健康と福祉を考えるブログ

双極2型障害の患者「レモンメロンパン」が、現代の医療、健康、福祉を素人なりに考えて綴るブログです。

上小地域の産科問題

2007-12-31 06:55:02 | 周産期医療
長野県上小地域(上田市・東御市・小県郡)では現在、上田市産院・国立病院機構長野病院・角田産婦人科内科医院・上田原レディース&マタニティクリニックの4院でしかお産を扱っていないのだが、今年11月に上田市産院の院長が辞意を表明し、来年から分娩受け入れ数を減らさざるを得なくなった。

更に12月に入って、長野病院に産科医を派遣している昭和大学病院の医局が、地元(東京都品川区他)近辺への医師派遣を優先させるために長野病院からの医師引き上げを発表した。

しかし、昭和大学病院の地元ではそんなに産科医が不足しているのか、いささか疑問である。
上小地域でお産を扱えないとなると、片道数十キロかけて分娩を扱っている病院に通わなくてはならない、という事実を果たしてどう考えているのか。

また、11月3日の記事
「いいお産の日」
http://blog.goo.ne.jp/yoca/e/e21dc2067d1205234e92b8bba4f7e29e
で紹介した、上田市産院へのバースセンター(院内助産所)の設置の要望であるが、上田市は今のところ消極的な姿勢であるらしい。
少子化問題を云々言うならば、まず安心して子供を産める態勢が必要不可欠だと思うのだが・・・。

【関連記事】(トラックバックを張れる記事については、トラックバックさせて頂きました)
国立長野病院の産科医引き揚げ問題で母袋市長が知事に要望(信州・長野県のニュース:SBC信越放送)
県議会に署名提出!(お産といのちを守るために)
署名活動(GREEN Peace.)

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