その後、葬祭場のスタッフと打ち合わせ、通夜は明日の6時から、翌日は午前10時半からの告別式が決まった。会場は環八沿いにあるメモリードホール1Fである。城野の実母とは入れ違いになってしまったが、実弟から、兄さんの顔、きれいでしたとの携帯連絡があった。嬉しい。義母の縫った浴衣が差し入れられ、夫の白い旅装束をその浴衣に切り替えてもらうよう、手配してもらった。午後は実妹を交えて、息子と娘のパソコン操作で、仕事先や親族、友だちといった人々への連絡に追われた。
城野は豪快に生きた人だった。海が好きで、ヨットの操縦も大好きだった。もっと好きだったのはお酒だった。同時に、仕事するのも好きだったから、休憩するよりも動いて、動いて、気が付いたら、ドッカ~ンとぶっ唐黷ス。ゴールデンウィークには九州を4日間旅しよう。10月には沖縄の教会で、ウェディングドレスを着た娘の手をとろう・・・夢みたいな計画は全部、キャンセル。命までもキャンセルだなんて!
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昔、タバコ吸っていた時代あり。
致命的によくない習慣だそうだ。