明日は午前中、理容師が我が家に来て、父のヘアカットをしてくれる。これも老人介護サービスの一環である。もう3,40年も前のことだけど、弟が住むカリフォルニア州L.A.に滞在した際、暇つぶしに、ウォーレン・ビューティ主演の『シャンプー』という映画を見た。裕福な人々は専任のヘアスタイリストを自宅へ呼びつけるのだと、この時知った。私には美容師を自宅に呼ぶ力はなかったけれど、エヘーッ、父が理容師を呼ぶことになったと、なんだか可笑しい。
妹との待ち合わせ場所に向かうと、妹は父の食の細さを懸念し、今後は父も離乳食だねと、雑炊、胡麻豆腐、バナナの他、お手製の料理を用意していた。妹は亡くなった飼い猫にと贈られたお香典のお礼をしたいからと、新宿のデパートへ向かった。飼い猫が好きだったチリメンジャコの詰め合わせでも送るかなと笑っていた。私は明日、訪れる理容師のため、お湯を用意する洗面器でも買っておこうと、100円ショップに寄った。理容師に用意するのはお湯だけでいいそうだ。あとは訪問理美容券と1000円でOK!ハリウッドの自宅派遣美容師とはかなり趣が違うけれどねぇ。
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今日、昼下がりの西の空