旅

　旅から帰ると、それなりに雑務に追われる。まずは、冷蔵庫に、野菜・卵・肉・魚・牛乳といった生鮮食料品を補充する必要がある。同時に、留守中の食事に利用してもらおうと、煮ておいた南瓜や牛蒡と牛肉に手をつけてない侘びしさを胸の内に感じつつ、捨てねばならない。大量の洗濯物も洗って、せっせと片付け、スーツケースの中味も整理し終えた。

　旅行中、撮影した写真はプリンターで焼いて、旅友だちに郵送し、希望する両親のもとへも届けた。旅の記録は忘れないうちにと、ブログに綴ったし、写真も数枚、フェイスブックに転送した。私のタイ旅行中に終了した実家の私道工事の代金は支払った。完成した塀と私道の写真は米国の弟へとファイル添付した。彼が想定していた私道とはあまりに趣が違う。選んだ工務店の力量に問題があったとは思うけれど・・・

　楽しかった旅の報告はそれを耳にする夫を刺戟したようだ。今週末は連休だから、紅葉狩りに行こうという。さらに、正月休みの宿もはやめに予約しておけと、夫はせかす。パソコンの前で、細々した文字を必死に眺めながら、宿の予約に奔走・・・と、いうか、眼だけを酷使した。とりわけ、今週末の宿の予約には苦労した。それでも、やっと・・・・紅葉狩りには箱根の宿を、正月休みは京都の宿を予約できた。



タイ国立舞踊の女性