さっき買って来た里芋の泥のついた皮をむくと、きめの細かい、色白の肌(?)が出てきた。母の田舎が福井県だという友だちが郷里から届いた里芋をよく分けてくれた。そのおいしさは格別だった。でも、泥つきの里芋はどれもおいしいわけではない。たまに、ごりごりと硬い軽石みたいな里芋に出会うことがある。そうなると、包丁持ったまま、泣きたくなる。 鰹と昆布でだしをとり、里芋と小さながんもどきを煮た。もやしとグリーンアスパラは茹でて、焼いた甘塩鱈と和えた。すりおろしの生姜を混ぜた随ン油味の切干大根には帆立貝柱の水煮を和えた。こうしたものを大きなタッパーに詰めて、近所の両親のもとへ、これから届けるつもりだ。薄味で炊いた里芋、気に入ってくれるといいけど・・・ 白い里芋を炊くだしに足す醤油は一滴 加えるだしとお酒はたっぷりだけどネ。