わたしにつながるいのちのために

2023年05月18日 | 日記

わたしにつながるいのちのために
https://shopyoti.cart.fc2.com/ca12/430/p-r12-s/

今日は、朝から自動水やり装置が働いてくれたので、午前中zoomで

「わたしにつながるいのちのために」読書会に参加しました

家が、ものすごい山奥にあるのと、結構人見知りなのもあって(笑)、リアルイベントには全然行けてないのだけど、オンラインだと、「あ、今日は雨だ♪よし、参加しよ♪」と気楽にポチっとzoomを開いて参加ができるので、便利な世の中に感謝

お金のしくみ勉強会でも、ほぼ1年かけて、一冊の本をみんなで読む読書会をやったりする

1年目は、朴先生の「財政破綻論の誤り」https://amzn.to/3MClv8D

2年目は、ステファニーケルトンの「財政赤字の神話」https://amzn.to/41Pa6H0

ちょうど、先日ケルトン本の読書会が完結しました

二冊とも、お金のしくみが分かってくると、そんなに難しい本ではないのだけど、特に1冊目の朴先生の本は、何も知らずに読んだときは、ちんぷんかんぷんで、数行読んでは深い眠りにつくという感じだった

財政破綻論の誤りの読書会では、1章ずつみなさんがそれぞれ気になるところを読み上げたり、質問したり、議論したりするような感じで進んでいきましたけど、「ここは取り立てて議論するような部分はないよなー」と思っていた章でも、出るわ出るわ、いろんな意見が噴出して、解像度上がりまくりで面白かったです

みんなで読むと、本っておもしろいな!と実感した1年目でした。

2年目は、1章ずつ、まず最初に中村先生の解説を聞いて、その後意見交換、質問をやっていくスタイルで、これはこれで、読んでなくても参加できるし(もちろん読んでから参加したほうが全然理解が進むことは言うまでもない)先生の注目フレーズとか、解釈の仕方に「なるほど」と思うことがたくさんあって、このスタイルもおもしろかったです。

本棚には、まだまだ読めてない分厚い本があるので、誰か一緒に読んでくれる人がいたら、読書会やってみたい

読書って、ずっと一人でやるものだと思っていたけど、昔は本って貴重だったから、音読してみんなで読むのが当たり前だったらしいです

江戸時代も、たくさんのカイドク会があちこちで開催されていて、殿様から子供までみんなが一堂に会して、対等にディスカッションしていたのだとか

で、話は今日の読書会に戻りますけれども

わたしにつながるいのちのために は、2006年に冨田氏と出会って、BIG FAMILYで全国発送のお手伝いしたり、とても縁のある本

原発 と聞くと、難しかったり、怖かったりするイメージがある
だけど、この本はマシマタケシさんのステキな挿絵が、やさしくて、タイトルもやさしい
何より分厚くないし(笑)、初めて手にした時も、一気に読んだような覚えがある

原発を肯定的に捉える人
必要だと思う人も、読んでみるといいのではないかと思う
知ったうえで、もう一度考えてみてもいいと思う

印象的だったキーワードは「後景化」

今日の読書会でも話したけれど、私は長崎で生まれ育って、被ばく者の話を聴く機会が多かったせいか、その背景にあることにまで意識が向かなかった。

911の事件が、ある意味私にとって世界の大問題に気を止めるアクセスポイントだったのかもしれない

MACRO to MICRO

ミクロに集中していると、マクロが見えなくなるように、その逆もしかり

でも、ふと顔を上げた瞬間に出会う事ってあるし、それは必然のように突然カメラのフォーカスが合うように焦点が向かう時ってあるのだろうと思う

生物学者の福岡伸一さんが、子供の頃ご両親から顕微鏡を買ってもらったときのことを書いていた
初めて蝶の羽を観察した時、焦点を合わせるためにゆっくりとレンズをあげていく
最初はぼんやりとしか見えなかったものが、急にピントが合って、美しいミクロの宇宙が広がった時の感動

なにか、そういうポジティブな衝撃に出会うこともあるけれど、その逆もあって
読書会の中でも紹介された、ジョアンナメイシーの言葉にもあるように

感謝の先の、深い嘆き

その嘆きに繋がった時に沸き起こる自分の中からの衝動とか、欲求が人を動かしていくのかもしれない

原発、核、戦争

とてつもなく深い嘆きに繋がると、大きな無力感を感じるけれども、
ハチドリのひとしずくは、だれかのアクセスポイントとなるのかもしれないし
美しい蝶が羽ばたいて起こるささやかな空気の振動が、どこか遠くの町で嵐となるような大きなうねりにつながるのかもしれない

今日の雨と、読書会を開いてくれた著者・冨田氏と、読書会に参加して共に時間を過ごした皆さんに改めて良い時間を頂きありがとうございました。

 

読書会は毎月・無料でやるそうです

https://fukishobo.blogspot.com/p/blog-page_6.html


5/25 番外編で、井上真由美さんのお話会

6/8「ウランといのちの声を聴く」読書会

6/15「わたしにつながるいのちのために」読書会

 

ということで企画しているそうです。

すべて午前中の会ですが、詳しい時間や参加方法はこちらのブログをご覧ください

https://fukishobo.blogspot.com/p/blog-page_6.html

 

また、来週5/22には、つながるいのち芸術祭オンラインイベントを企画しています。

こちらは、読書会ではないですが、オンラインで繋がりながら絵を描いたり、色を塗ったり一緒に過ごしてみませんかという会です。

冨田貴史氏の国際生物多様性の日にちなんだトークもあります。

https://threerings.shop/items/6437dc5557ef72002761c277

 

参考文献

ジョアンナメイシー「アクティブホープ」https://amzn.to/3MCfRDv

ジーンシャープ「独裁体制から民主主義へ―権力に対抗するための教科書」https://amzn.to/3Ogu3Dr

福岡伸一「生命海流」https://amzn.to/3Im0Rac

前田勉「江戸の読書会」https://amzn.to/41V833Y

冨田貴史「わたしにつながるいのちのために」 https://shopyoti.cart.fc2.com/ca12/430/p-r12-s/

冨田貴史「ウランといのちの声を聴く」 https://shopyoti.cart.fc2.com/ca12/423/p-r12-s/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿