「加害者の考え方変える」医師による治療の記事が毎日新聞より配信されていました。
神奈川県内で唯一、県警から委嘱を受けストーカー加害者を治療している「大石クリニック」(横浜市中区弥生町)の大石雅之院長(64)が毎日新聞のインタビューに応えていました。これまで、県警が仲介したケースを含む46人の治療に関わってきた。大石院長は「被害者の防御だけでは限界がある。加害者の考え方を変える治療もあることを知ってほしい」と呼びかけています。
--クリニックに来るストーカー加害者の共通点は
大きく分けて、DV(ドメスティックバイオレンス)につながるケースと、それ以外がある。DVのケースでは暴力や性格の不一致などの原因で別れた配偶者や恋人につきまとう。加害者は支配欲が強く、自分が悪いとは思っていないことが多い。「止めに入った警察のせいで2人の関係が壊れた」など、独特の理屈で説明してくることもある。
それ以外のケースでは、加害者とほとんど面識がない他人や著名人が狙われる。被害者が前兆に気付かず、ある日突然、家にやってくることがある。性依存症などが背景にあることもある。
・・・全て原因が解ります。
--治療法は
(考え方のゆがみに気付かせ改善させる)「認知行動療法」を応用したプログラムを使っている。患者によって集団と個別での治療を使い分けている。
・・・原因が解らないのに対応できますか???
--具体的には
DVのケースでは、「男は女よりも偉い」というような間違った考えがベースにある場合が多く、スタッフと一緒に整理していく中で、修正してもらう。また相手への憎しみなど、どういう時に自分の感情が抑えきれなくなって、ストーカー行為につながるかを認識し、その状況を避ける方法もある。中には自分の障害を知らない加害者もいるため、診断名を付けて自分の特性を理解することで、社会に適応できるケースも多い。
・・・原因が解らないので仕方ありませんね!!
--治療期間と費用は
ケースにもよるが、週1回を10~20回程度重ねる。治療費は保険が適用されるので1回あたり500~1000円ほどになる。
・・・治療費は無料です。しかも、1回の処方箋で根本的に治療ができます。
--課題は
防犯カメラや戸締まりなどの対処法は知られているが、治療によって加害者に変わってもらうという考えが広まっていない。警察が注意することで9割近くの加害者は行為をやめるが、残り1割は執着し続けるとされている。この場合は治療をしないと問題の根本的な解決にはならないと考えている。
・・・医療現場では無理です。治療させていただけないでしょうか?
--治療が続かない人もいるのでは
当院では、DV・ストーカーの加害者で半年の治療が継続する率は25%ほど。日本での治療は始まったばかりで、手法が確立されて社会でも知られるようになれば改善されるだろう。最近はネットで情報を得た加害者が自ら治療に訪れることも増えた。可能であれば、被害者や周囲の人が治療に行くよう促すことが重要だ。
・・・根本原因を特定しています。効果がないことが先ずありえません。皆様の想像をはるかに超えるレベルの治療ができます。因みに、ほとんどの場合、患者本人には何もしません。取り巻くご家族などにより治療を行います。
いい加減に、この存在を知ってほしいと願っています。
余談ですが、進行がん・難病などはこの方法以外には絶対治せません。
《参 考》
昨年相談件数 過去最多1202件
田舎のおじさんからのメッセージでした。