大陸を「元満州人」が統治したからと言っても、満州に対する領有権は中華民国にありません。なので、満州帝国の成立は国際法にも準拠しています。

 孫文や蒋介石は、「漢民族による国家の再興」の為の援助資金を日本から受け取りながら、アメリカによる工作もあって中華民国成立後は、諸外国と同様に条約を結んで住んでいた日本人と敵対するようになりました。

 更に、ソ連の裏工作による中国共産党も加わってシナ事変が本格化し、後の「大東亜戦争」や「太平洋戦争」に繋がり、アメリカの原爆による「民間人大虐殺」を以って終戦を迎えました。

 戦後シナ大陸では、共産党が満州・蒙古・東トルキスタン・チベットに攻め入り民間人を虐殺することで手中に収め、大陸を追い出された(中国)国民党は台湾で「中華民国」を成立させ、台湾人を虐殺しました。

 今は、満州に「満州人」が存在しているかどうかも分からなくなり、「中共が満州(中国東北部)を不法占拠」しています。これを米英関係になぞらえると、「米国が英国を不法占拠」していることになります。

 アメリカは、単にインディアンを虐殺し土地を奪って成立しただけなのに、「独立戦争でアメリカをイギリス支配から解放した」事になっていて、これがアメリカの正統性を担保しているかのように振舞っています。中国共産党も「日中戦争によって満州を日本支配から解放した」と嘯いています。

 「ウイグル自治区(東トルキスタン)」「チベット自治区」「内モンゴル自治区(南モンゴル)」は、現在でも其々の民族が多少は残っているようなので、インディアンが少しだけ残っているアメリカ合衆国の成立に正統性を主張するのなら、アメリカは「中国共産党による侵略地の統治権は正統である」と認めざるを得ないかもしれませんww


「やまと国」 と 「邪馬台国」

2024年03月28日 | 歴史
 昔々、国家の概念が無かった日本海周辺に自分のことを「わ(我)」と言う、言霊を信じ文字を必要としない人々が住んでいました。そこに文字を必須とする民族が現れ「どこに住んでいるのか?」と訊かれて「わはやまと(我は山門)に住んでいる」と答えたために、「倭人の国は邪馬台(ヤマト)」とされました。

 「門(と)」は出入り口の意味で、「やまと」は、山岳地域や海岸沿いよりも安全な「山のすそ野」を意味し、特定の地域名ではなく、日本海周辺にある一般農耕民族の居住地区です。

 海浜部には「海人(あま)族」が住んでいて後に「天(あま)津神」の系譜となり、「海人(天)族」が「やまと」を統治することで「大和(やまと)」が成立した・・とさ。

 誰が日本列島を「やまと」と名付けたのかは分りませんが、言葉だけで信頼関係を築けた時代が去り、信用のおけぬ民族との付き合いが始まってから証文としての「文字」が必須となり、その民族から与えられたのが「邪馬台」の文字のようです。

 「邪馬台」は、「ヤマタイ」と読むか「ヤマト」と読むかは分からないのですが、「ひらがな・カタカナ」の成り立ちから考えると「也末止(やまと:ヤマト)」が正しいと思います。

 現在では「日本(ニッポン)」を英語で「Japan(ジャパン)」と呼ばれても何の違和感もなく日本人が受け入れているのと同様に、当時の「ヤマト民族」は「やまと」を外国人から「邪馬台」と書かれることを受け入れたと云うことになります。

 「シナ大陸」では、どの地域出身の王朝がその中原(チュウゲン)を支配しているかによって、シナ大陸の統一名を「・・秦・・漢・・宋・・隋・・唐・・元・明・清・(中華民国)・(中華人民共和国)」と呼ばれているようです。

 つまり、「シナ大陸」は「シナ」と云う国名ではなく、中原を支配している「天子である王朝」に由来する地域名が「国名」と云うことです。中華世界には天子は一人しかいないので、中華民族は他国の意思とは関係なく「中原を支配している者が世界(地球)の支配者」と考えています。

 歴史上の話とは言っても、「中原の天子」によって命名された「邪馬台」をそのまま表記している間は、日本人の意思とは関係なく、「日本は中華の周辺地域である」と認めることになります。実際に今でも、これを認めている政治屋・学者屋・報道屋は多いようで、政府の意思を決定する書類にも「中華ロゴ」が使用されていますww

 実際には、無知な自称「天子」が一人いるだけですが、「カネメ」も有って、これを「裸の王様」であると言う人は少ないようです。

 現在に於いて、「やまと」に「倭」「邪馬台」「大和」「日本」(「也末止」)の内の、どの字を当てるかによって、その人の「
脳のシビレ度」が判るかもしれませんww

 それは兎も角、外国人によって当て字された「倭」「邪馬台」などは「やまと全域(日本列島)」を指しているのではなく、特定の地域名にすぎないと云うことです。現在でも「Japan」には、国際法上明らかに日本領である「北方四島・竹島」や、「サ条約」で日本が「戦勝国連合(通称、国連)」に対して放棄しただけで、何処の国にも領有権のない「樺太」「千島列島」「満州」「台湾」等々は、連合国側と主張する個別の国々に「不法占拠」されたままで、「Japan」には含まれていません。

 もしも、連合国がこれらの「領有権が定まっていない地域」を、(国際法上は有効である)信託統治権を放棄し、「敵国条項」を無効にして日本に移譲(返還)すれば、日本国領となる可能性は残されています。
 
 これもさておき、私は「やまと」は日本列島全体を意味し、一方「倭」「邪馬台」「大和」は、「シナ大陸」での歴史上の成立国名に似ていて、日本列島の地域名に過ぎなかったと思っています。

 「神話」では、天の意思で中原の統治を任された天子によって「中国(チュウゴク)」が成立し、天の使い(天津神)が大国主(国津神)から国を譲りを受けた事で「葦原中国(あしはらのなかつくに:日本列島=やまと)」が成立した事になっているようです。