ポピュリズム(①はWikipedia):
① 一般大衆の利益や権利を守り、大衆の支持のもとに、既存のエリート主義である体制側や知識人などに批判的な政治思想、または政治姿勢のことである。
② 政治指導者が(一部の)大衆の一面的な欲望に迎合し,大衆を操作することによって権力を維持する方法。大衆迎合主義。
「ポピュリズム」の本来の意味は①で、「大衆主義(非エリート主義)」の政治運動の事でしたが、最近では、②の意味で使われます。②は、正しくは「ポピュラリズム(大衆扇動主義)」と言うべきで、政治手法としては、ポピュラーな人、例えば芸能人などの有名人を利用して大衆を扇動し政治的勝利を得る手法です。大衆に迎合するのではなく、大衆を迎合させる政治で、最近では小泉首相の「自民党をぶっ壊す、郵政民営化」が有名です。
外国の例では、ナチスなどの民族主義(ethnic populism)や、中共などの国家主義(national populisum:statism)もありますが、これらは「ナショナリズム」とは正反対の概念です。日本語では「ナショナリズム」を「国家主義」と訳される場合も有りますが、否、寧ろその場合の方が多いのですが、明らかに誤訳です。
パトリオティズム(patriotism)が「生まれ育った土地に対する愛着心」と訳せるように、ナショナリズムは「生まれ育った国に対する愛着心」と訳すべきで、これをサヨクは「(自国)一国主義者」と意図的に誤訳して広めた為に、混乱が生じています。
ヒトラーはオーストリア人なので、ドイツ国に対する「ナショナリズム」は考えにくく、アーリア系(当時は白人の意味)・ドイツ民族としての優越民族主義者です。ヒトラーが「黄色人種である日本」との三国同盟を受け入れたのも、明治維新前後の探検家によって「北海道アイヌ」が「白人種」ではないかとの噂が欧州に広まった事がその理由ではないかとする説もあるくらいです。但し、アイヌとは言っても多くの部族がいて、言語も習俗も違うので、一纏めにする事は出来ません。シベリア系の「アイヌ」が、若しかしたら「白人」に見えたのかもしれません。
アーリア人は「イラン~インド」地域を出自とする民族集団で、欧州にも拡散していきましたが、この事をヒトラーは知らなかったようです。その上、「ポピュリズム②:ポピュラリズム」でナチスが誕生したのが悲劇の始まりでした。若し、ヒトラーがドイツ生まれで「ナショナリズム」の持ち主だったら、多くのユダヤ人は虐殺されなかったかもしれません。
日本政府が「和人以外の人々」を「アイヌの人々」と一纏めにしているので、本来は「アイヌ」ではない「ニブフ」や「ウィルタ」等も、ここでは「アイヌの人々」と書かざるを得ません。「アイヌ協会」が認める人だけが「13世紀から蝦夷に住み始めたアイヌの子孫」ではないし、一万年以上前から北海道には縄文人が住んでいたことも科学的に明らかです。
「アイヌは先住民族」とした「アイヌ新法」は、ほゞ全会一致で成立しました。ヒトラー・ナチスの様に、無知によって民族を「新しい定義」で創り出す事は国民の対立を惹起します。これを防ぐには、「ナショナリズム」によって、日本人は全員「日本民族」とすべきです。

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