シブがき隊解隊記念日

十数年前の今日１１月２日。
私は国立代々木体育館に居ました。
シブがき隊の解隊コンサートを観るために。

この頃の私はまだ成人もしていない学生で、
もちろん友達と旅行に行った事もなかったです。
そんな私が人生で初めて遠征をした記念すべき日でもあるのです

後になって聞いた話によると、解隊コンサートのチケは業界の人間でも
手に入れるのが難しいと言われたプラチナチケット
今ならオクにて高値で取引されるのでしょうね
ＦＣに入っていた私は、ＦＣで申し込み、それまでは落選などした事がなかったので、
誰でも取れるのがあたりまえ・・・くらいにかる～く考えていました。
この欲の無さがかえって良かったのか（今はチケの亡者と化してる）
一緒に行く相手も決定していないのに２枚申し込み、２枚簡単に取れてしまったのです。

そして私が相方に選んだ友達は、親衛隊に入っているにもかかわらず、
下っ端の為、チケが回って来なかったと言う・・・部活を通して知り合った他校の子でした。
なかなか親に東京行きを発表する事が出来ず
新幹線のキップを買いに行く約束をしている電話を親に聞かれ、バレてしまい大バトル
・・・私は涙ながらに『最後だから行きたい！』と訴えました。
今思えば、ちょ～過保護な気がするけど恥ずかしいほど(笑)
親に『東京で泊まるなんてダメ！コンサートが終わる頃に迎えに行くから。』と言われ、
（田舎もんは東京ってだけで怖いところって思ってたんじゃ・・・^^;ははは。）
それでも行けるのなら・・・と私はその条件を呑みました。

席は舞台に近い２階スタンド。
この時、最後だからとメンバーがカメラの持ち込みを許可してくれていました。
でも私はそんな情報を知る由もなく・・・
（この頃にネットがあればなぁ～いやいや、それはそれでもっとジャニヲタだったかも/笑）
これで最後なんだ・・・なんて実感、全然無かったですね
今自分がこの場所に居ること自体がなんだか不思議な感じでした。
涙も出なかったし悲しい・・・という感情も沸かなかったです。
その分、今でも解隊コンサートのビデオを見るとうるうる来てしまうんですけどね

東京からの帰りはブルートレイン。夜行バスが満席で取れなかったんです
そして私はこの電車の時間の所為で解隊コンサートを最後まで観ることが出来なかったのです
今となってはそれだけが心残り。

この話題は今でも時々我が家でネタになるのですが、そんな時私はいつも
「あの時、東京に行かせてくれたから今もＴＶに出てる彼等（シブ）を笑って見ていられるんだ・・・」
って言います
もしあの時、反対されて諦めていたら私は一生シブを見る度に、
あの時の悔しさを思い出して親にネチネチ恨み言を言っていると思います。

でもまぁ、私は頑固ですから、行くと言ったら誰に何を言われても行く・・・
そんな人間なのですけどね
親もそんな私の性格をよ～く分かっていたから許してくれたんでしょ(笑)

そして、今日が解隊記念日と知ってか知らずか、愛エプのジャッジマンが薬ちゃんでした
彼もかなりの毒舌　昔からちょっとトゲのある言い方だったもんな

あの頃と違い、今ではツアーで遠征する時も、●●に行くから・・・と
事後報告で済むこの身軽さ
親の束縛から解き放たれたと同時に無くしたものは若さかな
でもやってることはあの頃とまるで同じ。成長してません・・・


＠ようこりんのフォト日記＠