ヨーコのきまぐれ日記

2/9 風邪の贈物

 ピラティスレッスンは深い胸式呼吸と腹筋の保持がたえず必要で、動きの少ない運動のわりには、じんわり汗ばみ、どっしりと疲れる。金曜日のレッスンの途中、私はもう自分の姿勢を保つ気力がなくなり、疲労を理由に途中退場した。帰り道、私の背中はちんまりと丸まり、トボトボと歩いていたら、アラッと、声をかけた女性の声に気づいて、顔を上げた。今週月曜日、ヨガ道場へと道案内してくれた大学院生の笑顔があった。彼女は今、私が早退したピラティスレッスン会場へ向かうところだった。「私、はやびきしたの。会場に手紙を置いといたから!」と、それだけ、彼女に告げて、自宅へ戻った。道案内のお礼の手紙を会場に置いてきたのだった。

 帰宅して、すぐ昼寝したせいか、体調はずいぶんよくなった。翌日はジムへも行かず、おとなしく暮らすことにした。が、夫や妹と一緒に、近所のインド料理屋で食事しての帰り道、たっぷり厚着しているのに、なんて、寒いんだろうと身震いした。いやな予感。そう風邪小僧が忍び寄るかんじだ。夜、常備している漢方薬系の風邪薬を飲んで寝ようとしたら、アリャリャ、風邪薬がない。例年、誰よりも先駆けて、風邪をひく夫が全部飲んでしまっていたのだ。なんたること!夫は買いに行ってやろうかと言う。が、時間が遅い。どの店も閉まっているだろう。しょうがない。翌朝、10時になるのを待って、風邪薬を買いに行こう!

 しかし、風邪をひくと、体調がそう悪化しないかぎり、楽チンである。朝、買って来た風邪薬のおかげで、いっきに体調はよくなった。それでも、水仕事はなるべくさぼって、食事も近所の料理屋へ食べに行くことが多い。ふだん、私は自宅で映画を見る習慣がない。そんな時間もないし、見るなら、映画館を利用する方針である。ところが、この連休中、夫が借りてきたDVDはいったい何本になるのだろう?!ずいぶんと映画を見た。なかなかいい映画がある。予想を超えて、凄いっ!と感じたのは「トランスアメリカ」、やっぱりいいよは「幸せのレシピ」など・・・・前に見たことあるんで、な~ぁんだと落胆したんだけど、いい映画の重み、凄みをズッシンと再認識したのが、「ミリオンダラーべビー」や「ショーシャンクの空」だった。こんな体験も風邪菌の贈物かしらん。

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