ヨーコのきまぐれ日記

2/4 窓辺の雪景色に癒されて~

雪が降った翌朝は絵に描いたように美しい風景である。が、凍りついた道は滑りやすいだろうし、祖師谷大蔵駅近くの集会所で友だちが指導するヨガクラスに出席するのはちょっと無理かもしれないと思った。でも、2、3日前に、参加を約束していたのである。やはり、決行だと、ヨガ道場のありかを友人に尋ねたら、彼女の娘である大学院生が道案内をしてくれるという。無論、若い娘さんもヨガに参加するのだという。朝10時のヨガ開始時間に間に合うよう、家は出たはずだが、雪のせいで、小田急線は大幅に遅れてしまい、祖師谷駅改札で待ち合わせした私たちは少々遅刻した。でも、他にはまだ生徒がいなかったし、和気藹々とした雰囲気のうちに、ヨガが始まった。

 ヨガ会場は古びた木造の建物だったから、カーテンを開けた窓から雪化粧した庭が見える。雪が積もった庭木や塀。それがなんとも懐かしく、美しい。ヨガ講師のまん前に坐ったのは私で、窓側にはヨガを卒論のテーマにえらんだと聞いている大学院生。反対側には交代でヨガ講師を務める女性が坐った。二人とも講師が指示するとおり、身体が柔軟に動いていく。久々ぶりにヨガに参加した私の身体は不器用に反応して、時には、姿勢を手直ししてもらうこともある。途中から参加した生徒は二人いた。講師はそれぞれの生徒にさりげなく声をかける。1時間半のヨガだったが、アッというまに時間は経った。心はふうんわりと落ち着いた。

 ジム道場からの帰り道、私は買物を済ませ、妹とランチしていたので、気がつかなかったけれど、ヨガの指導をしてくれた友だちからは携帯メールが届いていた。凄く緊張したという。でも、嬉しかったとの伝言。緊張しすぎたのは、むしろ、私の方だった。片足をスーと片脚に沿わせて、持ち上げ、両手を合掌して、頭上に持ち上げて、片足立ちする時、私は目の前に立つ友達の真剣な表情と見事な立ち姿に圧倒されて、フラフラと身体がよろめいた。とても、無の境地にはなれなかった。ちょっと残念である。

 さらに、残念だったのは、どう手助けしてもらっても、身体のひねりを利用した腕まわしの姿勢がとれなかったことである。少々口惜しい。ただ、こうしたことはある程度、予想はしていた。が、私にとって嬉しく、晴れがましいことは、友だちがヨガ指導者として、あるいは、ピラティスの指南役として成長していくことである。道案内してくれた大学院の学生も何を大きな目標にしているのか詳しくは知らないが、なんかたのもしい気がする。オッといけない。ついつい他者、というか、若者への期待が膨らんでしまう。いつのまにやら、面倒な学習や根気が乏しくなっていく自分への戒めかもしれんネ。
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