私が双極性障害になったあの日…
初夏の陽気、とても晴れていたことをよく覚えている
薬局に就職してから半年ほど、なぜか動悸がおさまらない、胸のあたりがモヤモヤする、仕事へ行きたくない、帰りたい、帰りたい、帰りたい、帰りたい…
こんな日が1週間続いた
いくら新卒とはいえ、私も医療人
これはうつ病の前兆かもしれない…
仕事が休みの日、私は心療内科を受診した
案の定『うつ病』と診断された
薬をもらい、騙し騙し仕事を続けていた
うつ病の薬を飲んでるはずなのに…おかしい…症状が良くならない
もう1度心療内科を受診した
『薬を飲んでいるのに、苦しい気持ちが治りません』
私は先生にそう訴えた。
しばらく沈黙の後、先生にこう尋ねられた
『とても気分が良い日と悪い日がありませんか?』
確かにとても気分が良い日と、悪い日とハッキリ分かれていた
『うつ病ではなく、双極性障害ですね』
先程も書いたが、私も医療人
双極性障害がどんな病気か、もちろん知識はあった
知識はあった…知識は…
双極性障害の薬をもらい、帰宅
親になんて言えない…
職場になんて言えない…
誰にも言えない…
私は、自分が双極性障害だと隠しながら、家庭生活を、仕事を続けていた
薬は隠れてトイレで飲んだ
辛い時と楽な時が交互にやってくる
気持ちが辛い時の仕事は本当に辛かった…
気持ちがついていかず、体調が悪いと早退した日も数え切れない
このままでいいのだろうか…
こう思い始めたのはこの頃だと思う
次回、私が心を壊す決定的な出来事が起こる
今までの出来事は、私の心を壊していたのだ
そう気づくには少し遅すぎたのかもしれない
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