それぞれの部位によく集中することができないときは、「大脳」や「小脳」という風に、その部位を呼んでみるのもいいでしょう。 少なくとも呼ぶ瞬間にはそこに意識が行き、意識が行けばエネルギーも一緒に動きます。 焦らずにゆっくり脳を感じてみると、いつのまにか脳と親しくなっている自分を発見することができるでしょう。
「脳を眺めること」が難しく感じられたら、初めは脳の絵を見ながらそれぞれの部位に意識を集中するだけでも十分です。 2~3回絵を見ることを繰り返してから脳を眺めるトレーニングをすると、だんだん感覚がハッキリしてきて楽しくトレーニングすることができます。
脳を眺める
- 自分にあう楽な姿勢で座り、肩の力を抜いて背すじを真っすぐ伸ばします。
- ゆっくり息を吸い、楽に吐き出す深呼吸を3回繰り返し、体と心をリラックスさせます。
- 脳に意識を集中し、脳を保護している堅い頭蓋骨をイメージしながら感じてみます。
- 頭蓋骨の内側にあるくるみのようにデコボコした大脳皮質をイメージしながら感じてみます。 前、うしろ、上、横に視線を移しながら大脳皮質全体を立体的にイメージしながら感じます。
- 脳の最大面積を占める大脳を全体的に眺めます。 左側にある左脳を眺め、次に右側にある右脳を眺めます。 左脳は言語能力・計算能力・論理力・分析力などを担当する「言語脳」で、右脳は皮膚感覚・直観力・空間力・芸術感覚などを担当する「イメージ脳」です。
- 左脳と右脳をつないでいる脳梁を眺めます。
- 大脳の奥にある扁桃体を眺めます。扁桃体は感情を司るところです。
悩みがある時に扁桃体を眺めながら瞑想をすれば、心の整理をするのに効果的です。
- 扁桃体の横にある海馬を眺めます。海馬は情報入力を担当します。
人間の脳の中で脳細胞が増加する唯一の部位です。
- 大脳の下側にある小脳を眺めます。 小脳は平衡感覚と運動感覚を担当しています。
- 大脳と小脳の間に深く埋もれている間脳を眺めます。 間脳は、感覚情報を伝達する視床と、血圧•体温など身体を常に正常に維持する視床下部、 そしてホルモン分泌を調節する脳下垂体で成り立っています。 脳下垂体から分泌されるホルモンの流れをイメージしてみましょう。
- 間脳の下には中脳があります。中脳は眼球運動などの目と係わる仕事をしています。目が疲れやすいと感じたら、中脳にエネルギーを送るようにイメージしながら眺めましょう。
- 首の後の下の方へ視線を移して延髄を眺めます。 延髄は呼吸、消化、心臓拍動など生命維持に欠かせない役割を担っています。
- 最後に脊髓を眺めます。脊髓は細くて長い円柱みたいな形をしており、運動神経と感覚神経、自律神経が行き交う通路です。
- 脳全体を 20秒ぐらい眺めます。全体的に感じても良いし、1つずつ順番に眺めるのもいいでしょう。 その場合の順序は、大脳全体 → 左脳 → 右脳 → 扁桃体 → 海馬 → 小脳 → 間脳 → 脳下垂体 → 中脳 → 延髄 → 脊髓の順序に眺めます。
- 両手を強く擦り、熱くなった手のひらでやさしく顔をなで、頭全体をなでます。
出典: ブレインメディア より引用
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